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幻の… 銀幕ガールを 見てみたい!
こんばんは。mac"oです。
自称、家事手伝いの 外から見たら、ニートな孫です。
ただ今 102歳の、元気すぎる*おはなさん*と暮らしています。
地方の、田舎の、この街で、半世紀以上も生きてきた…そんな*おはなさん*の人生のエピソードの中でも、どうしても、気になっていることがあるんです。
それは、、、、
*おはなさん*は、どうやら、映画に出たことがある、らしい。
ちょっした冗談さえも通じない*おはなさん*なのだけれど、1本調子ゆえに意外にも面白いエピソードがあったりします。
大正生まれの*おはなさん*は、今で言う、中学校を卒業してすぐに女学校に進学したものだと思っていました。
家計を助けるために、村のほとんどの子どもが集団就職で紡績工場へ行く中で、たぶん甘やかされていた末娘の*おはなさん*は、我が家よりもっともっと山奥の田舎から、兄弟を頼って、この街に出てきました。
まだ、何も分からない14歳の数ヶ月間、繁華街のど真ん中にあるお茶処で、*おはなさん*は給仕婦のアルバイトをしていたみたいです。
働き始めて数日後。偶然に、その街に映画の撮影がやって来て、*おはなさん*もエキストラで出演したって言うんです。
「駆け込んできたお客さんに、ビールをついで出したのよ。」
昭和の初期に、そんなハイカラな飲みものが普通にあったのかな…なんて思いながら聞いているわたしに、*おはなさん*は撮影の様子を細かく話してくれました。
「映画なんて、見たこともなかったんだけどねえ…」
おぼろげに覚えていた題名や、役者さんの名前、自分で演技?した内容まで、少女時代に初めて経験した特別な経験だったから、90年経った今になっても、意外と覚えているものです。
たぶん…わたしにしか話していなかった、激レア話を参考にして、ネットで検索してみたけれど、それらしい映像は見つかりませんでした。
せっかく長生きしてきたのだから、幻の晴れ姿を見せてあげたい!
ナントカ探偵さんに探してもらうしかないかも…なんて諦めながらも、叶えられそうで叶えられない…世紀のご対面を、いつかは実現してあげたい!って、そう密かに思い続けている、孫なのでした。
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