チームの業務👬を見える化👀 2大タスク管理『ASANA』と『Monday.com』の概要と展望
ASANAやMonday.comのことを語る前にタスク管理について述べたいと思います。
タスク管理とは
プロジェクトを遂行するために個々のチームメンバーに割り振られた担当業務を管理することです。具体的には、タスクの内容、進め方、納期、振り返りなどについて設定し、進捗や達成度を確認し、必要があれば軌道修正すること
タスク管理の課題
そうはいっても、管理者とチームメンバーとが、情報共有するためには、現実的には以下のような課題があり、タスク管理をするにはなかなか大変です。
・今やるべきことを一覧化できない
・タスクの依存関係がうまく表現できない
・管理者側からみて状況がよくわからない
・スマホから使いづらい
テレワーク等が多くなっている今日、割り振られた担当業務を管理を把握することは、尚更に難しくなっており、生産性向上の低下が懸念されます
これらの課題を全て解決してくれるのが今回紹介するASANAとMonday.comになります。
『ASANA』の概要
アサナはチームごとに日々の仕事の進捗や締め切りを一元管理できるクラウドソフトを提供する企業
創設者兼CEO
元Facebook共同創設者
ダスティン・モスコヴィッツ氏
出資者
Benchmark Capital
Andreessen-Horowitz
Ron Conway
Peter Thiel
Mitch Kapor
Owen van Natta
Sean Parker
Jed Stremel
設立の動機
2008年
FB設立から4年後、業務管理ソフトはチーム全体の業務を見える化することで、社内調整など価値を生まない『仕事のための仕事』をなくすために設立
ASANAの特徴
専門的な知識が不必要
・仕事の管理・調整を、誰でも簡単にスムーズに行えるUIと多機能性
各種利用シーンに合わせて様々な使い方が可能
・1日〜1週間程度の業務の管理
・チームでの問い合わせ対応
・ナレッジベースや新人研修のチェックリスト
・会議の議事録としてなど
Asanaには、開発を行う 200 社を超えるテクノロジーパートナーがいるが、さらにZoom が新たに加わりました。一元管理型プラットフォームとしての Asana の機能を強化
ASANAの最大の競合企業
『Monday.com』の概要
2012年、WixからのスピンアウトしたMonday.comです。タスク管理において、成長著しいイスラエルの企業
有望企業がノミネートされる2020年Forbes Cloud100に選出され、580,000人、146ヶ国、100,000チームがmonday.comを利用しています。
創設者兼CEO
2012年にRoy Mann、Eran Kampf、Eran Zinmanによって設立
出資者
Stripes Group
Insight Venture Partners
Entrée Capital
Sapphire Ventures
Hamilton Lane
HarbourVest Partners
ION Crossover Partners
Vintage Investment Partners
Monday.comの特徴
専門知識が不用であり、幅広い部門で利用できる汎用性を持ち企業の生産性向上をサポートするタスク管理ツール
・チームマネジメント
・プロジェクト管理
・チームのコミュニケーション
・営業の顧客管理
・人事部門の採用管理
・ワークフロー
Zoom、Slack、Excel、Google Drive、Dropboxなど幅広い外部アプリとの連携も可能
日本を含め世界180ヶ国、200以上の業種、11万社以上に導入
Monday.comの成長性と可能性
・2020年の売上高は前年比106%増の1億6100万ドル
直近の四半期実績に基づく今年の予想売上は2億3600万ドルで、成長率は85%に達する予定
・12万人のユーザーのうち70%がテック系以外の顧客であり、テック系に依存しないので、今後もさらに成長が見込める
今後の展望
現時点では、大企業のシェア獲得率には優位性がありますが、将来的には2021年6月に米国上場したばかりのMonday.comがASANAの最大のライバルになるのは間違いなさそうです
株価は両企業、順調に推移
引き続き、タスク管理業界と株価の動向に着目していきたい。
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