サマータイムという呼称
先週末、アメリカの「サマータイム」が終了しました。週末が1時間伸びたり、日本との会議が若干しやすくなったりと私にとっては嬉しいことでした。そんな話を日本にいる友人に話していると、サマータイムなのにこんな時期まで続いているのかとよく言われます。
日本ではあまり馴染のないサマータイムですが、そもそもSummer timeという呼び方をアメリカ英語ではしません。Daylight saving time (DST)と呼ばれており、元のコンセプトである日照を活用しようということが分かりやすい名前となっています。詳細な経緯は不明なのですが、どうやら北米で提唱され始まったDSTが欧州に輸入された際、サマータイムと呼ぶようになったようです。
イギリス英語とアメリカ英語を比較したコントでは、比較的直接的な表現をするアメリカ英語を小馬鹿にするような構図がよく見られます。しかし、コンセプトの分かりやすさや実態により則した名称という点で、サマータイムに関してはDSTのほうが優れているように個人的には思います。