【マヤメキシコの商品ができるまで】#1デザインについて
皆さん、こんにちは!
MAYA MEXICOインターン生のおくやまです。
先日、日本のテレビ番組でカンクンが紹介されていましたね😊
すでにご存じの方もいらっしゃる方も多いかもしれませんが、私たちマヤメキシコもカンクンを拠点に活動を行っています!
突然ですが、皆さんはマヤ刺繍が完成するまでの過程をご存知でしょうか?今回から全6回にわたってその様子をご紹介していきます✨
記念すべき第1回はデザインについてです!
第1回:デザイン(←本投稿!)
第2回:作戦会議
第3回:布を裁断
第4回:下絵をうつす
第5回:刺繡スタート
第6回:刺繍完成、縫製
マヤ刺繡のモチーフって?
マヤ刺繍の多くは、マヤ村の植物をモチーフとした、代々伝わるデザインをもとに作られています。とても古いデザインもあり、今となっては何の花なのか分からないものもあるそうです。
また、メキシコの地域やその文化によって刺繍のデザインは異なってきます。
「マヤ村の植物」とありますが、マヤ文明の最も重要な地域であるユカタン半島の代表的な植物ってなかなか思い浮かばないですよね…。いくつか見ていきましょう🌼
【サンディエゴ】
ピンクの花として有名なサンディエゴはマヤ人によって「makal」と呼ばれています。生命力が強く、雑草のように成長すると言われる植物ですが、地域によってはその薬効効果から風邪および呼吸器の状態を治すために使用されることをあるのだとか。
【チチベ】
花は黄色で、1日正午のあたりで1時間しか花びらが開かないちょっとロマンチックな植物です。チチベという名称はマヤ起源のもので、マヤの人々は歯の痛みを軽減させるために使っていたそうです。
【コラリロ】
開花時はピンク色または白色の花を咲かせます。その学名は rivina humulisですが、bajatripaまたはchililloとも呼ばれるそうです。
オトミ刺繍のデザインモチーフは?
オトミ刺繍では、鳥や馬などの動物や、草木や花といった植物が幻想的に描かれることが多いです。白い生地に描かれた動植物のデザインは一瞬で目を引く美しさがあります。
▲オトミ刺繍を施した財布のデザイン例▲
オトミ刺繍の商品は主にDRACOというブランドで取り扱っておりますので、こちらのリンクからご覧ください→https://dracojapan.official.ec/
色合いがカラフルで可愛らしいデザインですが、どこか幾何学的で文明やメキシコの自然も感じられるデザインなのもポイントです🌵
刺繡のモチーフに思いを馳せて
メキシコの植物といえば一番に思い浮かぶのはサボテンでしたが、サボテン以外にもダリアやコスモスもメキシコ原産の花なんだそうですよ…!!
私はまだマヤ村に訪れたことがないのですが、この先訪れる機会があったらもしかしたらこの花はあの刺繍のモチーフなのかなと、なぞ解きをするような気持ちで植物を眺めてみたいです🌿
皆さんもマヤ刺繍に限らず、メキシコの伝統刺繍を目にしたときにその刺繍のモチーフがどのような動植物なのか、違った楽しみ方ができるかもしれませんね。
それでは、次回の投稿をお楽しみに✨