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メキシコでの子育てがより楽しく!知っておきたい、メキシコの歌のお姉さん

みなさん、子どもの頃に好きだった歌のお姉さんは誰でしたか?年齢がバレてしまうので、私の好きだったお姉さんの名前は書きませんが、自分の小さい頃、そしてお子さんの小さい頃に好きになった歌のお姉さんは、ずっと記憶に残りますよね。

メキシコにも、有名な歌のお姉さんがいて、テレビ番組やYouTubeで見られる他、コンサートもあります。

今回はメキシコの子どもに大人気な、歌のお姉さんたちとその魅力を紹介します!

有名な3人の歌のお姉さん

まずはメキシコで有名なお姉さんたちをご紹介します!歌のお姉さんたちの歌には、オリジナルソングもあれば、スペイン語の童謡もあります。

Bely(Belinda Treviño)

Betoという男の子のキャラクターとともに、Bely y Betoとして活動。息子もハマり、コンサートにも行きました。モンテレイが地盤なので、YouTube番組の中では、モンテレイのさまざまな場所で撮影された動画が見られます。息子のお気に入りソングは、Gorilaと、El baño。

Tatiana(Tatiana Palacios)

Tatianaも、モンテレイで育った歌のお姉さん。メキシコの幼稚園で、子どもたちは必ず一度はTatianaの歌を聞いているはず。息子のお気に入りソングは、No me quiero bañarと、Susanita tiene un raton。

Luli Pampín

Luli Pampínはアルゼンチンの歌のお姉さん。メキシコでも大人気です!息子のお気に入りソングは、Soy una tazaと、Chumbala Cachumbala。

このお三方以外にも歌のお姉さんはいますが、私がモンテレイでよく聞いたのはこのお姉さんたちの歌でした。

世代を超えて愛される、歌のお姉さん

ラテンの“歌のお姉さん"ですが、実は日本とはちょっとシステムが異なります。

まず日本の歌のお姉さん、お兄さんは、子供向けテレビ番組に出演され、数年ごとに番組内で世代交代が行われますよね。

一方ラテンの歌のお姉さんは、なんと世代交代なし!テレビ番組の中の"歌のお姉さん"、というよりは、職業"歌のお姉さん"といった感覚。ご本人が引退を宣言しない限り、ずっと歌のお姉さんなのです。

先ほど紹介した、BelyとTatianaは実は50代のお姉さん!とはいえ、その年齢を疑うほどで、各地をコンサートで駆け巡り、ダンスもキレキレ!

ずっと同じお姉さんなので、世代を超えて、愛されています。コンサートではお子さんだけでなく、昔そのお姉さんを好きだったと思われる、お父さんお母さんもノリノリで歌っています。

ラテンな曲調にカラフルな衣装!

メキシコの子ども向けの歌は、ラテンな曲調のものも多く、思わず口ずさんだり踊ったりしたくなります。また急に変調するなど、本当に子どもの歌なの?と思えるような面白いものも。聞いたことがない方は、何曲か聞いてみて、その音調やリズムをぜひ楽しんでいただけたらと思います。

また歌のお姉さんごとに、テーマカラーがあり、ユニフォーム(ドレス)もあるんです!コンサートではドレスやテーマカラーの服を着た子どもたちもたくさん。大人用のTシャツも売っていて、着て来る方も多いです!(私も着ました笑)

キラキラなドレスを着て、明るいラテンな曲を歌って踊るお姉さんたち。見て、聞いて、一緒に歌って、大人も子供もなんだか元気がもらえる!これもメキシコの歌のお姉さん達の大きな魅力です。

スペイン語の勉強にもおすすめ!

メキシコの子どもの歌は、大人がスペイン語を覚えるのにもとてもおすすめ!簡単な単語が、はっきりした音で、繰り返し聞こえてくるので、知らず知らずのうちに、スペイン語の単語やフレーズを覚えることができます。

動画では歌詞のテロップやイラストが現れることも多いので、辞書を見なくてもなんとなく理解できるところも良いのです。

私はSoy una tazaと言う曲で、キッチン用品の名前を覚えました。(スプーン、フォーク、ナイフがなかなか覚えられない方、ぜひ下の動画をご覧ください!)

人間らしさも、愛されるポイント

夏に家族でBely y Betoのコンサートに行った日、その日はちょうどBelyのお誕生日でした。みんなでBelyのお祝いをしよう!と、ケーキや歌の演出があったのち、スペシャルゲストが登場するよとのこと。そのゲストはなんとBelyさんの旦那さん!真っ赤な薔薇の花束を持って私服で登場しました。

日本だと、歌のお姉さんやお兄さんは、現役時代にプライベートを外に出すことは少ないような気がします。ましてやご家族がコンサートに登場するなんて、ほとんどないのでは。(もちろん、この日本のスタイルも、歌のお姉さんお兄さんや、子ども向け番組の世界観を崩さないための取り組みとして素晴らしいと思います。)

一方、ラテンの歌のおねえさんたちは、Instagramなどでプライベートも公開。実のお子さんの写真から旅行に行ったという内容まで、私生活を垣間見ることができます。テレビや舞台で華やかに踊る歌のお姉さんも、家ではお母さんなんだよな、友達とのんびりもするんだよな、と思うと、親近感が湧くとともに、尊敬の念を抱き、一層好きになっちゃいます。

まとめ

元気でパワフルなメキシコの歌のお姉さんたち。特に、歌のお姉さんであり、人生のお姉さんでもある、BelyやTatianaからは、大人の私も無条件に勇気をもらいました。息切れもせずに2時間もコンサートで歌って踊っていたBely。日頃からトレーニングをしていないと、絶対にあんなことはできないはず。

私が今から歌のお姉さんになることはないですが(音痴ですし笑)、でも年齢や状況を言い訳にせず、もっとやりたいことにチャレンジしていいんだよなと、お姉さんたちに背中を叩かれた気がします。

子どもが楽しいだけじゃない、知れば知るほど深みのある、ラテンの歌のお姉さんたち。YouTubeにもたくさん動画があるので、ぜひ親子で歌や踊りや世界観を楽しんでみてくださいね!


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