街中がフォトスポット!世界遺産の街、サンミゲル・デ・アジェンデ
メキシコ中央部、グアナファト州に位置する、サンミゲル・デ・アジェンデ。18世紀頃に建てられた、美しい街並みは世界遺産にも登録されています。街歩きもお買い物も楽しい、サンミゲル・デ・アジェンデの旅の記録です。
1. ぶらり街歩き
サンミゲル・デ・アジェンデの街はコンパクトなので、主要な観光スポットは徒歩で見て回ることができます。街中には赤や茶色など暖色の壁が続き、シャッターを押したくなる光景が広がっていました。
教会めぐり
まずは、街のシンボルとも言える、サンミゲル教区教会(Parroquia de San Miguel Arcángel)から散策をスタート。
薄ピンクの石で建てられた美しい教会で、中も見ることができます。日の当たり方や、夜のライトアップによって、見るたびに異なる表情を見せてくれる教会でした。
教会の前にはアジェンデ庭園という広場があります。広場周辺は歩行者天国になっていて、お子さま連れでも安心して散策できます。
続いてこちらは、黄色の外壁が印象的なラ・コンセプション教会(Templo de la Purísima Concepción)。
教会を少し西に進むと橋があり、教会や街の景色を少し高いところから見ることができました。
続いてこちらの教会は、Templo de Nuestra Señora de la Salud。教会の前の広場Plaza Civicaは、広々していて、風船などを売る露店が出ていました。
すぐ隣には、オレンジの尖塔が素敵なサンフェリペ・ネリ教会(Templo del Oratorio de San Felipe Neri)。
教会によって建物の色や内部が異なり、教会を見つけるたびにじっくり眺めてしまいました。
見晴らしのよい展望台
サンミゲル教区教会から約15分、息が切れるほどの急な坂道をのぼると、展望台(El Mirador)があります。教会を含めた街全体を眺めることができ、遠くには湖も見えました。
展望台への往復の道は、石畳の坂道。オレンジや黄色、ピンクなどの暖色の壁が美しい建物が並んでいます。ゆっくり写真を撮りながら散策できました。
芸術の街ならではの壁画
芸術の街とも呼ばれる、サンミゲル・デ・アジェンデ。美しい壁画を見られるスポットにも行きました。
まずはこちらの図書館、Biblioteca Pública de San Miguel de Allende。図書館の入り口にある、売店の天井には、オレンジ色の力強い壁画が。迫力のある壁画で、首が痛くなるほどずっと見上げてしまいました。
売店で取り扱っている本やお土産も、手に取りたくなるような素敵なもので溢れていました。
図書館に入ると、中庭があります。キッズコーナーもありました。
続いて、エルニグロマンテ文化会館(Centro Cultural Ignacio Ramírez El Nigromante)。中庭を囲むように立派な回廊があります。1番の見どころは、シケイロスの壁画室。壁一面に絵が書かれています。
他にもいくつかの壁画があり、回廊を歩きながら、ゆっくり壁画を眺めることができました。
本屋さんもあり、子供の絵本も売っていました。なんと、五味太郎さんのスペイン語版の絵本を発見!サイズ感もちょうど良かったので買って帰りました。
太陽が溢れるホテル
こちらは、Hotel Casa de Los Soles。太陽モチーフの陶器が壁一面に飾られたホテルです。受付の方に、入って写真を撮って良いか聞いたところ、快くOKしてくださいました。
おしゃれなスターバックス
アジェンデ庭園に隣接した、スターバックスコーヒーは、古い建物を利用したお店で、素敵な中庭がありました。
Bean Thereシリーズのマグカップも無事ゲット。ついでに、先日オアハカで売り切れていた、オアハカのカップも購入できました。
2. お買い物も楽しい!
サンミゲル・デ・アジェンデは民芸品作りでも有名な街。街歩きしながら気になったお店に入るのもとても楽しかったです。
カラフルなオイルクロスのグッズ
私が今回一番ときめいたのは、こちらのオイルクロス屋さん。オイルクロスは、タコス屋さんなどでテーブルクロスとして見かける、カラフルなビニール製の生地。Hotel Casa de Los Solesの隣にあるお店が、質も良く種類も豊富。ポーチやレジャーシートを購入しました。
市場でお買い物
アルテサニア市場にはさまざまな民芸品が!特にブリキ細工のマグネットや置物がとてもかわいかったです。
ブリキ細工はオアハカも有名ですが、オアハカのものはブリキの色を生かした素朴なデザイン、サンミゲルのものは、アンティークな色合いのものが多く、どちらも魅力的です。
アルテサニア市場に併設して、サン・ミゲル市場、イグナシオ・ラミレス市場という、食べ物やお花が売られている市場があります。メキシコらしい雰囲気を味わえる市場でした。
アジェンデ庭園周辺にもお土産屋さんがあったり、露店でドライフラワーのリースや花冠が売られていました。サンミゲル・デ・アジェンデは、お買い物好きにはたまらない街でした。
素朴でかわいいおもちゃたち
サンミゲル教区教会の真横の、La Esquinaというおもちゃ屋さんには、センスの良いおもちゃがたくさん!おもちゃ博物館La Esquinaが運営しているお店のようです。今回は行けなかったのですが、博物館の2階には子どもが遊べるスペースもあるようなので、いつか行ってみたいです。
下の写真は、アジェンデ庭園沿いの、木製パズルのお店で購入した恐竜。他にも動物や車、名前のパズルなどがありました。
アルテサニアス市場にも、おもちゃがありました。息子セレクトで、ブリキのトラックや木製のトーマス(?)などを購入しました。
3. 素敵なカフェも!
サンミゲル・デ・アジェンデは、おしゃれなカフェもたくさん!今回訪れたお店を紹介します。
Chocolates y Churros San Augustín
朝1番に行きましたが、次々とお客さんが来て、お店を出る頃には並んで待っている人がいました。チョコラテとチュロスがとても美味しかったです。チラキレスやオムレツなどの朝ごはんメニューもありました。
La Sacristia Restaurante
散歩の途中でふらっと立ち寄ったカフェ。店員さんがブランケットを持ってきてくれたり、どこから来たのと話しかけてくれたり、接客が心地よかったです。教会の置物など、雑貨も少し売っていました。
La Ventana Coffee
店内の席もありますが、この窓からテイクアウトで気軽に購入できます!サンミゲルの夜は寒いので、こちらで温かいデカフェを買って、飲みながら散歩しました。
Ki'bok Coffee
テラス席があったり、中2階のようなところに席があったりと、作りがおもしろい建物。落ち着いた雰囲気のお店でした。
4. ユニークなレストランも
お店ごとに特色のあるレストランもたくさんありました。以下、今回訪れたお店です。
Quince
サンミゲル教区教会のすぐ裏にあるルーフトップのレストラン。人気店で夜は予約必須のようですが、昼は予約なしで入れました!リゾットもお肉もとても美味しかったです。
La Sirena Gorda
店名を訳すと、太った人魚。その名の通り、お店の中には太った人魚の絵や置物が。メニューはカジュアルなメキシカンで、チラキレスが美味しかったです。
La Bella Italia
イタリアンのお店。サンミゲル教区教会のすぐ斜め前にあり、教会を眺めながらご飯をいただけます!
5. 立地が最高のホテル、La Morada
サンミゲル・デ・アジェンデでは、友達に教えてもらったホテル、La Moradaに宿泊しました。
なんといっても立地が最高で、街の中心のサンミゲル教区教会まで、徒歩30秒!街歩きのちょっとした休憩や、息子のおむつ替えに、パパッとホテルに戻れました。
室内はとても清潔感があり、部屋の外は歴史ある建物の雰囲気を感じられました。
廊下の窓から見える教会も美しく、通るたびに写真を撮りたくなりました。
6. モンテレイからの行き方
サンミゲル・デ・アジェンデには空港がないので、モンテレイからケレタロ空港まで、Viva Aerobusの直行便で行き、そこから車で1時間半ほどかけて、サンミゲル・デ・アジェンデに行きました。空港からの送迎はHISメキシコ支店さんにお願いしました。
ちなみに、グアナファトのバヒオ国際空港から行く方法もあります。モンテレイからバヒオ国際空港までは直行便があり、空港からサンミゲル・デ・アジェンデまでは、車で約2時間です。
今回、サンミゲル・デ・アジェンデに2泊しましたが、のんびりと街歩きをしながら、見たかったところを十分回ることができました。石畳が多かったり、歩道が狭い箇所もあるので、ベビーカーで行くのは大変ですが、ところどころに広場があったり、かわいいおもちゃが売っているので、子連れでも楽しめる街だと思います。またいつか訪れたいと思います。
\メキシコの旅の記録はこちらにも/