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オアハカ旅行記2|民芸品の村を巡る旅

オアハカといえば、民芸品の宝庫と言えるほど、さまざまな民芸品が生み出されています。村ごとに異なる民芸品を作っているので、今回は2日間をかけ、ツアーで村を巡りつつ、いくつかの工房を見学したり、市場に行ったりしました。今回訪れた場所を紹介します。

1. 木彫りの村、San Martin Tilcajete村

ツアー1日目の午前、まずは木彫りの村、San Martin Tilcajete村で、アレブリヘの工房、Taller David Hernandezsを見学。大きなノミで木を掘り出す工程、細かい絵付けをする工程など、家族で分担してアレブリヘを作っていました。

家族で笑って話しながら作業している様子はなんとも温かく、作品もそんな温かな雰囲気をまとっているような気がしました。

ここではアレブリヘのゾウと、額縁を購入。ゾウは、一歩前に踏み出すような、躍動感のある掘りに夫が惚れ、お迎えしました。

2. 織物の村、Santo Tomas Jalieza村

続いて織物の村、Santo Tomas Jalieza村へ。腰織りという、縦糸の端を腰のベルトにつけて織り上げる織物が盛んな村です。

アルテサニアス市場では、女性たちが店番をしながら、織物を作っていました。体や手が織り方を覚えているのか、難しそうな模様部分も、パパッと織り上げて、まさに職人技だと感じました。

3. Santa Ana Zegache村のカラフルな教会

Santa Ana Zegache村では、おとぎ話に出てくるかのような、カラフルな教会を訪れました。模様の部分はただ絵を描いただけでなく、立体的に作られていて、遠くから見ても近くから見ても美しい教会でした。

この教会への道中は、畜産用の動物たちの市場や、地元の人たちが集う日用品の市場などが連なり、車窓風景も楽しめました。

4. Ocotlán村の金曜市

村巡りツアー、1日目の午後は、Ocotlán村の金曜市へ。オアハカでは村ごとに、決まった曜日にティアンギス(Tianguis)という市場が開催されます。

食料品、日用品、民芸品と、幅広いものが売られているTianguisは、地元の人たちで賑わっていました。ここでは、前から欲しかった、オアハカのお母さんたちがよく身につけているエプロンと、陶器の置物で有名なアギラールファミリー(Aguilar Family)の土鈴、息子用の刺繍服を購入しました。

Ocotlánの教会は、優しい青色の外装、そして中の落ち着いた雰囲気がとても素敵でした。

5. Azucena Zapotecaで絶品ランチ

続いてお昼は、Azucena Zapoteca へ。アレブリへの工房、Jacobo y Maria Angelesが運営している、かわいい内装のレストランです。今回オアハカで食べた中で、ここのMole Negro(オアハカ名物のソース)が1番美味しかったです。

お手洗いや子ども椅子も、素敵!

店内にはアレブリヘなどの民芸品を販売しているお店も併設されています。

6. 黒い陶器の村、San Bartolo Coyotepec村

1日目最後は、San Bartolo Coyotepec村の、Doña Rosaの工房を訪れました。この土地の特有の黒い土で作られる陶器Barro Negroで有名な工房です。

ガイドさんが、"中庭でお子さんと遊んでるから、見ておいで"、と言ってくださり、ゆっくりお買い物できました。息子もすっかりガイドさんに懐いて、楽しそうにしていました。改めて、メキシコの方って子どもに優しいなぁ、と感じられて、またメキシコが好きになりました。

7. 羊毛織物タペテの村、Teotitlan Del Valle村

ツアー2日目は、朝一番でモンテ・アルバン遺跡へ行った後、羊毛の織物、タペテ作りが盛んなTeotitlan Del Valle村の工房、Isaac Vasquez Studioを訪れました。


\ モンテ・アルバン遺跡の記事はこちら /


Isaacさんのお孫さんが、作り方を説明してくださいました。特に感動したのが染色!草木、花、木の実、コチニール(サボテンに寄生する虫)など、全て天然の染料を使っているそうです。複数の染料を混ぜたり、酸やアルカリを加えたり、ベースの羊毛の色を変えることで、限られた材料から、無限に色を作り出していました。

タペテの模様にも意味が込められていて、我が家は、Feliz(幸福)やEnergía(エネルギー)などのパターンが描かれた、インディゴカラーのタペテを購入。大切に使いたいと思います。

8. 子連れにおすすめレストラン!Casa Embajador

この日のランチは、動きたい盛りの息子がいる我が家にぴったりのお店を、ガイドさんが選んでくれました。それがこちら、Casa Embajador。

広いテラス席があり、キッズメニューもあり、遊具もあり、魚と亀がいる池もあり!息子も楽しそうに過ごし、私たちはゆっくりお食事できました。

ちなみにここでは、オアハカ料理のミックスプレートのようなものを頼んだのですが、ついにチャプリネス(オアハカ名物のバッタのスナック)が出てきました。食べてみると、味は美味しく、バッタの形でなければ、もっと食べられそうな感じでした。(下の写真のプレートの中央にあるのが、チャプリネスです。)

9. (ご参考)ツアーについて

我が家は動きたい盛りの息子がいるので、団体行動は難しいと思い、HISメキシコで2日間プライベートツアーを申込みました。(空港の送迎も、併せてHISメキシコに依頼しました。)

申し込みや事前のやりとりが日本語でき、とても安心。当日は英語とスペイン語を話せるガイドさん兼ドライバーさんが案内してくださいました。チャイルドシートも用意してもらいました。

息子の歩きたいペースで村や遺跡を歩かせたり、息子のジュースやお菓子を調達しにコンビニに寄ってもらったりと、プライベートツアーならではの自由な旅で、オアハカの村巡りを楽しむことができました。

私は今回利用しませんでしたが、村巡りをしたい場合、他に、
・現地でツアーを申し込む
・タクシーで巡る
といった方法もあります!

2日間の村巡りは、オアハカに詳しく、子ども好きなメキシコ人ガイドさんのおかげで、楽しく過ごせました。観光地や民芸品のことだけだなく、オアハカの植物などについても教えていただき、オアハカやメキシコのことをたくさん知ることができた、良い旅になりました!


\ オアハカのその他の記事はこちら /

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