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【2017年体験談】東京外国語大学に3年次編入するまでの9つのステップ

私は2015年に茨城県にある巨大国立大学に入学し、2017年に2年次中退を島下。入学してすぐになんとも言えない肌に合わない感じが耐えられず、1年耐えたのちに編入を決意して大学を辞めるに至りました。今の大学がいやでも決して、END OF THE WORLDではないよとそっと誰かの心に寄り添えたら幸いです。それでは、【2017年体験談】東京外国語大学に3年次編入するまでの9つのステップです。どうぞ!

ステップ1 入学した大学が嫌になる

決して人が嫌だったわけではないことを前置きさせてください!正直、生涯の友人ができたのもこの大学だったので今となっては入学してよかったなと思っています。

入学式の時点で、「ここは違う」とはっきり感じたのを覚えています。
うまく説明できないけど、なんだか違ったのです。絶対やめるだろうなと思いながらも、その先の進路が白紙状態だったので一旦1年間大学に通ってみました。

「やっぱり違う」と確信したのは1年生の冬のこと。東京駅から大学方面に向かうバスの中、どうにもしんどくて、もう二度と戻ってきたくない、早く地球が滅びてほしい。もう泥沼にハマってしまい、大学にも行かなくなり、毎日家のベッドの中でほとんどの時間を過ごすようになりました。

ステップ2 大学を辞めることを決める

涙も止まらない。やる気も出ない。一体、どうして生きているんだろう?
精神的にもどん底に落ちてやっと、そこまでして大学にいる必要はない。好きなように生きよう。高学歴やキャリアよりも、自分が人間らしく、自分らしく生きられる道を選ぼうと決めました。

ステップ3 専攻言語を決める

当時、長期休暇になると必ずインドにボランティアに行っていたので
現地で少し使ったり、学んだりしていたベンガル語を極めることに決めます。人よりちょっと(かなり)英語はできたので、英語科を選んで、エリート面をすることも考えたのですが、私の心はベンガル語一択だったようです。

東京外国語大学には14地域、28言語+日本の専攻があります。
その中でも比較的新しくできたベンガル語科。そして、日本で唯一ベンガル語を専攻できる大学でもあるんです。

ステップ4 試験要項を確認+編入試験に向けて勉強

東京外国語大学に編入しようと決めたら、あとは出願して、試験を受けるだけ。当時、編入筆記試験では言語文化学部は出願コースにより試験科目が異なり、私の出願した総合文化コースでは言語知識のみ、国際社会学部は言語知識+専門知識が求められていました。国際社会学部で南アジア地域+ベンガル語+開発学を選ぶ道もあったのですが、シンプルにベンガル語、ベンガル文学を学びたかった私は言語文化学部・総合文化コースを選びました。

大学1年生の終わりに編入を決めたので、あとはそこからひたすら勉強するだけ。ニューエクスプレスを購入して、文字を覚えて、エクスプレスをひたすら読んで、書いて、東京外国語大学言語モジュールでリスニングや実践練習をしました。そんな頃には、学費ももったいないしと大学の講義に顔を出し、勝手にベンガル語の勉強をする非常に失礼極まりない学生でした。

ステップ5 1次試験(書類選考)

1次試験は書類選考で、志望理由や言語力を証明する文書等が求められます。メジャー言語であれば、試験を受けて言語力を証明できるのですが、ベンガル語の場合は何もないので、どのように学んでいるか+現地での実践歴を述べた覚えがあります。

正直、この書類選考資料作成時は本当に大学の仲間にお世話になりました。
とても優秀な方達で、心も広く、私の無謀な挑戦をいつもサポートしてくれました。あの時は、添削・アドバイス本当にありがとう。

複数の人の意見をもらいながら、出願書類を作成して、郵送します。

ステップ6 2次試験(筆記試験+面接)

1次書類選考に合格したら、次は2次試験です。ステップ4でも少し触れましたが、私の出願した言語文化学部・総合文化コースの試験科目は地域言語A+口頭試問でした。地域言語Aとは専攻する言語のことで、私はベンガル語専攻で出願したのでベンガル語の試験でした。

現地では極めてブロークンな口語ベンガル語しか使ったことがなく、文字の読み書きが極めて苦手で、後半の詩の読解パートは解けずに落胆したのを覚えています。ちなみに、この筆記試験の過去問は東京外国語大学にて入手することができます。が、私のようにマイナー言語で受験すると、過去にその言語で編入試験を受けた人がおらず、過去問が存在しないこともあります。(私の時はベンガル語の過去問はありませんでした。)

面接では志望するゼミの教員2名ともう一人(いまだにどなたかわかりません)の3名に対して私一人でした。志望理由を聞かれ、当時所属していた大学を辞めてもいいのか意思確認をされ、研究したい内容を聞かれ、、、と圧迫でもなんでもない普通の面接でした。

ステップ7 合格発表

2次試験の合格発表は郵送と東京外国語大学での貼り出しのみで、オンラインでは確認できませんでした。郵送を待っていられず、茨城から府中まで行って自分の目で結果を確認したのを覚えています。

合格通知を受け取ったら、あとは入学金等を振り込んだり、書類手続きをしたり。そんなに煩雑なものではなく、あっさり終わりました。

ステップ8 退学届提出

四月からの進路が確定したところで、退学届を出しに行きました。
が、本来であれば他大学の3年次編入試験を受ける時点で、所属大学に申請する必要があったようでした。申請していないから退学させないというわけではなく、ただそのようなプロセスを踏む必要があったようなのでお気をつけてください。

当時2年生でゼミには所属していなかったので、クラス担任のような教授の印鑑と学部長の印鑑を退学届にもらって、提出しました。少しプロセスに時間がかかって、正式にどうぞ退学してくださいと言われるまでに1ヶ月ほど?かかったように記憶しています。

ステップ9 晴れて入学

愛知県出身で茨城で下宿していたので、東京外国語大学のある東京・府中市に引っ越し、四月から晴れて外大生となりました。
どの授業もすごく楽しくて、やっぱり自分の興味・関心に素直に従って生きるのって大切だなと痛感しました。
言語に関しては2年の遅れをとっていたので、ベンガル語の授業はまるで拷問のようでした。授業前の予習に何時間もかけていました。

大学を辞める、大学を変えるというと反対されることも多いかと思いますが、編入した身としては自分の違和感に気づけて、そしてそれに対してアクションを起こすことができてよかったと思っています。
今、大学生活がしんどい。もう辞めたい。そう思うなら辞めたっていいと思います。どんな生き方であれ、自分の気持ちに素直に生きたもん勝ち!
どうぞこの記事を読んだ方のお役に少しでも立てますように。

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