一分間で200回の落書きした事で、じっくりコトコト直感力を鍛えたかもしれない話。
①自律神経を測る。
②コピー用紙を半分に2回折って広げる
③そしてスマホのスピードロウという一分に設定しておいたアプリを起動する。
④コピー用紙の表に4枚、裏に4枚スピードロウに表示された8体の人体を描く。
⑤noteに自律神経の調子を元にして、良かった点や改善点を書く。
この②〜⑤の流れを自分はクロッキーと呼んでいる。これが今毎朝やっている習慣になりつつある。
クロッキーという簡単なお絵描きも、最初は上手く描けない自分が嫌になり描くたびに疲れていたけども。
もう描けないのが当たり前って思えて、どうやって少しでも時間内に上手く描こうか考えている今は凄く楽しい。
見てる人には全く楽しくないものだから、1個もイイネ付かない時もあるけど、それでいいのだ。
半年前は、参加して、週に2回、1枚を何時間もかけて、一生懸命丁寧に構図を考えに考えて、丁寧に遠近法やらパースやら全体のバランスやメインや脇役等のパーツの大きさを下書きして描いて、色の塗り方を空気遠近法やら、ぼかし具合や補色対比、明暗対比など、工夫して凄く満足した1枚に疲れ果てて何十個ものイイネを貰っていたり、絵のオンラインコミュニティに月5000円払って批評を受けていた時よりも。
鉛筆だけでエイヤーーーー!!と直感で1分で描く不満足な絵を1日で8枚描く方が心地よい充実感が継続されてていい。
疲れない絵もとい落書きを毎回めちゃくちゃ不満足で、あーもう全然上手く描けなかった〜!次は上手く描いてやる!っていう落書きを毎日8枚描けているの方がいいのだ。
もう描くなんてものじゃなく書く感じで、落描きではなく、クロッキーていう名の落書きを書いている。
その落書きに対して、自己評価をする。1分でただランダムに出てくる画像を模写しただけでオリジナリティのへったくれもない。
もう25回やってるから、もう200体は描いてるけども、全身描けない事はしょっちゅうだし、バランスもバラバラだ。
見てる人には、何が上手くなったかなんて分からないし、上達してないんじゃないかと思う。
だけども、次はこうしようあーしようと、その日の8体の中でも思うし、次の日はこうすると上手く描くぞ!って気にもなるのだ。
毎回毎回違うポーズや構図なので、飽きがこないのもいい。
これだけ描いてて、楽しくて、人物を描くのが楽しいのか?と言われるとそうでもない。
描きたいのは、未だに風景画や猫のままだ。
なので、ただ単純にモチーフとして、絵の描くのが楽になるかもしれない要素として面白いかもな〜と思ってるだけだ。
最近意識しているのは、どこから描き始めるかだ。
開始3秒でここからこの大きさで描き始めるぞ!ってのを決める。
大きく手が前に出ていて頭を隠していたら手から描くわけだ。
下からの構図で、足が大きく見えていたら足から描く。
多分、人を描く時にこんな描き方する人あまりいないと思う。
クロッキーを描くお絵描きの動画を見た時もそんな描き方してる人は多分いなかった。(いるかもしれないが、アマチュアにこのやり方は難しいからやらないだけの可能性もある。)
普通は、頭とか体から描いて、そこから腕や足等のパーツを描くという描き方だと思う。
そうやって、描き方を固定するんじゃなく、何が表現するべきかを状況、状況に合わせて判断して描き方や描く順番を変えてまで、最適化していくのだ。
そんな描き方が凄く楽しい!
ただ、1番難しいなと思うのは、全身が均一に際立ったポーズもない様な状態だ。
もうこれは、逆に頭から胴体→腕→足と決めて俯瞰的に見てバランス良く描く練習となり、基本となっていく。
やはり、応用の中でまた基本に戻るのもまた重要な事だなと思う。
クロッキーをやる事で、何を打ち出せばいいか、優先順位は何かの直感が働く様になる気がする。
というよりも、何かコンテンツを見た時に、何が言いたいかの判断の整理が出来る様になる気がするのだ。
これは、この大きさでこう言いたいんだなと認知や俯瞰した直感的なセンスが掴めるのだ。
言うなれば、料理をレシピではなく、目分量や勘でやる様なものだ。
プロのレシピに従って出来た何時間もかけて高級食材で作った完璧なビーフシチューよりも、冷蔵庫の余り物で時短で適当に作ったカレーが余り美味しくなくても、カレーの方が作るのが楽しい!って感じだ。
そういう勘が働くと、他の料理を食べた時にこの調味料でこういう調理の仕方しているなって言うのがなんとなく分かるのだ。
そういう認知的な効果もありそうだし、自分が料理作る時もこの旨味をメインに構成していくぞー!って感じで料理をする様に絵を描ける気がする。
だから、クロッキーというので、直感力をすこ〜しづつ鍛えている。
そしてまたちょっと考えて、時間かけた料理。いや絵をいつか描くと、どうなるか楽しみで仕方ない。
目分量で簡単なスピード料理を何回も作る様に、じっくりコトコト絵の直感力を育てていきたい。