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JR東日本最後の115系

新潟で活躍中の115系について紹介したいと思います.

鉄道ファンの間でも人気が高い車両(と思われる)115系.数を減らしている国鉄車の一つです.
115系は,111系をベースとし,寒冷地区・急勾配路線での運用を目的に,1963年から1983年まで,1,921両が製造されました(Wikipedia参照).現在はJR東日本・JR西日本・しなの鉄道管内で活躍しています.JR東日本では,新潟地区が最後であり,貴重な存在です.
新潟では,「ドアを手で開ける古そうな車両」で親しまれていると思います.以前は新潟地区の主力車両でしたが,E129系の導入により徐々に数を減らし,新潟っ子(生え抜き車)は全車引退してしまいました.現在は長野地区からの転属車の7編成21両(N-33〜38編成・N-40編成)が所属しています.現在の新潟地区での主な活躍線区は越後線と弥彦線ですが,信越本線の快速列車(3371M,3481M,3374M)えちごトキめき鉄道妙高はねうまラインの快速(3374M)・普通列車(2335M)にも充当されています.新潟でしぶとく活躍している115系7編成を紹介します.

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この記事はちょ~っと長いので運賃をいただきます.


ニイN-33編成(旧弥彦色)

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リバイバルカラー編成の一つで,旧弥彦色を纏っています.未更新車であり,座席がフカフカです.

ニイN-34編成(三次新潟色/JKワイパー)

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画像はニイN-17編成(引退済)

三次新潟色を纏っています.某紙製品のパッケージデザインに似ていることから,「JKワイパー」の愛称で親しまれています.

ニイN-35編成(キムワイプ/二次新潟色)

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画像はニイN-6編成(引退済)

二次新潟色を纏っています.こちらも某紙製品のパッケージデザインに似ていることから「キムワイプ」の愛称で親しまれています.理系の人間にとっては馴染み深いですね.

ニイN-36編成(弥彦色/レモン牛乳)

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弥彦色を纏っています.栃木県の某名産のパッケージデザインに似ていることから「レモン牛乳」の愛称で親しまれています.

ニイN-37編成(一次新潟色/青髭)

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リバイバルカラー編成の一つで,一次新潟色を纏っている.車両の顔のデザインから,「青髭」の愛称で親しまれている.側面の「N」マークが印象的である.新津に所属しているキハ40系にも同じカラーの車両が存在していた.

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キハ40系の青髭塗装

ニイN-38編成(湘南色/かぼちゃ)

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画像はニイL-6編成(引退済)
地平駅時代の新潟駅
湘南色を纏っている.作物の見た目から「かぼちゃ」「みかん色」の愛称で親しまれている.この塗装は,後継として誕生した211系やE231系,E233系にも受け継がれている.また,この編成は,115系1000番台のトップナンバーが組み込まれており,製造から42年が経過した.

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湘南色が受け継がれた211系

ニイN-40編成(旧国新潟色/お芋)

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リバイバルカラー編成の一つで,旧国新潟色を纏っている.作物の見た目から,「お芋」の愛称で親しまれている.こちらも未更新車であり,座席がフカフカである.

余談

ここで,「あれ??ニイN-39編成は???」と思った方!実はN-39編成も所属していました.この編成は元々ニイL-14編成として4両で運用されていましたが,サハを抜いて3両になり,N-39編成が誕生しました.N-39編成も新潟生え抜き車のため,引退しました.ちなみに,新潟生え抜き車は現在の新潟駅構内のATS-Pに対応していないため,使用不可となってしまいました.新潟生え抜き車の回送目的で一時期ニイL-99編成が所属していたのも懐かしいですね.こちらは長野色のままでした.
E129系導入により,全車引退となってしまうかと思われましたが,アイドルのような存在として活躍しています.今後も115系ニイ車の活躍を見守ろうと思います.
画像はいずれも筆者撮影.

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