これはナニカの資金源ではないのか!?「休眠預金」に潜む闇 ~資金分配団体編 (2023/02/08 改訂)
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2023/02/08 改訂
2023/02/06 改訂
レガシーギフト協会
認定NPO法人 北海道NPOファンド
公益財団法人 地域創造基金さなぶり
特定非営利活動法人 とちぎボランティアネットワーク・とちぎコミュニティ基金
公益財団法人 ちばのWA地域づくり基金
公益財団法人 南砺幸せ未来基金
公益財団法人 長野県みらい基金
公益財団法人 あいちコミュニティ財団
公益財団法人 京都地域創造基金
公益財団法人 泉北のまちと暮らしを考える財団
公益財団法人 ひょうごコミュニティ財団
公益財団法人 佐賀未来創造基金
一般財団法人 未来基金ながさき
一般財団法人 くまもとSDGs推進財団
公益財団法人 みらいファンド沖縄
公益財団法人 パブリックリソース財団
公益財団法人 日本財団
公益財団法人 公益法人協会
認定NPO法人 日本ファンドレイジング協会
全国コミュニティ財団協会
正会員
公益財団法人地域創造基金さなぶり
公益財団法人 東京コミュニティー財団
公益財団法人 かながわ生き活き市民基金
公益財団法人ちばのWA地域づくり基金
公益財団法人ふじのくに未来財団
公益財団法人あいちコミュニティ財団
公益財団法人ささえあいのまち創造基金
公益財団法人 佐賀未来創造基金
公益財団法人›京都地域創造基金
公益財団法人 わかやま地元力応援基金
公益財団法人みんなでつくる財団おかやま
公益財団法人 みらいファンド沖縄
認定NPO法人 北海道NPOファンド
公益財団法人かわさき市民しきん
公益財団法人長野県みらい基金
公益財団法人 東近江三方よし基金
公益財団法人うんなんコミュニティ財団
公益財団法人 南砺幸せ未来基金
公益財団法人泉北のまちと暮らしを考える財団
一般財団法人筑後川コミュニティ財団
一般財団法人未来基金ながさき
準会員
公益財団法人 つなぐいのち基金
とちぎコミュニティ基金(認定NPO法人とちぎボランティアネットワーク)
一般財団法人 ふくしま百年基金
一般財団法人 世田谷コミュニティ財団
一般財団法人くまもとSDGs推進財団
調布未来創造基金準備委員会
どうみん財団準備会
公益財団法人 おおいた共創基金
一般財団法人 日本未来創造公益資本財団
賛助会員
特定非営利活動法人 日本ファンドレイジング協会
また、その後の情報提供によって、新たに以下の団体をナニカグループとして認定している。
更生保護法人 日本更生保護協会
一般社団法人 RCF
ブルーシー・アンド・グリーンランド財団
国際交流センター
1.はじめに
昨年秋に始まった、暇空茜さんと 「共産党と強いつながりのあるcolabo代表仁藤夢乃さん」とのバスカフェ タイヤ バトルは、現在、厚生労働省を中心とした「疑獄」へと発展しつつある。また、「赤い羽根」だけでなく、「郵便局年賀寄付金」も、村木厚子、奥田知志両氏を中心とする「ナニカ」グループの原資であることがわかってきた。
しかしながら、より巨大な利権の塊が存在している。「休眠預金」である。
今回はこの休眠預金の資金分配団体に、ナニカグループがどの程度存在し、幾らの助成金を分配されているかを調べてみた。
2.「休眠預金活用」とは
「休眠活用活用」について、「一般財団法人 日本民間公益活動連携機構(JANPIA)」は次のように説明している。
ようは、取引のない「寝ている預金」を公益のために活用する、ということである。
内閣府の主導の下で、2019年1月11日に、「一般財団法人 日本民間公益活動連携機構(JANPIA)」が、休眠預金の資金活用団体に選定された。
JANPIA は、預金保険機構から交付された休眠預金を活用するため、資金を分配する団体を公募して選定する。これが資金分配団体である。
そして、選定された資金分配団体は、実際の活動を行う実行団体を公募して選定する。三者は以下のような階層構造をとる。
・休眠預金指定活用団体(JANPIA)→資金分配団体→実行団体
尚、「colabo」、「ぱっぷす」、「BONDプロジェクト」、「若草プロジェクト」は、実行団体に当たるので、本稿には登場しない。今回は「資金分配団体」のナニカグループを探っていく。
3.休眠預金 一般助成枠の資金分配団体
一般助成枠の資金分配団体は、休眠預金の活用開始から現在(2023/02/05)まで、合計6回(2019年度、2020年度、2021年度第一次、2021年度第二次、2022年度第一次、2022年度第二次)公募と選定が行われている。では、順に見ていこう。
3-1. 2019年度 資金分配団体
2019年の助成金額は、29.1億円である。そのうち67.7%の19.7億円を、ナニカグループが占めている。WBPC 問題に詳しい人であれば、既知の団体が多いと思われる。
赤い羽根の「中央共同募金」、アカい団体への助成が多いSJF(ソーシャルジャスティス基金)を運営する「まちぽっと」(監事は矢崎芽生)、日本NPOセンターと関係のある「ひろしまNPOセンター」が並ぶ。
また審査委員長銘柄の「佐賀未来想像基金」「長野県みらい基金」「みらいファンド沖縄」の名前もある。
3-2. 2020年度 資金分配団体
奥田氏つながりの「むすびえ」、前年度にも選定された「ひろしまNPOセンター」「全国食支援活動協力会」「パブリックリソース財団」「ジャパン・プラットフォーム」などが並ぶ。
また、「全国コミュニティ財団協会」「東近江三方よし基金」「筑後川コミュニティ財団」「ふくしま百年基金」など審査委員長銘柄の6団体が登場する。
2020年の助成金額は、28.04億円である。そのうち59.1%の16.56億円を、ナニカグループが占めている。
3-3. 2021年度 第一次・第二次 資金分配団体
2021年度の資金分配団体の公募と選定は2回行われた。
2021年一次の助成金額は、18.25億円である。そのうち66.4%の12.12億円を、ナニカグループが占めている。colabo代表仁藤夢乃さんの内縁関係にある稲葉隆久氏の出身母体である「カタリバ」が登場している。また委員長銘柄の「南砺幸せ未来基金」の名前もある。
2021年二次の助成金額は、14.16億円である。そのうち90.3%の12.78億円を、ナニカグループが占めている。「ジャパン・プラットフォーム」「パブリックリソース財団」「ひろしま・NPOセンター」は3年連続の助成である。また審査委員長銘柄の6団体も助成を受けている。
3-4. 2022年度 第一次・第二次 資金分配団体
直近の2022年度はどうだろうか。前年度同様に、資金分配団体の公募と選定は2回行われている。
2022年一次の助成金額は、30億円である。そのうち63.3%の18.99億円を、ナニカグループが占めている。「パブリックリソース財団」「むすびえ」は4年連続の皆勤賞である。また、奥田氏と関係の深い「ユニバーサル志縁センター」が登場している。また、審査委員長銘柄の4団体が助成を受けている。
2022年二次の助成金額は、9.8億円である。そのうち69.2%の6.78億円を、ナニカグループが占めている。
「ひろしま・NPOセンター」は皆勤賞(4年連続)である。
3-5. 一般助成枠のまとめ
すでに見てきたように、休眠預金の資金分配団体におけるナニカグループの存在は大きい。そして助成額も巨大だ。赤い羽根の比ではない。
一般助成枠の合計助成額129.39億円に対して、ナニカ認定された資金配分団体への助成額は86.97億円で、実に67.2%に上る。
選択された団体も偏っている。ナニカ認定された「ジャパン・プラットフォーム」「パブリックリソース財団」「ひろしま・NPOセンター」「むすびえ」は、すべての年度で公募から選ばれている。
また全年度に亘り、「レガシーギフト協会」と「全国コミュニティ財団協会」に関連した審査委員長銘柄の団体が選ばれている。
4.休眠預金 緊急助成枠の資金分配団体
緊急助成枠の資金分配団体の公募は、2020年から2022年度までの間に、合計12回行われた。ただし2021年一次は採択団体がなかったので、選定は11回である。一般助成枠と同様に、順に見ていこう。
4-1. 2020年度 緊急助成枠の資金分配団体
2020年度は公募と選定が3回行われた。
表を見れば分かるとおり、一般助成枠で登場した団体が多数選定されている。仁藤夢乃さんのcolaboが利用した「READYFOR」が登場している。また、委員長銘柄の団体も多数選定されている。
尚、2023/02/05 時点において、一部団体の資料が公開されていない。そのため、以下表の A,B,C は暫定値である。それでも、1次は全体額の81.4%、2次と3次はなんと全体の100%を、ナニカグループが占めている。
4-2. 2021年度 緊急助成枠の資金分配団体
2021年1次を除き、資金分配団体の公募と選定は6回行われた。
「むすびえ」「全国フードバンク推進協議会」「ユニバーサル志縁センター」「READYFOR」と見慣れた団体が並んでいる。審査委員長銘柄は4団体である。
4-3. 2022年度 緊急助成枠の資金分配団体
資金分配団体の公募と選定は3回行われた。
「ユニバーサル志縁センター」は、緊急助成枠のすべての年度で資金分配団体に選ばれている(3回。皆勤賞)。また、通常助成枠で皆勤賞だった「パブリックリソース財団」が、緊急助成枠として登場している。
4-4. 緊急助成枠のまとめ
緊急助成枠においても、一般助成枠同様に、ナニカグループの存在は大きい。
緊急助成枠の合計助成額58.31億円に対して、ナニカ認定された資金配分団体への助成額は42.86億円で、実に73.5%に上る。
選択された団体も、一般助成枠と同様に偏っている。特に奥田氏と繋がりの深い「ユニバーサル志縁センター」は、すべての年度で資金分配団体に選ばれている。
5.まとめ
「休眠預金資金分配団体」におけるナニカ認定された団体への助成額は以下の通りである。
また、審査委員長銘柄について、レガシーギフト協会では18団体中11団体が、全国コミュニティ財団では30団体中12団体が、それぞれ選定されている。
特筆すべきは、審査委員長が理事を務めたレガシーギフト協会と全国コミュニティ財団協会が資金分配団体に選定されている一方で、これら協会に加盟している地方の団体も資金分配団体に選定されていることである。不自然である。しかも、選定した団体には、組織の強化費や運営を担う人材(プログラム・オフィサー)の人件費も、別途支給している。地方団体を資金配分団体に選定するなら、両協会を選定する必要はない。
運営側と資金配分団体との間に癒着や談合はなかったのか。事業の透明性は今後の課題であろう。
巨額である。赤い羽根や年賀寄付金が霞んで見える。
毎年度、億単位の金が、玉石混淆のNPOに注がれている。
休眠預金が、「社会課題の解決や民間公益活動の促進」ために活用されるならだれも反対しない。しかしわれわれは、適切に活用されていないことをすでに知っている。北朝鮮や中国と「連帯」している「colabo」「ぱっぷす」「BONDプロジェクト」「若草プロジェクト」のいわゆる WBPC、そして急進的なフェミニズム団体の資金源として、休眠預金は活用されているのだ。
東西冷戦が終わっても、共産主義の脅威は消えていない。「人権」、「女性の権利」、「環境」の仮面をかぶった共産主義が社会に浸透してしまっている。WBPCとの戦いは、中国・北朝鮮・ロシアとの戦いの緒戦なのである。
※2023/02/07 追記
以前使用していた扉画像について、読者の方からご指摘がありましたので、差し替えておきました。関係者の皆様にはご迷惑をおかけしました。