道路標識Q(道路標識クイズアプリ)を3年ぶりに更新しました
「道路標識は運転免許取得予定者のだけのものではないよね?」
iOSアプリ制作を学びはじめて1年経った頃に思い立ち、5〜6年ほど前に「道路標識Q」というクイズアプリを作りました。自分のできる限りの知識で作ったアプリだけれどバグも多く、ちょこちょこと更新していましたが、本業の忙しさにより4年前の更新を機にストップ。
私のアプリ制作が止まっていても、世の中は進んでいます。3年前には道路標識に関するアプリはわずかだったのに、今や20を超えるほど。でも、その多くは運転免許取得テスト向け。交通事故の悲しいニュースが連日流れるのに、免許を取得していない人や海外旅行客が日本の交通ルール、特に運転標識を学べるアプリが出ることがありませんでした、この「道路標識Q」を除いては。
今年の6月。チェロのアプリをリリースした際に、ふとAppConnectのAnalyticsを見ると、「道路標識Q」のインプレッションもダウンロード数も増加。更新もプロモーションも何もしていないのにです。コロナ禍からの旅行客の回復と共に、道路標識Qのインプレッションも増加しているようでした。さらに面白いのが英語圏以外のアクセスも増加。
「こりゃー、アプリ改訂をしろってサインかな。しかも、英語版以外も必要っぽい」そう思い、3年ぶりの更新に着手しました。
まずは、対応言語を思い切って13カ国語に増加。
さらに、システムも変更。記録を残すより、とにかく何度もトライして覚える方向に変更しました。そのために、ユーザーがトライした記録を残すことをやめ、代わりに難易度を3つに設定。
出題システムも変えました。このシステムの参考にしたのが、交通安全環境研究所がやった調査。この調査によると「実際の交通環境で、気持ち的に準備がないまま走っているドライバーが危険事象を見てから判断して操作するまでの時間」は”0.75秒”。つまり、道路標識を見てからその意味を判断し0.75秒以内に人間はアクションをとっていると推測できます。
だったら、じっと立って眺める機会のない道路標識も一瞬で消えてもいいよね?と思い、問題の道路標識の表示を消してから選択肢を表示するようにしました。さらに、一番難易度が高いレベルのものは、問題表示時間を0.75秒に設定。アプリ制作者の私でさえ正答率100%は難しい。
そんなアプリがやっとAppStoreでリリースされました。
swiftを学び始めてから6年経っているのに、まだ初心者レベルの技術はちょっと恥ずかしい。ですが「交通事故なくなるといいな」という思いを込めて更新しました。ぜひぜひ、利用していただけるとうれしいです。
道路標識Qのリンク(iOSのみ)
なお、明日から定期的に道路標識に関するクイズをInstagramでも流します。
興味の有る方はぜひフォローをお願いします。