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低予算×アイデアがだいすきというはなし

コロナによる自粛でハマったもの。
それは目玉焼きだった。


目玉焼きにハマった自粛期間


この目玉焼きに白トリュフの塩とオリーブオイルをかけて食べるのにどハマりし毎日食べていた。
今、仕事は京都のルーティンに戻りつつあるので恋しい。


アイデアだけでいかに楽しむか


僕は昔からアイデアで面白くすることに情熱を傾けていた。
いちばん古い記憶は小学2年くらいの頃の話。
映画「アリゲーター」というとんでもなく巨大化したワニが都市部で人を襲うと言う映画を観て影響を受け、アリゲーターごっこという遊びを開発。
教室でみんなを巻き込んで遊んだ記憶がある。
面白かったかって?想像したらわかると思うけど面白いわけがない。

小学校3年生の時は小説シャーロックホームズにハマった。
居てもたってもいられなくなり「シャーロックゲンムズ」という小説を原稿用紙に執筆し職員室で藁半紙に印刷しクラスメートに配って読んでもらった。
反応が楽しみで楽しみで仕方がなかったのだけれどクラスメートに「夫という字が夫っとになってるぞ」と誤字を指摘され恥ずかしくて恥ずかしくて小説家になることはその日以来止めることにした。
おっとっとじゃお菓子じゃないか。

高校に入ると毎夜高架下の誰もいない公園で缶蹴りのカスタマイズにハマった。どんな縛りを入れたらスリリングなゲームに変わるのかに興味があったのだ。

映画の趣向にみられる同じ影響


その影響からか映画に求めるものも同じ傾向がある。
低予算で脚本でどれだけ面白くできるか?が好きな映画のバロメーターになっている。
”レザボア・ドッグス”を筆頭にタランティーノの作品はそれが理由で好きだ。
あまり有名ではないが”ミュートウィットネス”というロシアだったかの映画も非常によくできていた。
小学5年生からよく映画を観に行った。
その時に毎回楽しみだったのは”予告編”だ。
僕は本編が始まる前に流される沢山の”予告編”を観ながら「じぶんだったらこういうストーリーにしてこんな映画にする」と勝手に本編を妄想しまくった。
その妄想の本編を抱いて実際の本編を観に行き「俺の方が面白い」とお金を払って観た映画にがっかりしたり「やられた、そうきたか」と悔しがったりしたもんだ。
小学6年生の時は”バトラーマン”という映画の脚本を自分の小学校を舞台に書いた。
あの時ビデオカメラはそうそう手に入るものではなかったので撮影が出来なかったが頭の中にある絵コンテを描き妄想しまくっていた。
今の様に手軽に動画が取れたらどんなに楽しかっただろう。
そして、大人になってから観てどんなに恥ずかしい思いをしただろうか。

生き方の師匠


そして、生き方や考え方、モノの捉え方などにとてつもない影響を受けた人がいる。
それは笑福亭鶴瓶師匠だ。
昔、パペポテレビという上岡龍太郎さんとされていた二人で話すだけの番組があった。
これがたまらなく面白いのだ。
鶴瓶師匠の日常が語られるのだけれど、どうしてこんなに面白いのか?というくらい面白い。
そこでハタと気がついた。
毎日過ごしている日常は気がついていないだけでめちゃくちゃ面白いことが溢れかえっているということだ。

その頃から毎日、どんな時もどこへ行ってもいろんなことに興味を抱くようになった、それだけでなく「どうしたら面白いか」を常に考えるようになった。
例えば誰かが遅刻したら「あいつが遅れた理由、なんだったら爆笑する?」といった具合に常に面白くすることが最優先事項と化した。
まさに”不毛会議”とはそんな癖から生み出されたことなのかもしれない。


どこまでも面白いを求めていく


そして今、平凡な毎日が面白い。
平凡という表現は違うか、平凡な毎日にもかかわらず特別なのだ。
昨日はたまたま始まりそうだった、僕には全く関係のない会議に参加し動画を撮影し編集してみた。
生憎、機密情報やNGが多かったのでお蔵入りとなった動画だけれど近しい人にはシェアをしてみたら反響はある。
そう。
会議だとしても面白いのだ。

街を歩いていても、家で過ごしていても、食事をしていても、道を間違えても、誰かと話していてもきっと捉え方次第で面白いことは溢れている。

そして、低予算でアイデア次第で何か新しいものを生み出すことに情熱が止まらない。
ひとつ面白いプロジェクトが動き出す。
リソースはごく平凡な人々。
こんなにもワクワクすることはない。

低予算×アイデアがもたらす別の効能


そして何より卵焼きをいかに美味しく食べるのか?ということにも同じレベルで情熱を放っている。
低予算でアイデア次第というのはまた別の効能がある。
トリュフの香りとオリーブオイルは卵の白身と黄身の深い味わいを際立たせ別の次元へと導いてくれるのだ。
それはより本質的価値につながるということかもしれない。





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