男一人旅、サーファーでもないのにバリ島に行ってきた その2 ③
4日目
この日は何も予定を入れていない。つまるところ終日オフである。
オフのところに「オフである」という言い回しもおかしいが、オフである。
なので朝起きてまずは朝食を食べに行く。
ブッフェスタイルですが、パンばっかり食べていた気がする。
食事を終え、さて、何をするかなとトボトボとホテルの中を探索。
しばらくこの石像の前でタバコを吸い、読めない英字新聞とかを読んで、なんとなく内容は、理解出来るとこくらいまできたなーと物思いに耽る。昨夜のCNNも見てて聞いててわかるくらいまでには来たなとも思う。
僕はこういう旅行のテキストを書いていても、実は海外デビューは相当遅い。しかし英語の上達は、人からも、自分で言うのもなんだが早いようだ。
簡単に、「郷に入れば郷に従え」の考えでやっている。早い話が
「階段」は「Stair(s)、Step」と多分、普通は脳内変換するのだが、階段を見て「Stair」と思うようになればいい。「ペン」は「Pen」ではなく「Pen」なのだ。まずはこういう単語をとにかく徹底して切り替える。
要は子供のように、その国の国語を習う感じに頭を切り替える。日本語は捨てる。一人や外国の人と話すとき、下手に日本語があると難しい。なぜならまず訳さなければいけない人がいないのに訳す必要がない。
特に日本語は、英語で表現できない物が多々というか、多すぎる。
上記については次の「ベトナム編」か、違うところでまた書こうと思う。
そんなことはさておき、一周りして「いいホテルだ」と思いながら部屋に戻る。とりあえず水着を着る必要性が無いプール。全裸で入り、しばし考えることありで、上がってタバコを吸いながら思ったのが「ローカルフード以外が食いてえなあ」と言うことであった。
なので取り急ぎ天気も良かったので、バイクでまたタナロットに向かった。
天気が良かったのに、チャングー入り位前で雨が降り小休止。5分くらいで止んだけど。
自分で言っときながらあれだが、やはりタナロットまで来るコースがちょうどいい。最高である。
ただ道が去年と違い、大型バスが往来するようになり、非常に渋滞をするため、追い抜く感じで行か無いと半端無い時間を食うことになる。
このまま写真のサーファーたちのサーフィンをぼーっと見て、次どこ行こうか…あ、バイパスというか高速行きたいな。と言うことで、ちょっと長いロングツーリングとしてバイパスに向かう。
ついた時にちょうど満潮近く。
とにかく声を大にしていうが、ここはバリ島でバイクを借りたら必ず行ってもらいたい。往復してもらいたい。
サヌール方面から入り抜けて、また今度はヌサドゥア方面から入りクタの方に抜けるコースがいいと思う。
そのままスミニャックの Chez Gado Gado の近くのビーチクラブに入り、サンセットに向かいビールとピザで一人乾杯。
生演奏が始まり、ぼーっとしていたら隣にオーストラリアから来た老紳士が来た。
「君はチェアーに行かないのかい?」
「だって暑いじゃないか」
「そうか、私は歳だがまだ座りたいと思うよ。一人では寂しくてね。孫がいるんだが来ないのだよ」
「それは寂しいね。じゃあ飲もう」
という感じで二人でビンタンを開けまくっていたら
「おじいちゃん」
とこれまたいい男の孫が現れた。孫に
「ピザ食う?」と言ったら
「食べる!」
といい、おじさんと三人で孫にはコーラを飲ませ、僕とおじさんは永遠ビンタンを飲み続ける。おじさんは「東京はいいか?京都はいいか?」と聞いてくる。どうやら日本に死ぬまでに一回行きたいと言っている。
高いことを言いながら、日本はいいよとアドバイスする。
「Don't Worry, Be Happy.」
とか適当に抜かしてたら
「本当に面白いジャパニーズだよ、楽しかった。また会おう」
と言い、去っていった。
日暮れ頃、目の前には光り輝く空ボトルである。
ちょいまだ小腹が空いていた僕は、少し酔いが回っていたのもあるが、行きたいな〜と思っていた店に行く。
レギュラーバーガーに、ダックフライポテトとビンタンのコンビ、リブアイステーキを注文。ポテト以外全て平らげた。
いいじゃん、バリだし。
ここ、ローカルフードに飽きたらオススメですよ。美味しい。
場所はチャングーなので少し遠いですが、バイクがあるなら余裕です。ただ渋滞がすごいので気をつけて下さい。
そのままホテルに戻り、風呂がてらにプールに入り、テレビを見ながらビールを飲み続け、またプールに入りを繰り返し、夜は更けていくのでした。
いいじゃん、だってここはバリだもん。
前回の 男一人旅、サーファーでもないのにバリ島に行ってきた はこちらから。
おまけ
今回の旅でとにかく「Don't Worry, Be Happy.」を連呼してたのは、バリについた夜、YouTubeでホテルでこれを見てたからですw
「Don't Worry, Be Happy.」は世界をスマイルにします。