自然散策路
自然散策路と名の付いた険しいけもの道。
竹林の間からキラキラと優しいオレンジの夕陽が見えた。
前を歩く人は、人生の先輩で、恋人で。
進路に悩む私になんの決断も要求しない。
私が京都に行くと言っても、大阪に行くと言っても「そっか〜」という感じだった。
優しい人だ。
気づけば、私の周りには優しい人しかいない。
間違えたら叱ってくれるし、良い写真を撮れば褒めてくれる。
無関心なだけかもしれないが、その方が私は気楽で良い。
評価してくれるのだから、感謝!!
優しい人たちだからこそ、ウジウジしていられない。ずっと甘えていても仕方がない。
愛想尽かされる前に、自分にぴったりくるカッコいい決断をして、みんなを驚かせたい。
油絵は辞める。
(でも高校卒業までは描く…)
写真、映像を撮る。
何が良くて何がダメなのかさっぱりだが、最初はみんなそうだと言い聞かせてやってみる。
ダメだったらそん時考える。
今は、とにかくたくさん作品を作って見てもらう。
損は後で考えよう。
どんなにフィルムを無駄にしても、絵の具を無駄にしてもいいや。
今のうちの無駄は全て経験。
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