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映画監督になりたい君へ。まずはカメラを持って外に出よう。②

以下のテーマに沿って写真を撮りなさい

①映画のロケーションにふさわしい風景


さて、いよいよ実践に入ります。

道具の回で言ったカメラを持って外に出かけましょう。
今回使うのはカメラだけです。

まず課題①は課題文の通り、映画のロケーションにふさわしいと思う場所を探します。
その後に、その場所で最も絵になる場所を探します。

この課題の最も重要なポイントは編集しない事。
撮影後、トリミングや色味調整などは一切使わないこと。
これは、美しい絵を探し出すための力を養う練習です。アプリの力や編集ソフトの力は使わないようにしましょう。

特に重要なのが構図です。

写真の善し悪しは複数の要因が考えられますが、主に構図です。
構図さえバッチリであれば、ある程度、写真は上手に見えます。
この課題は、舞台を想定する能力と構図を見極める為の練習です。
何枚も、色んな角度から納得するまで撮影しましょう。

撮影での注意点は以下の事です。

①必ず横構図で撮る事。

当然ですが映画はよほど特殊な場合を除いては横長の画面になります。
その横長の構図できちんと写真を撮れる習慣をつけましょう。

例:

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②場所が確定できないような物のアップは撮らない

あくまで場所がメインです。その場所にあるものをメインにしないで下さい。

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これらの写真は風景の一部を切り取っていますが、場所の特定がしずらく、空間を認識するのは難しいです。
ので、なるべく広い風景を切り取りましょう。

③人物は気にしない事

とりあえず、この時点では人物の配置などは気にせずに、場所の魅力を引き出す事だけ考えましょう。
例えば人物を両脇に添えて、隙間から場所が見える…
みたいなのは、意味がありません。

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ただし、馴れてくると、この様に人が通るのを待って撮影してみるのも良いかもしれません。

写真を撮り終わった後は家に帰って写真を整理します。
そして、一番のお気に入りを選びます。
選んだ後に、簡単にどんなシーン、どんなシュチュエーションにふさわしい場所か簡単にアイディアを書き込んでみましょう。

例えば、上のおばさんの歩いている写真だと『放課後、一人の帰り道』という風に。
少し具体的に、映画のワンシーンを想像してメモしておきましょう。

また、これらの作業は実際に映画を撮るときの素敵なロケハン資料にもなります。
きちんと整理して保存しておけば、今後大変役に立つでしょう。

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