ヨーロッパでの資金集めってどうしてるの? vol.1
こんにちは。
今回はこちらの募集にてご質問いただいた資金集めについて詳しく説明したいと思います。
私の体験をベースに、友人たちの経験も踏まえて一般的に映画監督が長編デビュー作を作るまでの過程を紹介していきたいと思います。
基本的にヨーロッパと北米では、また仕組みが少し異なるので今回はEUベースで考えていきたいと思います。
まず前提としては
映画の資金集めはめちゃくちゃ難しい
です。
特にデビュー作に関してはかなりハードルが高いです。
長編デビュー作を作るにはその時点ですでにある一定の実績と経験証明が必要となります。
そのメインが
学歴と賞歴
です。
正確にいうと、学歴がなければ賞歴も得るのが難しいので、学歴がある上で重要な映画祭での短編映画での賞歴がとても大事になります。
(これについては次回以降、例外も含めて詳しく解説します。)
ヨーロッパの若い映画監督が資金を集める方法は主に以下になります
公的助成金
メンターシッププログラム
テレビ局との提携:テレビ局が製作費の一部を負担する代わりに、放送権を取得する方式
フィルムフェスティバルやピッチングフォーラム
国際共同製作
プライベート投資
プリセールとディストリビューション契約
クラウドファンディング
これらの方法を組み合わせ、粘り強く取り組むことが重要です。
これだけ書かれただけでは、何がなんやら分からないと思います。
ですので、次回から一つづつ詳しく解説していきます。
映画の資金集めはとにかく情熱を持って、1人でも多く自分の映画の完成系を観てみたいと思ってもらう事が要です。また1人では決して出来ない作業です。だからこそ、今作りたい作品のブラッシュアップと共に諦めない事が重要です。
複雑で面倒臭いこともあるかもしれませんが、日本での資金集めとも共通するところがあると思うので、ぜひ参考にしてみてください。
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