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映画監督になりたい君へ。カメラを持って感情を感じるスナップショットを!
さて、次の課題はこちらです
②感情を感じさせるスナップショットを撮りなさい。
スナップショットとは
”人物などの被写体を、自然な形や雰囲気の中で早撮りした写真”
のことを言います。
要するに道などを歩いていてパシャリと撮ってみるアレです。
ここでは基本の”喜怒哀楽”をベースに考えていきましょう。
このなかから、自分が写真で伝えたい感情を1つ選んで下さい。
”喜怒哀楽”を感じさせる写真ならば、人物でも風景でもかまいません。
それでは、実際街にでて、写真を撮ってきましょう。
写真は何枚撮ってもかまいません。ただし最後に1枚だけ選びます。
選ぶのは、自分の選んだテーマ=感情を最も表現できていると思うものです。
写真を選んだら、色んな人に見せましょう。
見せる時に“喜怒哀楽”のどのテーマで撮られた写真だと思うか?を必ず聞きましょう。
もし、見た人の感想と、自分の選んだテーマが同じであれば、
あなたの人に伝える為のファーストStepは成功です。
そして、次にする事は
「どうして、そう思ったか?」を聞く事です。
理由を聞く事で、他人=観客が何を見て、それらの感情を認識するのかを知るためです。
もし、自分の選んだテーマと相手が感じ取ったテーマに相違がある場合は、
なぜ相違が起こったのかを知るチャンスです。
その相違をきちんと分析し、この課題が成功するまで何度もやり直してみましょう。
ちなみに、写真を見せるのは1人ではなくなるべく多くの人に見せましょう。
10人に見せて8人程が共通認識を持てば成功です。
そして、これらの人がどういう部分に着目し、そこに共通点があるのかを知るのも大切なこの課題の役割です。
馴れてくれば、喜怒哀楽全ての感情を撮って見るのも良いでしょう。
さて、2つの撮影練習法を紹介しましたが、
実はこれ、ウッチ映画大学が教える”メトダ=練習法“ではありません。
というのも、この2つの課題は入試で出される問題だからです。
ここで見られているのは、課題をきちんと認識した上で他人と情報を共有できる感性とその上でどのように“人にみせるか”という作家としてのセンスを持っているかどうかです。
奇抜なアイディアを出せば目にとまる…と、思っている人がいますがそれは間違いです。
これは、ウッチ映画大学に入るため…だけではなく、映画を撮る為の基本です。
良い映画というのはどんなに個性的でも、突き詰めていけば基本から成り立っています。
基本に則って、見せ方を変えている…
又は基本から反発して逸脱する為に考え込まれたものです。
近年は、手軽に映像が撮れる環境になり、
多くの人が動画を撮影、編集して人にみせる事が出来るようになりました。
しかし、絵と一緒で、どんなに素晴らしい道具を持っていたとしても、
基礎のデッサン力が無いと何も描く事ができません。
その為の基本をしっかりと学んでいきましょう。
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