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カメラを置く位置合ってる!?想定線③
【180-degree rule】の基礎を知っていても
“なぜやっていはいけないか?” を知らなければ深く映像を理解できません。
今回はもし想定線を超えた場合どうなるか?を説明していきます。
まずは【リバースショット】
AとBがをほぼ真正面から捉えた場合、以下の様になりましたね。
分かりやすいように、AとBを色分けしました。
【180-degree rule】を確認する際は必ず真上から俯瞰した状態をイメージしましょう。
今回は違いがはっきり分かるようにカメラをこの様に配置します。
この①〜④のカメラ位置からAがBそれぞれどのように見えるでしょうか?
まずは答えを見る前に、自分で想像してみて下さい。
【180-degree rule】に沿ってまずは想定線から左半分①②の見え方を見ましょう。
この様にAとBは向かい合っているように見えますね。
次も【180-degree rule】に従って右半分の③④だけを見てみます。
こちらもAとBがお互いに向かい合っているように見えます。
しかし、右半分からと左半分から見た映像では明らかに違いがありますね。
気がつきましたか?
そうです、AとBの位置が反転してみえています。
分かりやすいように①〜④を並べてみてみましょう。
そうです。
この様に並べてみると一目瞭然。
①と④、②と③の様に線を超えてAとBを交互に撮影します。
すると、本来向かい合って見えなければならない
AとBが線を超えて撮影すると、画面上で同じ方向を向いてしまうのです。
同じように、もしツーショットで線を超えてAとBを撮影すると、
BとAのように位置が反転して見えてしまいます。
こうなると、観客はAとBの位置を混乱して分からなくなってしまいます。
その混乱を避ける為にも【180-degree rule】は守るべき重要なルールなのです。
また、今回は移動しないAとBを例にして説明しましたが、
被写体が移動している状態を撮影する場合も、
常に【180-degree rule】に沿って左右片方からしか撮影できません。
次回は更に詳しく、移動する被写体の撮影方法について解説します。
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