地獄ベッサーR

ヘパリン類似物質ローションと油性クリーム
ケトプロフェンテープ
ブデホル吸入粉末剤　などなど…

これらは長期収載品の選定療養が原因と考えられ、流通が急激に悪化した品目たち。
それでもそこまで絶望的な気持ちではありません。
なぜなら先発品が生きているから。
最悪の場合の逃げ道が、そこにはある！

そんななか、この先しばらくは絶望感漂いそうな品目が登場してしまいました。
その名は ”ジルチアゼム塩酸塩徐放カプセル” （先発名：ヘルベッサーRカプセル）

採用は100mgが「トーワ」、200mgが「日医工」なのですが、とにかく物が入って来ない。
幸いなことに私の薬局では動きが鈍い品目であるためまだ危機的状況には陥ってはおりませんが、どこかで何かしらの決断を迫られる可能性があります。

発端は100mg「サワイ」。
2024年9月30日付で出荷量減少のお知らせが出たわけですが、一説によるとその減少幅がかなりエグイとのうわさ。
結果的に他社でカバーすることがままならない様子。
なし崩し的に先発品にも出荷調整がかかり、先発200mgにおいては2024年12月10日から出荷停止にまでなる事態。

早期回復が見込めなさそうな雰囲気を醸し出しているなかで、さてどうするか？であります。