慶應MBA 一橋MBA 面接について

#2022年7月30日現在:2年ほど経過し、ほとんど参考にならない記事になってきたので、改訂の上、無償で再公開します。

はい、Kazumiです。

面接について話していこうと思います。

MBAを検討している諸氏ならば、避けて通れないイベントです。

これから面接について話していきます。

しかしながら、私自身としては面接の内容はあまり得ることをお勧めしません。最低でも自身なりの対策と深堀をしてから読んでください。したがってこれを読むときは相応の分析を終えている方にしていただきたい。

同時に面接対策のコツと目をつける部分について何か勘所や示唆をこの記事から得られれば何よりうれしいことはありません。

一橋MBA

結論から言いましょう。面接対策は意味がなく、自身がこれまでやってきたことが妥当で合理的で、そしてアピールをするに値するか。

あなたのこれまでのやってきたことすべてに一貫性をつけ、根拠をつけてください。というか、面接で聞かれる質問を防衛するためにも志望理由書の構成が大事です。

なぜなら、面接官は「この人は卒業後活躍してくれるか?」を主眼において期待を持って場に臨んでくれるからです。

一橋MBAの面接は私自身、すごくやらかしておりまして、このやらかした確信があったこともあり、面接終了後に役に立ちそうな面接官を探し求めて対策をしました。しかし、結論から言うと「暗記するような面接に価値はないし通ることはない」というものです。

流れ

面接時間は20分ぐらいだが、簡潔にコンパクトに話すことを心掛けましょう。結論だけでいい。プロセスは不要です。

もしあなたが今までにやってきたことに対して本当に自信があるならば、問題ありません。

聞かれた質問

1.志望動機

2.卒業論文について、とその卒業論文の内容は一橋MBAでどう貢献するか

3.ダイバーシティについて:聴覚障害だったこともあり聞かれた。

4.クラスで貢献できることは何か

この4つですね。

面接では2と3がすごく苦手な質問で足並みが崩れてしまった記憶があります。

私の卒業論文は統計学と経済学の組み合わせで、「確率的トレンド型を用いたベイジアン型DSGEモデル」を使っていました。

もちろんこれは最先端の内容かつ、学術的には非常に高いレベルで「議論的」な内容です。

このこともあり、防衛しきれなかったのも当然となりました。

ダイバーシティについては、古くから人種差別の歴史が連綿と続いているように、決して簡単な問題ではありません。おそらく面接官はここで「ストレス耐性」を見たかったのでしょうが、期待には応えられず、これがそのまま敗因となりました。

そのため、2021年3月当時は下のように結論付けていました。

この敗因につながった大前提として、志望動機の段階での質疑応答が少なかった、すなわちそこで会話にもっていき、得意な話に持っていけなかったのが痛かったです。そこさえ違えば面接の内容ももっと違ったと思います。

けれども、2022年7月現在、慶應MBAで学んできた自分ならば、この質問にはしっかりとはっきりと、自信をもって答えられたと思います。おそらく今の私ならば面接を乗り切れると確信できます。

したがって、敗因をアップデートします。私の敗因は「日々しっかりと考え、自身の特徴に対する向き合いが不十分だったために、正面向かって啖呵を切れなかったこと」、そして「自分に対する自信と自覚、そしてプライドが不十分だったこと」です。

そのため、「まずは、あなた自身に自信を持ちなさい」というのが私の助言となります。

一橋MBAの面接のリザルト

当然ですが、落ちる面接内容ですから、落ちる結果になりました。失敗例はこんな感じとなります。

慶應MBA

小論試験は2021年度入学予定者入試では、新型コロナウイルスのこともありまして、省略されました。このこともあり、論理性や分析能力は非常に重要視されたでしょう。

慶應MBAの面接だけではなく、入試でも重要なのは、「素質」を示すことです。2021年度の一般入学試験要項にはこうあります。

教育目的

さまざまな変化を的確に展望し、高度に洗練された専門家たちの活動を統合・調整し、真に価値ある組織的な目標を果敢に実現してゆく、優れた革新的なリーダーを育成することを目的としています。

入学試験の目的

本研究科が行う入学試験は、入学後において履修を求められる全教科の内容を十分理解・修得し、それらについて高い学習成果を収めうる潜在能力があるか試験することを狙いとしたものであって、経営管理に関する各分野の専門知識及び技能の有無を試験するものではありません。それらの専門知識および技能は本研究科の課程を修める間に十分修得が可能です。

本プログラムの入学試験は、上述のような潜在能力を判定するために、大学学部卒業生にふさわしい理解力、分析力、論理力、構成力、表現力といった基礎能力、および一般教養に関する知識を備えているかどうかを調べることを主たる目的としています。

いいでしょうか。これを示さなければいけません。経営学の無駄な知識など不要です。本質を突かなければなりません。経営学の知識など、論理的に分析するために取りに行くのでなければ、小論文対策をして論理的思考力を培った方がよっぽどマシです。

表面だけつけた経営学の知識など邪魔となります。論理的に考えるためのツールととらえるくらいがちょうどいいです。それでも経営の知識が欲しい場合は牧田幸裕教授(NUCB-MBA)の書籍を読むとよいかと思います。もしくは入山教授の世界標準の経営理論です。

慶應MBAの場合、経営学の知識はこの書籍だけでおなかいっぱいだと思います。

Big4以上の経営コンサルタントでさえ、3Cでさえ、STP&4Pでさえ、正確に本質を説明することのできる人は希少なのです。この本質を学びに行くためにあなたはMBAを受験するのです。

したがって、論理的に、分析的に、建設的に議論を展開していく力を身につけましょう。私は名古屋商科大学MBAの授業を受けられるだけ受けることで最低限の力を身に着けました。

慶應MBAの面接の内容

2021年度の内容です。2022年度以降は従来の内容に戻るでしょう。

オンラインで指定の時間に入室し、待機します。

時間になると始まります。私の場合は清水教授と磯辺教授が面接官でした。

アイスブレイクを少ししまして、面接に入りました。

1.志望動機

→結論ファーストで話しました。話したのはおよそ30秒程度です。

「なぜMBAなのか」に問題がなかったので、なぜ慶應MBAなのかという点について聞かれました。ここで比較対象になったのが名古屋商科大学MBAでした。もともとMBA選びの基準に国際認証(AACSB)をあげていたことと、慶應MBAがEQISから退いたこともありまして、この点が聞かれたのでしょう。

しかし、慶應MBAと名古屋商科大学MBAの間にはフルタイムかパートタイムかという点において覆しがたい違いがあります。ここが私にとって最大のボトルネックだったのでここを話しました。

2.図表読み取り(英語)

出題されたのは、おそらく年収と幸福度、学歴、性別の関係を示した図ですね。この図をみて読み取れること、気になることをあげてほしいといわれたので、その内容をあげました。

3.慶應MBAで貢献できる点

この内容において、私は

・様々な視野視座から俯瞰し、クラスのディスカッションで欠けている視点を指摘することによってクラスをリードする

→根拠に名古屋商科大学MBAでのクラスディスカッションの経験、自身のバックグラウンドが様々な分野(行政からアントレプレナーまで多岐に)にまたがっていることからこの視点を提供できる

・タフネス

の2点を挙げました。

ほかにも少し小さなことはありましたが、だいたいこの3点でした。

総合的にみると、ポピュラーなMBAの質問です。したがって、Why MBA?とどのようにしてMBAで学ぶのかを考え抜けばいいかと思います。

MBAで学ぶということはすなわち、MBAのクラスで貢献するということと同義です。ケースメゾッド形式では貢献なくして学びはありません。つまり挙手しないものは存在しないと同じです。一度どこかのケースメゾッドを経験してみるとよいかと思います。

(ちなみに慶應MBAの体験授業のケースメゾッド式授業はあくまでも体験でした。実際、名古屋商科大学MBAの授業と比較すると1/10ぐらいのハードさでした。慶應MBAの授業は名古屋商科大学MBAよりも厳しいはずですから、もっと大変でしょう。)

終わりに

以上、MBAの面接の体験録でした。これは私だけの面接であって、ほかの方は「ほぉー」程度にしておくべきです。なぜなら、ほかの方はほかの方で聞かれるところも違うでしょうし、アピールポイントも違うでしょう。したがって、面接についてはほぼ参考にならないと受け取ってください。

以上でした。

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Kazumi
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