矛盾した性格の話

 おはようございます。こんにちは。こんばんは。
 大学1年生(2023年当時)のめておーらです。高校生からコラム執筆、Instagram運営をしており、受験を経て大学へ行っています。
 今日は私の自己紹介がてら、私の性格について少し書かせてもらいます。

目次

  1. 矛盾した性格

  2. 自己嫌悪の過去と、乗り越えたその先

  3. あえて公表する意味


1.矛盾した性格

 性格を一言で表すなら?現代はなんでもショートカットが求められますよね。自己紹介でどんな人かを表現するのに私は少し抵抗感を覚えます。私の性格は一言で表しきれない、矛盾だらけの性格だからです。
 「矛盾だらけの性格」ってよくよく考えてみると一言で表していますよね。ある意味今後の自己紹介で使えそうな引き出しです。ここにきて少し抵抗感がなくなってしまいました。まあそれはおいといて。
 最近大学で知り合いから友人、仲良しにレベルアップする人が増え、そのような人たちにはもう言ってあるのですが、私の性格を一言で表すならば「HSS型HSP」(自称)なのです。

 小さいころから涙もろいことがコンプレックスでした。悔しい時も、悲しい時も、怒るときも涙が出てしまうのでした。小学校、中学校のクラスの人からも時には時限爆弾みたいに扱われました。家族は「またか」という思いを何回させてしまったのでしょう。その割には笑い上戸で無言が続くことに思わず笑ってしまうような人でした。
 他にも今でもネタで使っているのですが、小学校の時にある先生から「オクラみたいに粘り強い」という誉め言葉をもらいましたが、家族からは「三日坊主」「続かないね」と言われました。
 人肌恋しいけど3人以上での団体行動が苦手で、基本1対1で話したい、また一人の時間も必要でその時は呼んでほしくない。まったく迷惑な気分屋だと自負していました。
 そして一番深刻なのが、好奇心旺盛でいろいろなことに手は出すのに、キャパオーバーになってヒステリーを起こすことでした。その現象が多くて、どうして自分はちゃんと管理ができないのだろうと、ずっと自分を責めてきました。ヒステリーを起こす以外にも、予想外なことが起こるとパニックに陥る。その後何もできなくなるくらいぼーっとしてしまうのです。電池切れみたいな感じです。

 そうしたときに、何かのきっかけでHSPという性格を知りました。HSPとはHighly Sensitive Person(とても繊細な人)の略称で、5人に1人がその性格を宿しているといわれています。またその中の3割はHSS型(High Sensation Seeking)(刺激探求型)というカテゴリーに属されるそうです。簡単に言うと外向的な繊細さん。刺激を与えられるとしんどいのに、自ら刺激を得ようとしている。そんな矛盾を抱えた性格の持ち主をHSS型HSPと分類するそうです。
 私は初めてその名前を知ったとき「自分だけが劣っているわけでもなく、他人が優れているのではなく、私の個性なのだ」と思うと同時に、絶望を味わいました。ここも矛盾してますね。解決策を知ったのにもかかわらず、気分はどん底にいたのです。



2.自己嫌悪の過去と、乗り越えたその先

 まずこの名前を聞いて思ったのは「私は病気ではないんだ」ということ。それは一見プラス面にとらえられたのですが、マイナス面もあったのです。その1、治療法がないということ。子の性格と一生付き合っていかないといけない。ヒステリーを起こしたら自分で、自力で納めないといけない。その度に自分を責めての繰り返し。それが一生付きまとう。その2、病気ではないから他人の理解を得ることが難しいということ。こういう言い方は反感を呼ぶと思うのですが「いっそ病気だったらいいのに」と思ったこともあります。私がHSPだからって「しんどい」と口にするのと、病気の人が「しんどい」と口にするのとは訳が違う。私が口にするのは言い訳に過ぎないのではないかと考え込むようになりました。
 なぜ私はこんなにややこしい性格なのだろうか。5人に1人はこのような性格だっていう統計が出ているのにどうして周りの人は様々な状況にそつなくこなすことができるのだろう、やはり自分がダメ人間かもしれない。ずっとその思いと格闘してきました。

 そんな中、私はこの性格のプラス面が見えるようになったのです。1つは自分の性格が一言で言えること。最低でも「HSS型HSPです。詳しくはググってください!」で自分の性格が表現できるのです。加えて気分の上げ方や落ち込みサインがネットに書いてあるのです。だから一緒に学校に通う子には、「これを与えると私は気分がよくなります」というように容易に自分について話すことができました。ちなみに私にメロンパンかシュークリーム、和菓子、しゃぶしゃぶのいずれかを与えると気分が全回復するので、しんどそうだったらそのようなご褒美をちらつかせてあげてください。
 HSPと向き合うのは正直大変です。しかし、ネットや本にはいわば自分のトリセツが書いてある、そう思えば割と楽です。頭を使わないで済む、それが私にとって1番精神を安定させる行動なのです。

 今日も実はパニックやヒステリーを起こしてしまいました。自室だったので他人の迷惑にはなっていないのですが、必死に1人で気持ちを静めさせました。一人暮らしなので自分自身で頑張らないとですね。


3.あえて公表する意味

 1回公表すると軽く言えるくらいには楽になるのですが、ここからはもし同じ悩みを抱えていて誰にも言えないっていう人向けに少しアドバイスをしようかなと思っています。
 確かに最初聞いたときは病名みたいと思いましたし、めんどくさそうと思われるとも思いました。しかしそれはただの性格であって、配慮してほしいアピールにも、人とは違うアピールでもありません。例えば「きれい好き」の人でもめんどくさそうと思われる場面は生じるわけですし、その時その時で人の見たくない一面を知ってしまうのはごく当然のことです。あと先に言っておくことでヒステリー起こしたときなどに不審に思われたりしないので逆に楽になりますよ。
 きれい好き、浪費家、ケチ、笑い上戸、そのようなジャンルの中にHSPがあるのであって、決して悪く考えないでください。今悩んでいる人が本当の笑顔を見せられるようになることを心からお祈り申し上げます。

 

 最後にHSPは病気ではありません。ですから「診断されました」と報告することも間違っていると私は思います。そのうえで「(自称)」と言わせてもらってます。またHSPかもと思っている人でも精神障害である可能性も否定できません。身体を傷つけるような心の状態の方は精神科に行くことをお勧めします。少しでも多くの人が笑って過ごせますように。
今日はこれくらいで失礼させていただきます。

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