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アイノアイ補足①

というわけで「第2回コルクラボ覆面編集者大賞」への応募のため書き下ろしました『アイノアイ』の補足設定を書いていければな、と思います。随時更新します。

引き続きこちらの参加表明ツイート、RT拡散希望です!前回のリベンジがしたいのです!!


●世界設定●

とりあえず時代背景は現在より未来ですが、もしかしたら技術革新が早くに起こった並行世界での現在かも知れません。

我々のように動物として進化してきたヒューマン的人間を「純人間」、その純人間が獲得した技術力によって生み出された、人間的機能を持ち人間に限りなく容姿も似せた製品を「擬似人間」とその世界の人々には呼ばせることにしました。


擬似人間は、社会の効率化のためと、時折礼賛されながらなかなか日の目を見ぬ技術力を花開かせたい開発者たちのパッション(?)によって生み出されました。倫理的問題や職を奪われることを危惧する人々によって、開発中は反対運動が起こされたりもしていたので、作中時点では秘密裏に、協力企業でアイのような完成品を運用実験させています。

擬似人間の脳(と相同するパーツ、パーツと呼ぶには複雑極まるもの)には高水準のAIが組み込まれ、純人間と相違ない行動が取れるようプログラムされています。しかし純人間に個性があるように、擬似人間も画一的で平均的な行動は取りません。各自、性格や好きなもの嫌いなものなどは自ら獲得します。アイがなんかお高く留まっているのも、プログラムされた個性ではなく自分からああなっちゃったのです。

脳の開発については、もともとは「完全に純人間の脳を細胞レベルで再現しちゃおうぜ!!」派と「いやお前脳の構成なめてんの??あれの緻密な再現は無謀にもほどがある、実用のために現実的なのは演算結果をとにかく純人間のものに近づける、これがまず俺たち世代で達成すべきことだ!!」派が存在して、神の領域に達する夢よりも実用化されて技術者魂を今世で爆発させたい!早くえっへんってしたい!!!という後者たちの主張が勝り、見事擬似人間はまだ秘密裏にではありますがローンチされるに至りました。

擬似人間の体については、かなり純人間に近い機構となっており、食事も可能です。五感も搭載されています。ということで、純人間と擬似人間の違いは脳の構成、問題解決が合理化されているかどうかくらいなものかな~と思います。



●キャラクター説明●

○主人公 元原みい子(もとはら みいこ)

主人公。名前は出てきませんでしたし何なら今考えたばかりですが、『アイノアイ』の語り手です。擬似人間研究所の下請会社の事務員として働いています。少々うっかり屋であったり、ざっくばらんな性格をしています。(設定された)年齢が近いので、「新入社員」であるアイの世話係をしています。世話係と言っても、アイに動作異常が無いか一緒に過ごしてふわっと観察するくらいの仕事しかありませんが。今では、世話係と擬似人間というよりも良い友達と呼べる関係をアイとは築いています。恋はするものの彼氏いない歴=年齢で、アイへは知ったかぶりアドバイスしかできません。

○arthum_100004f 伊野部アイ(いのべ あい)

テスト投入されている擬似人間(アーティフィシャル)のひとり。第一陣としてみい子の会社に送り出されもうすぐ1年、人間社会にもよく馴染み日々良い方向への進化を進めています。初期ロットの中でも安定して動作できているという自負が強く性格も少々ツンとしていますが、この度「人並み」に恋をすることに成功、みい子を追い抜かしそうであります。



ひとまずだいたいこんな感じでしょうか。

「ここの設定はどうなってる!?」とか「アイの好きな○○は!?」とか「みい子の酒での失敗談は!?」などなど何でもいいので気になることがありましたら、コメントかtwitterでぜひぜひどしどし質問して頂ければ私も嬉しいし楽しいです!!世界の肉付け一緒にしましょう!!!


お読み下さりありがとうございました!

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