頭脳にもご自愛を。
仕事の依頼が立て込んで、案件に目をとおしていると、
「あ、今、脳が働いていないな…」
と思う瞬間がある。
自分では集中しようとしているのに、靄がかかったみたいに頭が働いていない。
相手が言っていることが右から左に流れていく。悪気はない。
疲れているな、と思うことはよくあるけれど、「脳が消耗していて動いていない」というはっきりした感覚に気が付いたのは、初めてだった。
考えたくないけど年齢のせいだろうか…。
よく天才は余分な判断力の消費を抑えるために、毎日同じ服を着るという。
アインシュタインにスティーブジョブズ、ちなみにマイケル・ジャクソンも。
タンスの中身は全部同じ。
身支度で服選びにあれこれ迷うこととは無縁の人たちだ。
知るところでは、イチローも毎日の食事ははカレーと決めているらしい。
詳しくないので、エネルギー消費防止というよりは、精神統一のためのルーティンなのかもしれないけど。
今日はご飯何食べよう…と無駄に頭を悩ませることはないのだろう。
そういうものが一瞬のバットの振り方の判断に大きな影響を与えているのかもしれない。
これらの天才のメソッドというものは、知ってはいたけども。
いまいち自分では実践する気にはならなかった。
緊急の判断に迫られることもなければ、膨大な量の仕事やタスクに追われている境遇でもないので…。
理屈では理解、納得できても、服選びや食事選択のエネルギーすら惜しい!という感覚が、ちっともわからないのである。
高名な方たちは大変だなーと、違う次元を見つめるような感覚になる。
けれども、冒頭にも書いたように。
最近、「あ、頭が動いてないぞ」と思うことが増えたような気がしているのだ。
脳が一日に判断できる回数は~回まで!というような記事もみた。
いままで、そういうことはちっとも考えたことはなかったのだけれど。
スマホのバッテリーを気にするように、自分の頭の燃費やエネルギー残量のことも考えるべきなのかもしれないと思い至った。
本を読むこと。
スマホをいじること。
映画を観ること。
電車の路線図。
目的地特定のための地図の読み込み。
冷蔵庫のもので何をつくるか。
今週の計画。
お金のやりくり。
一般人ながら、頭を使うことは結構ある。
仕事でなくても。
でも、お洋服何着ようかなーという悩みは楽しみになる場合もあるし、夏の今の時期ならまだいけるかもだけど、毎日カレー生活はごめんこうむりたい。
現行、できることと言えば、スマートフォンの整理だと思う。
というか、脳の働きに凄まじいダメージを与えているのは間違いなくこいつだろう。
無限にのぞいてしまうのがいけない。
YouTubeでストレッチ動画開こうとしたのに、気が付いたら美容動画を見てる。
目的もなく、インスタをずっと見る。
検索しようとしたのに、見出しのニュース記事に気を取られて、何を検索しようとしたのか忘れる。
調べものをしようとして開いたはずなのに、いつの間にかラインをチェックしている。
集中力も効率も時間も、全部奪っていく。
多分、目を引くコンテンツがあまりにも多いからだと思う。
・アプリを最小限まで減らす。
・よく使うものはすぐに直接取り出せるようにショートカットを設置する。
・使用時間を決める。
・記憶に頼らず、メモを取って、極力頭に空き容量をつくる。負荷をかけない。
今思い浮かぶのはこのくらい。
あとはたっぷり睡眠をとることかな。
実践して、少しでも自分の頭を大事に使いたい。
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