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マシニングセンターに必要な計画立案作業

技能検定マシニングセンターを受検しようと
予定している方に向けての記事になります。

特に2級の受検者にはど真ん中の内容と
したいと考えています。

以前にも書いたような覚えがありますが、
技能検定マシニングセンター(1級、2級)に
ついて概要を説明します。

まず試験は
・学科試験
・実技試験
の二つに分かれます。
汎用機械作業などは以上で終わりですが、
数値制御のある機械職種などでは
続きがあり、マシニングセンターでは
実技試験がさらに
.判断等試験
.計画立案等作業試験
の2つに分かれます。

判断等試験は職場や職業訓練校(←今は言わない?)などで行う試験で
「マシニングセンタに必要な技能」として
解説の記事を上げてあります。
2級では4つの課題があり、
ひとつの課題が5分〜15分と短く
試験問題はすべて回収なので
なかなか情報をつかむのに苦労します。

もうひとつの計画立案等作業試験は
大学などの施設を借りて
他の職種の受検者と一緒に行うものになります。
当然、職種や作業、等級によって部屋分けされます。
威厳のある試験官が居たり、本人確認があったり、見知らぬ人や慣れない場所だったり、そこそこ緊張感があります。
専ら日曜日に実施されることが多く
同じ受検地域の方が一斉に集まります。

こちらは1時間以上の試験時間がある筆記試験になり、選択問題と計算問題がバランスよく存在しています。
問題の持ち帰りが出来ますので
過去問も容易に入手できるでしょう。

ほとんどの場合これら2つの試験(判断等試験と計画立案等作業試験)を別日に設定し行われています。

厄介なのが2つで1つの試験という事です。
詳しい配点や割合は分かりませんが、
判断等試験、計画立案等作業試験
それぞれ最低得点をクリアしなければなりません。

(正確な情報ではありませんが、2:8の配分で集計されます。判断等試験は20点満点、計画立案等作業試験が80点満点の合計100点満点です。最低得点はそれぞれ2割とされていて、尚且つ、合計で6割以上が合格ラインとされています。)

どちらか一方を落とすと、実技試験そのものが
不合格という判定になってしまいます。

判断等試験は0点
計画立案等作業試験は満点
これでは不合格となり
翌年にまた2つ受検することになります。

判断等試験については
別記事としてまとめてありますので
そちらを参考にしてください。

では計画立案等作業試験を過去問を通して
解説していきます。
令和5年の試験問題を軸に解説しますが、
問題をそのまま載せるのは著作権やら無断転載とか言われるのも面倒ですし、ややこしいのでやめておきます。
オリジナル問題を作る時間もないので出題の傾向を踏まえ各問題の急所や注意点などのポイントを
手短に解説します。
画像などは用意してありませんので
ご理解ください。
※令和5年度の計画立案等作業試験問題を用意出来れば最高です!

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