2020年 Tokyoオリンピックについて
[概要]
○競技日程
・オリンピック(17日間)
7/24〜8/9
・パラリンピック(13日間)
8/25〜9/6
○選手数
・オリンピック 11,090人
・パラリンピック 4,400人
○参加国
・オリンピック 206ヶ国・地域
・パラリンピック 160ヶ国・地域
○観客数
・オリンピック 780万人
・パラリンピック 230万人
○メディア数
・オリンピック 2万5,800人
・パラリンピック 9,500人
(計 10,250,790人) 1025万790人
○競技会場
・43会場
(約40%が、都外に立地。)
(北海道・宮城県・福島県・茨城県・埼玉県・千葉県・神奈川県・静岡県)
[経済効果]
約 32兆 3000億円
(2013年〜2030年)
・直接的効果 (約5兆2000億円)
競技会場の整備費、警備や輸送を含めた大会運営費、大会観戦者らの支出など
・レガシー効果 (約27兆1000億円)
交通インフラ整備、バリアフリー対策、訪日観光客数の増加など
*大会に伴う全国の雇用増加数は、
直接的効果の約30万6千人、
レガシー効果の約163万2千人
[予算]
○収入
・IOC負担金 850億円
・Topスポンサー 560億円
・国内スポンサー 3,100億円
・ライセンシング 140億円
・チケット売上 820億円
・その他 330億円
・増収見込 200億円
-
計 6,000億円
○支出
・ハード(会場整備) 1,100億円
-
(仮設など 950億円)
(エネルギーインフラ 150億円)
-
・ソフト(大会運営費) 4,900億円
-
(輸送 250億円)
(セキュリティ 200億円)
(テクノロジー 700億円)
(オペレーション 1,000億円)
(管理・広報 600億円)
(マーケティング 1,250億円)
(その他 400億円)
(調整費 500億円)
-
計 6,000億円
[ロードマップ]
東京 2020 大会のロードマップは、大会開催準備から終了・解散に至るま でのプロセスを5つのフェーズに分けて、総体的にまとめたものである。
(1) 基礎フェーズ(2013~2015 年)
東京が開催地として選ばれ、大会開催準備を始める基礎段階であり、以下の活動を行った。
・東京 2020 組織委員会を法人として設立し、公益財団法人に移行した。
・大会ビジョン、各部署のミッションを定義した。
・今後の大会開催準備における全体的な枠組みを示す大会開催基本計画を策定した。
・大会機運の醸成と成功に向けたエンゲージメントを促進する活動を開始した。 具体的には大学や、被災地及び全国自治体などとの連携・調整を実施した。
・会場整備に関する一連のプロセスを開始した。
(2) 計画立案フェーズ
①リオ 2016 大会前(2015~2016 年)
東京 2020 大会のオペレーション上の具体的な準備に着手する段階であり、以下の活動を行う。
・クライアントのニーズなど具体的な状況に応じた個別の計画策定を開始する。
・リオ 2016 大会での引継ぎ式の準備を進める。
・東京 2020 大会エンブレムを発表する。
・国内事前キャンプの候補地ガイドに掲載する情報を募集開始する。
・会場整備を着実に進める。
・大会成功に向けた様々な取組みに関するアクション&レガシープランを策定する。
② リオ 2016 大会後(2016~2019 年)
リオ 2016 大会で学んだことを反映し、個別の計画を改善する段階であり、以下の活動を行う。
・オペレーション上の具体的計画の継続的なレビューを実施する。
・大会マスコットを発表する。
・大会ボランティアの募集プロセスを発表した後、採用手続きに入る。
・リオ 2016 大会に合わせて事前キャンプの候補地ガイドを公表、随時更新する。
・会場整備を引き続き着実に進め、会場運営面からも準備を加速させる。
・アクション&レガシープランに基づいた様々な取組を開始する。(文化/教育プログラムなど)
(3) 実践準備フェーズ(2019~2020 年)
運営準備の演習等により、組織全体の実践力を強化し、計画立案からオペレーショ ン実行への移行を行う段階であり、以下の活動を行う。
・テストイベントや運営準備の演習を実施し、計画をテスト・評価・改善する。
・聖火リレールートを発表する。
・チケット販売を開始する。
・アクション&レガシープランに基づいた様々な取組を実施する。(文化/教育プログラムなど)
(4) 大会運営フェーズ(2020 年)
関係者が連携・協力して大会を運営し、東京 2020 大会を成功に導く段階である。
(5) 解散・レガシーフェーズ(2020~2021 年)
業務終結、会場の原状復旧や返還、決算に取り組むとともに、大会のフィードバッ クや評価などをまとめた最終報告書を作成する。
アクション、レガシーに関する評価もレガシーレポートとしてまとめるとともに、 大会後もレガシーは後世へと継承されていく。
[参考資料]
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