閉じたモナドの開モナドへの進化による、人間の進化プロセス

「人間」を構成する最小構成要素、根源であるモナドが、自分と同等のはずの別モナドが外にいる気配的なものの存在をその霊的成熟による確信を抱くようになり、おそらくはその向上したインテリジェンスによる知的好奇心とそれまでの現状の袋小路感(そもそも閉じた構造なので)などにより、外部を確認するために内向きであった鏡面構造を反転させ、外部表面を鏡面化させた反転型バージョンとして進化し、開モナドとなる。

開モナドは、その新たに開かれることとなった窓から旧バージョンである閉モナドをその新しい鏡面による新しい見えを知覚し、気配や想定を超えたを「存在」として認識し、同時にその表象が起こる。(これが旧ビッグバン=物質世界の誕生)

次に他の閉モナドの反転を促す活動、自身の外面の鏡面を閉モナドに提供する関与活動が新生児の知的好奇心活動的に自然に起こる。
(開モナドの太陽的活動。それに対し閉モナドは地球+月?)

なお、開モナドに鏡面を提供され、受け手側自らもグレンと反転するためには、条件が2つあり、①それだけの知性的成熟が求められるはずで、②また外にいるかもしれない他モナドへの何らかの抵抗感(未知への不安、不信感、何かしらの非難感、あるはずがないという信じ込み等も含む)を抱いていてもその動意が表象化されるため、この鏡面構造の内外反転というハッチング(卵の殻破り)はもちろん起きず、
そもそもモナドの自身は唯一であるという大前提的な定説、既成概念、また自身の知的未成熟を正当化するための如く自身の過去の知覚情報の再生とその確認のみに留まった言わば常識の飛び越えの拒否、未知なる知性的成長への挑戦を諦めた閉じ方向継続という自己への関与が更に顕現化し、その殻をさらに破りようがないものとさせる。

この相も変わらず、また変わることも容易でなくしてしまった閉モナドの知覚、表象がさらに確実的に継続さる世界(物質的次元)に幽閉し凝固化される意識性(人間)が、その自らが閉じたことによる独立した領域(外部からの隔離、分裂)が確保され、また単子という性格上ミクロ領域として成り立ちがされ、まさに閉じた物質宇宙という現行の時空次元、唯物世界の表象が確固として継続される。

またその卵内が成熟もしているにも関わらず、その成熟した知的性により予測もされている段階で、その開モナドの姿を見ぬうちなのに、開側へのジャッジ、偏見などの様なやはり何らかの反発の動意があればその開への反転という現象化は起こさず、閉じたままの進化しない状態の継続を選択することとなり、そのジャッジを下したという意図による、無限ループ的になったその閉じた世界という性質上、自己を自ら消費しながらの有限=永遠が存在できない刹那な物質世界での成りと生きを「有限なる無限ループ」という、結果は切り崩すものがもう無くなる真の終末である「永遠の終焉=消滅、虚無への到達」を迎える選択をするシナリオが推測される。

この真の消滅、虚無化は、ヌースロジーでは他我、既成概念(表象としては物質、肉体)が完全に優位に傾ききった世界、
自己の知覚が全く認知されなくなる世界は、結果として新たな表象が全く起きなくなり、過去の顕現の消費に尽きるのみとなり、この宇宙の生成、進化をあきらめた言える完全受動的意識の発生は、宇宙精神自体を脅かすとその構築中概念より言及する。宇宙のビッグクランチを引き起こしかねないわけである。

この永遠に閉じることとなった選択を本望ではなくても結果的に起こしてしまった閉モナドは(無限や永遠の因子自体でもあり全体でもある外部のとの隔絶を確立してしまったその内部には永遠の性質がない)、全宇宙をも含む超全体、神自身?にかつて真には一度も存在しなかった「有限」というコンセプトを初めて真に顕現化することになれば、映画マッドマックスまたはフォールアウト的な世界を経て最後の一人になった略奪者へ行き着くこととなり、その略奪物も尽きて無くなれば、一体どのような終わりを迎えるのだろうか。その有限(有限性は、それを消費しつくした最後、消滅、虚無化を孕んでいる)により、究極的な全体へのクラック、ヒビ入り、または内部からの崩壊により、科学でいうビッグクランチをもたらし、その主モナドも壊滅するのではないだろうか。唯一性を最根底に持つモナドが壊滅することは、全体のモナドへ影響が無いわけがないのではないか?この状況が、我々人類が今まさに直面している状態であり、これを閉じ→開いたモナドへ導くために、閉モナド内の存在でありながら開の認知を進め確立し、閉モナド組成の存在「人間」でありながら、その能動的思考とその認知可能までの取り組みを行うのが人間‘(ダッシュ)、閉→開へ新しい概念をTheorem→Axiomへとするべく能動的思考、「人間」としてコンセンサスできる認識済のコンセプトの獲得をした、その新しい「世界の虚無化を回避する」動意とある新たなヌースロジーで言うゲシュタルトを持った変換人、閉を開に変換する人間であり、誰にとってであろうがそのいち早くの登場を切に求められる所以である。


さらなるフェーズとして、開モナドの鏡面提供という進化方向への応答として、新たに反転したその別モナドは、開モナド他者バージョンとなり、オリジナルの開モナドへも鏡面を提供することとなる。(変換人による、太陽的な自動かつ原動的な行為)

この開モナド同士のお互いの写し合いは、それまでの自己内認識とは全く違う認識(自己内で知覚していた自己認識+他者の鏡面に映った自己の全体像+他者自体のその外面印象)を知覚する事となり、その新しいメタな認識は新しい表象、成りを発動させ、モナド2へとバージョンアップすると同時に、唯一だったモナドを細胞分裂の如く、2つのモナド(2つ目の宇宙の種子)の顕在化することともなる。

(便宜上、自己、他者と表現しているが、モナドは単子という宇宙全ての最小構成要素、全ての根源であり、その唯一である性格上、外部との影響関与のやり取りすらも持たない性質にもなるため、他者という外部概念すらも本来はない)

この複数化したモナド2は、さらにそれぞれが反転を期待できる別の閉モナドへの鏡面提供を行うことにより、能動的な連鎖反応ともなり、細胞分裂の爆発的開始が起こり最終的に新たな集合組織体、ヒトを誕生させることとなり、2つ目の今までと全く違う、無限性や永遠性も表象、顕現化される世界の種子ともなり、グレートハッチング、いわゆる新宇宙のビッグバンとなるわけである。

なおヒトの発現により生まれたこの新次元ともいえる新宇宙2は、物質次元という有限性により消耗されつくし滅びゆく運命であった旧来の世界「地球1」としてそこまでは発展をしたレガシーテクノロジーとして保持し、半霊半物質のものへ鍛え上げるため、自然や生態系もまるまる保持された新旧世界ハイブリッドの真に持続可能な地球3を全人類と共同して築きあげるシナリオとなるだろう。

※自然環境破壊や生物種の絶滅に追いやっていると考えられている人類の増加した人口数は、ヌースロジーや霊的知識を言い伝える部族のもにによれば、各人が独自に持つ感情や思想、哲学、性質の様々なバリエーションこそが、動植物の生態系の多様性のソースであり、真なるその個性(他者化していない個)を持った人類数の保持=生態系、自然環境の保持となる考え方となる。
また新生する地球は、ヌースロジーのOCOTによると、第8番目となる太陽系の地球であり、今回起きているモナドの内外反転(6500年毎)をその進化のたびに繰り返していると考えられる。(表裏→裏表を2往復、計4回のひっくり返りの1セットで1進化になるらしい)

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