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【展示会レビュー(前編)】国際物流総合展2024に行ってきました!

皆さん、こんにちは、JapanStep(ジャパンステップ)です。
いつも、公式noteやMetaStep(メタステップ)をご覧頂き、ありがとうございます。

JapanStepでは、情報収集を行うために定期的に展示会へ訪問しています。
今回は9/10(火)~9/13(金)に東京ビッグサイトで行われていた「国際物流総合展2024」に行ってきました!

当イベントは、国内外の最新物流機器・システム・情報等のソフトとハードが一堂に結集する展示会。交易振興・技術の向上・情報の提供・人的交流等を促進することを目的とし、多くの業界関係者が集まります。

人材不足が課題となっている物流業界は、省力・効率化ニーズが高く、出展には580社・団体が参加。7つのホールを使用する大規模な展示会。実に7万人が来場する程の盛況ぶりを見せています。

JapanStepとしても、今秋ローンチ予定のロボットメディア「RoboStep(ロボステップ)」を控え、更なる情報収集へ奔走しました。前後編に分けてお送り致します。


村田機械(ムラテック)

ロジスティクス・FAシステム・情報機器の製造販売を行う村田機械(ムラテック)ではマテリアルハンドリング(材料や製品などのモノを運搬する作業)に関する展示がメイン。
世界最速のシャトル式自動倉庫システム「Uni-SHUTTLE HP」の実演ブースと共に、IoTをフル活用したWMS(倉庫管理システム)を公開。

(上記画像をクリックし、YouTubeへ飛べます)

マテリアルハンドリング機器にカメラやセンサを搭載することで、現場の様々な事象を可視化できるのがポイント。 この可視化情報を、各機器の制御情報やWMSの運用情報とともに、統合的にデータ管理することで、サイバー上に現場システムを再現しています。

「荷積み移動中」など、シャトル機器それぞれのステータスが随時更新される

物流倉庫のデジタルツイン上で、倉庫内のステータスがリアルタイムに更新。現場で今まさに何が起きているのかを分析、解析、診断できるといいます。

MetaStepでも、これまで製造現場のデジタルツインを取り上げてきましたが庫内物流での活用は、取得できるステータス量が比較的多岐にわたっていることから、製造業より一歩先に進んでいるという印象でした。多くの現場で活用され、改良を進めてきたのが伺えます。


Rapyuta Robotics(ラピュタロボティクス)

Rapyuta Roboticsは、クラウドロボティクスプラットフォームを開発、当該プラットフォームを用いて物流向けロボティクスソリューションの導入・運用支援を行っています。
2014年創業後、日本(東京、大阪)、インド、アメリカの3か国にオフィスを展開するグローバル企業。
今年3月のパナソニックコネクトとの業務提携など、国内外で注目を集めています。

今回はそのAI技術を活かした、庫内アシストのソリューションを多数展示。
自在型自動倉庫「ラピュタASRS」は、導入現場の形状やオペレーションに合わせてカスタマイズすることを前提とした自在型自動倉庫です。
アンカー工事で構築する倉庫とは違い、ブロック式で自由自在に組み立てられるというのだから驚き。

システムも各現場に合わせて構築。
庫内を走るロボットは群制御AIで管理され、高い生産性を誇る

ピッキングアシストロボット「ラピュタPA-AMR」は、作業スタッフと協働でピッキングを実施。AIが最短のピッキングルートを提案し、荷物の搬送代行も担うことで、ピッキングスタッフの歩行距離を大幅に削減しています。

2021、2022年度のピッキングアシストロボット市場において売上シェアNo.1という実績

レイマック

先日、MetaStepでも取材した、外観検査用照明メーカーのレイマック。
当展示会PRの為にカスタムしたという機器をお見せいただきました。

コンパクトながら、これ一台で
「AI外観検査・バーコード識別・照明比較」等が一気に説明可能

当機器ではベルトコンベアで運ばれた商品をカメラで撮影し、文字や不良品を識別するフローを再現。この撮影時に使われている照明や、AIソフトをレイマックが提供しています。
実は外観検査の撮影時に起こる強いフラッシュは、人にとって不快なもの。この照射を極力軽減するため、レイマックが扱っている照明では、常時微量の点灯から、必要最低限のフラッシュで撮影が可能となっています。

常時点灯中の照明。照射時との明度差も小さく、不快感が軽減されている

先日MetaStepで取材した記事では、この外観検査におけるAIと照明の活用について基礎から解説。外観検査における照明の重要性は、今後ロボットにも活かされる予定です。今のうちに知識をつけておきましょう。


明日公開の後編では、「搬送以外の形で物流を支える」企業にフォーカスしていきます。どうぞお楽しみに!

本日もお読み頂き、ありがとうございました。
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