ジェイク・リーの去り際に思うこと。
7/13 ノア日本武道館大会、SNSでは大会を観た人を中心に概ね好評でした。
リングサイド遠いとか、YOICHIがすぐ名前戻したとか、ノアではどうにもならないことや正直些末なことでマイナスな意見が上がりもしましたが、特にネガティブだったのはGLGラストマッチ後のジェイク・リーのふるまいだったと思います。
新日本の外道が出てきてノアの選手をディスるマイクをした後で、WAR DOGSのTシャツをジェイクに手渡し、それを着たジェイクがジャック・モリスにチョークスラムをかまして「Good-byeだ」と立ち去りました。
この場面だけ切り取るとバッドもバッド、too badな終わりかたです。
ノアを席巻していた人気ユニットの終わりかたがこんなビターなもので良いのか…と、憤るファンが少なくなかったようです。
僕はと言うと、ジェイクに後ろ髪引かれることがないように、ファンの未練をすっぱりと断ち切った…断ち切ってくれたんだなぁ、と勝手に思い、試合直後に「ありがとうジェイク、頑張れ」とポストしました。
あまり裏切られたとか思わなかったのは、最初から「ここにいる時間は長くない」と時限を切っていたこと、AT以降の行動から主戦場を新日本へ移すことは容易に想像できたことがあります。
それに、選手の出処進退は選手自身が決めること。ジェイクの決断がWAR DOGS入りなら是非もありません。
ノアで新日本のストーリーをやるな、という批判もあって、気持ちはわからなくもないですが、どんな形であれジェイクがノアを卒業するシークエンスは必要だったと思うので、むしろ新日本ファンが追わなくて良かったのかな…と心配しております。
そんなわけで、ジェイクには悪感情はまったくありません。一度きりの人生なのだから、後悔の残らないように自身の道を進んで欲しいです。
ノアに残ったジャック・モリスは、強烈な最後通牒をくらったがために、ノアファン的にはジェイクに怒りを募らせるほど思い入れが強くなることでしょう。
だから僕はジェイクの去り際を「泣いた赤鬼」だと想っています(一方的にですが)。
そして、だからこそ「ありがとう、頑張れ」なのです。