僕が考える楽器屋さんのメリットの話
どうも、めたです。
さて、僕は作曲家でありますが、同時に現在はギター弾きでもあります。
自分で作る曲とかで弾けるものに関しては自分でギターも弾きます。そして何よりギター演奏が好きです。ギター弾いてる時間は僕の人生で最も幸せな時間の一つです。
好きなのでエレキギターを何本か所持しています。そして、それらのほとんどは楽器屋さんで買ったものです。通販で買ったのは1本しかありません。
2020年も、感染者の動向に最大限注意を払い、電車の空いてる車両をリサーチし、さらに通勤通学のラッシュアワーを徹底的に避け、マスクに手指の消毒液まで完全装備した上で何度か足を運びました。(2019年よりも行った回数は相当減りましたけど)
そうまでして僕が通販を使わないのには理由があります。下に挙げる3つの項目が、通販と比較した時の圧倒的なメリットだと考えているからです。
1. 実際に見れる、触れる。
なんだかんだ言って、インターネットの写真ではわかりづらい「微妙な色合い」「細かいディティール」そして何より「弾き心地」を確かめられるというのが、楽器店に行く一番のメリットです。
仮に、あなたが欲しいギターをネットで買ったとしましょう。しかし実際に届いた実物を見たら
・よく見てみるとこの色合い(形)ちょっと好みじゃない…
・見た目はいいけど弾き心地違うなあ…
と思うことがあるかもしれません。
楽器店に居れば、見たり試奏した段階で『仕様が似ている別のギターを手に取る』ことや、『その場で店員さんと相談して別の選択肢を探す』ことができるかもしれません。
楽器ってなんだかんだ高い買い物ですから、買って「なんかちがう」となった時のダメージは結構大きいと思います。できればそういうことは避けたいものです。
2. 調整してもらえる
自分で調整できたりこだわりがある人以外は絶対にお願いしましょう。大体どこの楽器店もやってくれると思います。
これひとつで楽器が生きたり死んだりします。それくらい重要です。
初心者の方で調整のことがわからないという方は、身近なギターがある程度わかる人を連れていくといいと思います。あなたをギター沼に落とすためならきっとホイホイついてきてくれるでしょうし、きっと店員さんとのやりとりもスムーズになると思います。
楽器はいろんな理由で状態が変わります。楽器店に置いてあるからと言って「すべてが完璧な状態である」とは限らないのです。
余談ですが、僕は「試奏で『うーん』と思ったポイントがあるギター」も、試奏してる途中で調整してもらうといいと思います。実際、試奏中に少し調整してもらって楽器への評価が全然変わったりすることはあります。
3. 店員さんからいろいろな話を聞ける。
個人の楽器屋さんでも大手の楽器屋さんでも、マニアックな知識や経験を持ってる店員さんというのはいるものです。中には特定のギターメーカーの専門店みたいなとこもあって、そこの店員さんの知識量や楽器に対する熱量は並大抵のものではありません。
そのような店員さんから聞ける情報は宝です。自分の知識を広げることにもなりますし、そういう会話の中で新しい楽器や音楽との出会いがあるかもしれません。楽器屋さんに行ったら、店員さんの迷惑にならない範囲内でギターの話を訊くことをオススメします。きっとギターもっと好きになりますよ。僕もそのおかげで好きになったギターを今持ってたりします。
…ちなみに。インターネットを見渡すと、『楽器屋に行かない理由』として店員さんの態度の問題が話題になりがちですが、僕の経験上、こちらが適切にコミュニケーションを取れれば、店員さんはそれぞれの視点からためになる話をしてくれる人がほとんどです。
人生でそこそこいろんな楽器屋さんに行きましたが、『店員さんで嫌な思いをした』ことって正直片手で数える程度しかありませんし、後から思い返すと「ひょっとしたらあの場面でのこういう言葉遣いはダメだったかも」と反省することもありました。
…相手も人間なので、そりゃ「合わないなー」って人はたまーにいます。ただ、そうなったら『その店員さんから買わなければいい』話です。
まとめ&そのメリットを活かすためには?
楽器屋さんでギターを選ぶことは、ギターが欲しい人にとってはメリットだらけです。ギターを始めたい人、欲しい人は、とにかく近くの楽器店に足を運んでみることを僕はオススメします。
そして信頼できる楽器屋さんや店員さんに出会ったら仲良くなっておきましょう。長く付き合う可能性がある人とは仲良くなっておいて損はないはずですし、お客さんにポジティブな反応をもらえて嬉しくない店員さんは滅多にいないはずです。
…この記事を書いている今は、状況的な判断もあり正直気軽に行くことは憚られるとは思います。
なので通販を利用する場合に僕が気を付けたことも書いておこうと思います。それは、「絶対に後悔しないポイント」をいくつか持っておくことです。
例えば↓
a. 事前に詳しい人に相談する
b. 事前に下調べをこれでもかというくらいしっかりしておく
c. いっそ「賭け!」「新しい扉開く!」くらいの心持ちをしとく(笑)
特に、a. とb. については実際に楽器屋さんに足を運ぶ場合でも有効です。しっかり自分で信頼できる情報を集め、人の意見も聞いた上で楽器屋さんに行けば、自分の情報の探し方が正しいのかを確かめることもできますし、店員さんの知識や技量をこちらから試すこともできますよね。
そのお店や店員さんが信頼に足るかを判断する力を僕らが付けておくことは、単純に消費者としてもメリットのあることだと思います。
…余談ですが、僕が通販で買った唯一のギターにして僕をとあるギターの沼に陥れた愛機は主にc. の理由で買いました()そのうちちゃんと紹介できたらいいなー。
ではまた。