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MusicVketファンが思う「MusicVketのいいところ」

めたです。
せっかくなのでnusaさんの #VRC音楽のセカイアドカレ にもう一回乗っかろうと思います。

前回はちょっとマジメ志向で、VIVI ZENA(元PHAZE)さんとのコラボのことについて書きましたが、さすがに文章量が本気すぎてドン引きしてしまった人もいるかなと思いましたんで

今回は、12/22に閉会したMusicVketについて、個人的になんで今回もこのイベントを楽しみにしていたのかについて書こうと思います。

あ、ちなみに、うちのグループ「休日のネコ」がVIVI ZENAさんとコラボした曲について知りたいぜという方は、前回の記事を読んでもらうか、休ネコのYouTubeに行って告知動画を見てみてください。

では本文。


1. そもそも:自分にとってVR原体験のひとつ

”最初から自分語りとかサイテー”かもしれないのだけれど、何を隠そう僕がVRChatに来たのは「MusicVketがあったから」

実はこのめたという輩、MusicVket(無印)の頃に、友人の誘いで一般参加者としてCluster会場を見てまわっていまして。

で、その時の体験があまりによかったからMusicVket2に出展申し込みをし、受かってしまったので腹括ってQuest 2を手に入れてVRの環境を整えた、という経緯があったりするんですな。詳しくは過去記事参照。

…こう言ってはなんだけれど、正直これがあるまでVRの世界に興味なんて本当に全くと言っていいほど無かったのですが…

『新しい体験ができる音楽イベントがある』と聞いてしまっては、もういてもたってもいられず。

うっかり出展を申し込み、うっかり受かってしまって、結果2,4,5,6と4回も出展者になることになったのです。

なので、MusicVketと、その時に参加したVRイベント(VIVIさんの記事の時にも書いたMirageCrownや、バーチャル朗読家海崎マノンさんの朗読会など)やその時訪れたワールドは、僕のVRChat体験の原点なんです。

2. リアルと比べて「バーチャルであること」の利点とは?

以前記事にもしたことではあるんだけれど、VR(バーチャル)上の音楽即売会だからこそ、いや、そうでなくては実現不可能な仕掛けが多く存在するのも、魅力であり、バーチャルで開催される利点です。

ブースの様子。近づくと試聴機が開いて曲と動画が流れる

まず、試聴機を囲んで複数人で試聴ができるというシステム。僕らにとっちゃ当たり前なこのシステム、リアルじゃどうなんだと考えると、普通はヘッドホンとかで一人ずつ試聴するわけです。

リアルタイムに同じ音楽を共有して、その場で感想を言い合ったりすることはリアルでは出来ない。これがまずMusicVketのすごいところです。

また、売り子さんやサークル主がブースにいてもいなくてもいい、それどころか、その場で直接金銭のやり取りがなされない(サイトで買う)というの
も、出展者側にとって、また参加者にとってもかなり楽な仕組みでしょう。

お互いのメリットを考えてみると


出展者:
ずっと店番をしなくてよくなるので、出展者自身も他のブースを見にいくことができる。結果的にイベント期間の時間を自由に使える。(それこそファンミ的なのもできるしね)。
・釣り銭の用意などをする必要がない。結果的にお金周りの処理が楽。

参加者:
出展サークルの人が「友達の友達」くらいの関係性の時に『と、友達が参加してるからあんま興味ないけど買うか…』みたいな謎の気まずい瞬間が起きない書いたい物を吟味できる、時間がある気楽さ。また、サークル側に気を遣ってお金を用意する必要がない。
(マジな話、これで結構悩む人いるんじゃないかと思ってます。特に交友関係広い人とか、お財布事情に限りがある人とかね)


もちろん、リアルで対面だからこそのコミュニケーションや出会いがあることも全く否定しません。

でも、MusicVketが明確にリアル即売会と違っていて、メリットになりうるのはこの辺りかなと思っています。

…あ、もちろん、VRだから地理的制限がないとか、必要以上に大混雑することもない、みたいなこともありますけどね。まあそんなのVRでは当たり前なので…

例:仮にブースに向かって五体投地しても誰の迷惑にもなりません。VRだからね!

3. VRの他の音楽イベントと決定的に違うこと

「バーチャルの音楽関連イベントなら、毎週のようにライブイベントなどがあるじゃないか!なんでそれを差し置いてそっちがくる理由になったんだ」と思う方もひょっとしたらいらっしゃるかもしれません。

…確かに、音楽の世界においてライブイベントは代え難いものです。それはリアルで間違いないので、VRでもそうなのだろうと思います。

VRライブイベントは正直リアルライブとは全く性質の違う物ですが(特に、音楽において最も大事な『音響を体験する』という側面で、リアルライブとVRライブは全く違うものです)、実際に見て体験した僕としても「これはこれですごくいいな!!」と思えるものでした。

ただ、ライブイベントはどう頑張っても、出演スケジュールなど様々な部分で「時間的な」制約が出ます。

気になるアーティストを聴きたくても自分の予定の関係で聞けない、あるいは他の人とバッティングしていて聞けないということはよく起こりますし、”極端な例”だと「この人だけ聴ければいい、あとはどうでもいいから退場してよう(VRだと「会場で喋ってよう」)」みたいなことも起こります。

MusicVketのような即売会であれば、本来参加者が気にするべきなのは「期間」だけです。

終了までに気になる人のところを回れればいい。しかも、自分の時間で、自分のペースで、じっくりと音楽に向き合えるんです。最高でしょ?

また、「VRでライブをやっていない団体も等しく会場に並ぶ」というのもいい点です。

VRChatにいる音楽活動をやる人たちは、決してライブミュージシャンだけではない、ということを再確認できる、また、そこから新たな出会いの可能性さえあるのは、即売会形式のイベントの大きな利点だと言えると思います。

おわりに

さてさて、こんな感じで良い点をさらさらっとまとめましたが、今回はVket 2024 Winterの中の一枠としてMusicVketが開催され、また最終日2日間には、同じ運営母体の大型リアルイベントVketRealも重なるなど、今までとは少し趣向の違う開催になりました。

実際、開催形態が変わった影響か、出展者募集の段階で一時は「出展者が足りないんじゃないか」という話も出たりしました。

このイベントが大好きな僕としては信じられない話ですが、同時に思いました。

「ひょっとして、MusicVketの存在、バーチャル即売会の素晴らしさを知らない人もまだまだいたのではないか」と。

まあだとしたら、それは音楽が大好きでVRChatにも生息してしまっている自分としては「ここがすきなんだ!」というのをまとめておくしかないですよね。

まあ、僕自身は全く声が大きい人でもないですし、力自体は正直全くと言っていいほどない方ではありますが…ただ、MusicVketというイベントがやってきたことがどれだけ良かったかというのを、改めて言語化しておこうと思ったので、半分勢いで書きました。はい。

個人的には、自分がVRの世界にハマるきっかけになった大事なイベント、これから先、良い形で更なる発展を遂げてほしいと願ってます。

今回も楽しかった!!おわり!!

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