良い時期と悪い時期の過ごし方【446/500】
桜も散り、新緑生い茂る最終Qにはいりました。はこの亀谷です。
本日は「良い時期と悪い時期の過ごし方」というテーマで書いておこうと思います。
人生を長期投資と考える中で、この概念をしっかり自分の中にもっておくことが大事だなぁと最近思います。
良い時期がずっと続くことも、悪い時期がずっと続くこともありません。
それぞれが交互にやってくる。それが人生です。
目先の状況に一喜一憂することなく、冷めた目で、自分が今、どちら側の局面のどの辺にいるかを考えながら進むと、心穏やかに毎日が過ごせるような気がします。
好調な時に投資して、不調な時にそぎ落とす
仕事をしていると「良い時期」と「悪い時期」というのが必ず存在します。
「良い時期」は何をしても上手くいき、「悪い時期」は何をしても上手くいきません。
水前寺清子さんの「三百六十五歩のマーチ」の中では、
「幸せは歩いてこない。だから歩いていくんだね。1日1歩3日で3歩。3歩進んで2歩下がる」
とうたわれていますが、まさにその通りです。
ただ、人間生きていると、目の前の瞬間が一番大きくクローズアップされるので、良い時期には良い時期しか、悪い時期には悪い時期しか見えなくなってしまいます。
そこで、人生のキャリアの途中で、一度「良い時期」と「悪い時期」の過ごし方は自分の中で決めておくと便利です。
私個人としては、「良い時期」は無駄を無視して積極的に投資する。
「悪い時期」は1回止まって無駄を見直し、徹底的に無駄をそぎ落とす。
と決めています。
「良い時期」は動けば動くほど良い方向に動くので、リスク管理さえしておけば、多少無駄があっても打ち手が多い方がプラスに働くことが多いです。
だからこそ、ある程度のリスクがあっても判断して先に進めることを優先させます。
「悪い時期」は良い時期に仕込んだことが、上手くいっていない、悪影響を与えていることが多いので、一度止まって無駄なことをやめることを優先させます。
無理に良くしようとするよりも、良い時期に向かって備えることを考えます。
会社も一度太らないと痩せられない
身体を鍛えたことがある人は分かるかもしれませんが、私は、会社にも「増量期」と「減量期」というのものが存在すると考えています。
順調に会社を大きくしたい、組織を大きくしたい
と誰しも考えると思いますが、そんなに世の中上手くはいきません。
その会社ごとに成長に応じてあるべき制度は異なり、起きてくる問題も異なります。
調子の良い時は「増量期」ですので、勢いにのって拡大を検討します。
ある程度大きくしていくと、組織の拡大に伴う問題が自動的に起きてきて、マイナスのベクトルが働きはじめ、それに対応する必要が生まれ「減量期」に入ります。
「減量期」では、「増量期」に実施した内容を踏まえ、マイナスのベクトルの要因を探し、その原因を潰しにかかります。
「減量期」に焦ってしまい、無理に拡大しながらの調整を行うと、後々ほころびが大きくなって、のちに大きく崩れる可能性があるため注意が必要です。
投資でもそうですが、マイナス局面で焦ってはいけません。
上手くいっていないときにこそ、冷静に状況を把握し、淡々と処理することを頭に入れておきましょう。
成功は歩いてこない。だから歩いていくんだね。
人生は長期投資。良いことも悪いことも起きてきます。
悪いことが起きることを恐れて止まっていても、良いことは起きません。
右肩上がりの成長曲線を作りだすためには、少なくとも「悪い時期」よりも「良い時期」を大きくしていかないといけません。
だからこそ「良い時期」には、将来起きるであろう「悪い時期」に負けないほど攻めて、「悪い時期」は「良い時期」に備えてただ耐えましょう。
鶏が先か、卵が先かみたいな話になりますが、思考的には「良い時期」が先で、「悪い時期」が後だと考えておいた方が得すると思います。
今回は最後に「三百六十五歩のマーチ」の三番の歌詞で終わろうと思います。
皆様、良い週末を~
しあわせの 隣りにいても
わからない日も あるんだね
一年三百六十五日
一歩違いで にがしても
人生は ワン・ツー・パンチ
歩みを止めずに 夢みよう
千里の道も 一歩から
はじまることを 信じよう
腕を振って 足をあげて
ワン・ツー ワン・ツー
休まないで 歩け