【追記あり】世界32億人が観るプーチンの年次教書演説 - いったい何が?
BRICs加盟国がいま、とても注目されているのをご存知でしょうか。また、その加盟国(希望を含めて)が続々と増えているのです。
学校で習ったBRICsとは何だったか、いまいち思い出せないので日経ビジネスさんから引用です。
「 BRICsは、ブラジル、ロシア、インド、中国という、2000年代以降著しい経済発展を遂げている4カ国の頭文字を合わせた造語だ。米ゴールドマン・サックス証券が、03年10月に発表した投資家向け報告書「Dreaming with BRICs: The Path to 2050」の中で初めて使用して以降、広く使われるようになった。なお、39年までに、BRICsのGDP(国内総生産)の合計が、米国、日本、ドイツ、英国、フランス、イタリアのGDP合計を上回り、さらに50年には、GDPの順位が、中国、米国、インド、日本、ブラジル、ロシア、英国の順になると予想されている。こうした現状を受け、昨今多くの企業がBRICsでのビジネス展開を図っている。」 日経ビジネス 2020.8.17
上記4国に加えて、今は南アフリカも加盟国のようです。5カ国合わせた2023年の人口は何と32億人。世界人口が80億人とのことですから、約40%ですね。
そのBRICs諸国を対象に、今夜プーチンさんが演説をされます。ロシアの全放送局で放映、そしてインド、中国では同時放送がされるとのこと。一説には全世界の放送局で流すよう働きかけているとの情報もあります。
何が話されるのか、ウクライナ問題だけではないことは明らかですね。しかもバイデンがウクライナのキーウを訪れている最中にです。世界が熱い!
私は今、世界のこれからを見る上でこのBRICsの動きが最も気になっています。加盟国も続々と増えているようです。エジプトも加盟。
サウジアラビアも加盟!これは大きい!
イランも加盟!そしてBRICs諸国は金本位制に移行中、もしくはもうしているとか。
これはなぜ大きいかと言いますと、今まで世界の基軸通貨だったドル(ペトロダラー)の地位が揺らぐというよりも、崩壊していく流れだからです。
「石油取引の通貨をドルに一元化することで、サウジアラビアなど産油国が石油を売って得たドルで米国債を買う再循環が構築された。1973年のオイルショック後、米国がサウジに原油価格の引き上げを認める一方、取引はドルでするよう求めた。そうしてペトロダラー体制が生まれた」朝日新聞GLOBE
しかし、この体制が崩れていくということです。TV新聞などのマスメディアだけ見ていたらこの動きは分かりにくいと思います。
また、ほぼ同時に、昨年9月のロシアからドイツへの石油パイプライン、ノルドストリーム爆破の真犯人はバイデンだと明らかになっています。米国のピューリツァー賞受賞ジャーナリスト、シーモア・ハーシュによる詳細な取材記事がサブスタックで公開され、世界中で話題になっています。
よろしければ世界情勢を分かりやすく伝えてくれる及川幸久さんの動画をご覧ください。このテーマは3本目となっていますが、まだ続くようです。
こんな中で行われるプーチンさんの演説、一体何が語られるのでしょうか。不謹慎ですが、とても楽しみです。
よろしければ放送を観てみましょう。こちらから。
追記:
昨夜行われたTBSでの同通放送ですが、なぜか1時間を過ぎたところで急に通訳がいなくなりました。1時間だけ契約してた??そんな馬鹿な?しかし、通訳がいなくなってからの内容がとても重要でした。
Twitterでタマホイさんが上手に要点をまとめてくださってたので、拝借します。
また、TBS同通がいなくなった後の演説を翻訳してくださったひよりさんからも、動画を拝借。
日本のTVはプーチン悪者一辺倒のようですが、本当にそうでしょうか。どちらか一方だけが悪いなんてことはなく、また、真実は常に隠されています。
情報は自ら取りにいかなければ命にも関わる時代となりました。
判断は一旦置いといて、できるだけ一次情報を知り、自分なりのベストな推論を持ち、それに新たな情報を足しながら限りなく真実に近づいていく、そんなアプローチが大切なのではないかと思っています。(自分への戒め)
最後までお読みいただいてありがとうございました。