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機材の話2025
今年はnoteたくさん書くぞ〜!と密かに目標を掲げていたものの、すでに達成できるかどうか危うい感じ。もう2月終わっちゃうよ。あぐにです。
今回は自分が曲を作る時の環境とか、所有している機材の話です。
実は昨年末くらいにある程度は書き終わっていて、公開するのが気恥ずかしくて放置していた下書きに多少加筆した感じの内容になっています。
route9の曲やサウンドはこんな風に作られているんだな〜、みたいな気持ちで見てもらえれば幸い。
■ 作業環境
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□ MacBook Pro 2020(PC)
□ Steinberg UR22C(インターフェース)
□ YAMAHA HPH-MT8(ヘッドホン)
いきなり暗くて分かりにくい写真で申し訳ないっす。
必要最低限の環境。自宅ではアレンジやギター録りまでしか行わないので、これでも充分事足りている。部屋に物がたくさんあるとストレスを感じてしまう性格なので、このくらいの物量の方が視界にフィットして良い感じ。
DAWはLogic Pro。自分のようなDAW初心者でも直感的に操作できるので、使いやすい部類だと思う。デフォルトで入っているドラム音源が結構好き。ギターは1作目の手焼きCDから今に至るまで、レコーディング時のみBIAS FXで音作りを完結させています。
サブモニターは会社の備品みたいな(?)大型で圧迫感のあるものは避けたく、薄くて軽いゲーミングタブレットを設置。お勧めしてくれたるき兄、あざす。13インチのMacBookより少し大きいくらいなので、14インチ程度かな。自分にはちょうど良いサイズ感。
机と椅子は河城にとりさんのとこのやつ。このゲーミングチェアを買ったことで腰への負担が激減し、より長く机に座っていられるようになった。お値段以上です。
■ マイク
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□ SENNHEISER E935
□ SHURE BETA58A
□ Audio Technica AT4040
マイクもまとめて紹介しちゃいます。
写真左から①スタジオ兼ライブ用、②サブ機、③レコーディング用です。
E935はめちゃくちゃ好きなマイク。前から使っていたBETA58Aから持ち替えた時、声の抜けがかなり良くなることを実感して以来、ずっと使い続けている。初ライブ「Grazy Crazy!! #4」から今に至るまで、route9で歌う時はレコーディング時を除いて必ず握っているマイクです。色や質感も高級感があって好きなんじゃ。
AT4040はレコーディング時しか使わないので普段は存在を忘れがち、だけどなかったらなかったで非常に困る、そんな存在。
マイクに関しては大した知識もなく、色んなモデルを試したわけでもないので、少しずつ勉強していきたい所存。
■ ギター
ここからは趣味全開。
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「δ」のヘッド刻印がイカす、マットブラックカラーのメインギター。
4年くらい前に旧居で1人暮らしを始めたタイミングで購入して以来、ずっと一緒にいる相棒のような存在。自分はギターを弾きながら曲を作ることが多く、route9の楽曲の殆どはこのギターによって生み出されています。
ボディはアッシュで、高域の煌びやかさと低域の豊かさを兼ね備えた個体。その分ミドルは少し抑え目かも。
クリーン、ハイゲイン、バッキング、リード、何でもそつなくこなす。触った人ほぼ全員に「良いギターだね」と言われるので、それなりに良いギターなんじゃないかと思います。
音もさることながら、特筆すべきはネックの握り心地の良さ。サラサラしたマットな質感で塗装の加減がちょうど良く、フレット移動時に変なブレーキが掛からない。あとどういう仕組みか不明だが、こんなにバレーコードが抑えやすいギターもなかなかないと思う。うちのメンバーに貸した時も、押弦の時に殆ど力いらないね〜とか言ってたな。弦高がベタベタに低いわけでもないんだけど。
元々フロントPUにはハムバッカーサイズのP-90が載っかっていたものの、すずめちゃんの勧めでLindy FralinのBlues Specialに交換。フロントとは思えないくらい抜けが良く、ジャッキジャキになる。非常に「凜として」いて良き。
自分にとって替えが効かない1本です。
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東方フリークス、routeSで使用したサブギター。
色んなメーカーの色んなパーツを組み合せた、キメラのようなギター。元々はSquierのテレキャスターシンラインだったが、今となっては本体のどこにもSquierなんて書いておらず、メーカー不明の謎のギターと成り果てている。
主な改造点は以下のとおり。
・ネック…Mighty Mite 22Fつば出しタイプ
・ピックアップ…Fender Custom Shop Texas Special
・ピックガード…Astronauts Guitars(オーダー)
・ジャック…ESP(ねじ止めタイプ、モデル忘れた)
・ネックプレート…Freedom Custom Guitar Research SP-JP-01
サウンドやルックスの変更以外にも、21Fから22Fに変更したり、ゆるゆるになりやすいジャックをねじ止めで補強したりと、より実用的な仕様に。音の傾向としては、シンラインらしいエアー感は抑え目で、ソリッドギターとしての側面が強い。そのためかハウリングにそこそこ強く、強気に歪ませても音が破綻しなくて使いやすいです。
■ エフェクターボード
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コンセプトは一貫して「JC-120で最高の音を出す」なんですが、最近バンドの編成が変わったので3ピースでも対応できる構成にしています。過去一実用性が高くて、良い感じです。運搬大変だけど。
以下の接続順に書いていきます。
①チューナー
②歪み(プリアンプ枠、かけっぱなし)
③歪み(ソロ、ハイゲイン枠)
④歪み(ブースト枠)
⑤マルチ(ラインセレクターを介して接続)
⑥空間系
□ BOSS TU-3W
ボード右上の黒いやつ。チューナー兼ミュートスイッチ。
自分は目が死ぬほど悪いくせに基本裸眼で生活しているのですが、これはライトの視認性が良いのでとても助かります。
バッファーモードでの運用。
□ Eastern Music Device PD-1
ボード右下の銀色のやつ。巷ではダンブル系、マッチレス系と言われているらしい。
Volume、Gain、Toneの他に倍音の調整を行う「ADD Control」というツマミが筐体上部に付いており、ここを最大まで振り切ることでガラスのようなクリーン、クランチを作っている。
このペダルの凄いところは、どんなペダルと組み合わせても、ボードのどのポジションに置いても、期待以上の働きをしてくれるところ。これの後段にファズを置くと、かなり良い感じになる。
そしてコードを鳴らした時の分離感が凄い。一般的なODくらいには歪むので、守備範囲も広いと思います。
万人に自信を持ってオススメできるペダルなんだけど、パーツが入手困難になったとのことで生産終了しているのが辛い。一応パーツを再選定した後継機も出ているみたいですけどね。あと高い。
メインギター(DELTA)での使用を想定した極端なセッティングなので、シンラインを担ぐ時は他のODに入れ替えます。
□ Noel Cornet Revu
PD-1の左に置かれた漆黒のペダル。LEDは青色に交換しています。
ロシアンマフをベースに再構築したペダルとのことで、まーめちゃくちゃ歪む。そして音圧が凄い。
この手のペダルには珍しく、コードを弾いても分離感を失わないところが気に入っている。ファズというよりは「オーバードライブとディストーションの中間にいながら、ファズに匹敵する轟音が出せるペダル」という方が個人的にしっくりくるかも。ファズが苦手な人にこそ試してみてほしいペダルです。これも生産終了してるけど。
あと、塗装が剥げてくると外側のマットブラックから内側のエメラルドグリーンが顔を出す、いわゆるマルチレイヤー仕様になっています。
□ BOSS OD-3
メイン歪み。LEDを筐体の色に合わせて黄色に、ツマミを白色に交換しています。
BD-2やOD-1XといったBOSSの人気機種の影に隠れている感は否めないけど、このペダル大好きです。
前述のPD-1で作った音をゲインブーストする役割を与えている。がっつり歪ませてもコードの分離感、弦鳴り感を保ったままゲインだけが上がっていく感じが最高。
ギターボーカルあるあるなんですが、ペダルを踏む時にしっかり下を向く余裕なんて殆どないので、BOSSペダルの踏みやすさはとても信頼できます。
□ BOSS LS-2
OD-3と同じような形をした白いやつ。
ボード左上のMS-100BTの踏みにくさ、音痩せの改善を目的に設置しています。
クリーンブースターとして使用できる裏技もあったり、持っておくと何かと便利なやつ。この前パームのLS-2が壊れた時に一瞬譲ろうとしたけど、何だかんだ手元に残しておいてよかった。
□ ZOOM MS-100BT
ボード左上にある、一昔前のゲーム機みたいな見た目のペダル。
Bluetooth機能が使えるみたいな要素は正直どうでも良くて、マルチストンプシリーズで一番好きなデザインとカラーなのでこれを選びました。
ポケモンで言うとイーブイみたいな存在で、自分のパーティに足りない要素を埋めてくれるすごいやつ。大抵のエフェクトは網羅されています。基本的にはフェイザーやエンハンサーとして運用。
□ BOSS DD-200
ボード左下の白くてデカいやつ。
BOSS DD-20、通称ギガディレイの後継機種。ディレイエフェクトの網羅はもちろん、設定次第でコーラスやシマーにもなる。もはや空間系マルチなのでは?ってくらい実用性が高い。
ただ、フットスイッチの間隔が短くて稀にスイッチ2つを同時押し(ルーパーが起動)してしまうのが悩み。
多用するパッチはモジュレーションディレイ、無重力のイントロで使用するディレイ、コーラスあたり。
□ FREE THE TONE PT-3D
電源。場所取らないし、軽いから良き。
昨年秋くらいまではシールド、パッチケーブルもFREE THE TONEで統一していました。最近はこれまたすずめちゃんの勧めで、ゾマーケーブルのSpirit XXLを使っている。
ちなみにボード本体はあり坊とおそろ。
以上、作業環境+機材のお話でした。
デスクにモニタースピーカー置いたり、ちょこっと足元が入れ替わったりはするかもですが、今年はこの布陣で作品リリースなりライブなり頑張りたいと思います。
次は例大祭かライブでお会いしましょう!
route9 あぐに