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「白と黒・善と悪-正解はあるのか?」

「彩」り豊かな人生に利く1冊 ~NO.1~ presented by 久保彩
「これから「正義」の話をしよう」Michael Sandel = 著 鬼澤 忍 = 訳

 NHKで放映されていたサンデル教授の講義がすばらしすぎて、思わず買ってしまった本です。画面越しでも、エネルギッシュでウイットに富んだ授業から元気をもらいました。講師としては「あんな風に登壇したいものだ」と思いつつ、「素晴らしい先生から学びたいな」と生徒欲をくすぐる授業でもあったのです。

 白か黒!善か悪!0か100!そんな風に、物事を考えてしまいがちな方にお勧めの良書です。世界には白黒だけでなく灰色もあり、善悪になど到底大別できぬ複雑で多様な出来事が多くあり、0か100の間には99もの数字があるのだという、ホント当たり前の事実に気が付かせてくれる本です。「正義」を振りかざしたくなってしまう時に、今でも時折、手に取る本です。

 次回も人生に彩を添える1冊をご紹介しますね。引き続き、彩豊かな1日をお過ごしください♪

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