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メタモリアとは?

はじめまして。
株式会社codeFaberのナナシロです。

今回はメタモリアがどういう事業かを紹介していきます。

メタモリアを一言で言うと…

メタモリアを一言で表すと、

どんな世の中でも生きていける人間を育む“新時代の教育事業”

です。

「どんな世の中でも生きていける」とはいったい何なのでしょうか?
次でもう少しくわしく解説します。

今はどんな世の中か?

あなたは今、どんな世の中だと感じていますか?

今、生きていて幸せですか?

……こんな聞き方をすると、なんか宗教やマルチの勧誘みたいですね(笑)

さておき、人によってこの答えは変わってくると思います。

「政治も経済も不透明で不安しかない」
と答える人がいれば、
「好きなことやって好きな人に囲まれて楽しくやってるよ」
と答える人もいるでしょう。

日本国内で住んでる地域によって答えが違うわけではありません。
同じ地域の、それこそお隣さんや同居人であっても、答えが違ってきます。

「世の中」の感じ方は人それぞれ

同じ世界、同じ社会で生きているはずなのに、どうして違うんでしょうか?

それは、以下の三つの違いがあるからです。

  • 一人一人、認知が違う

  • 一人一人、行動が違う

  • 一人一人、経験が違う

要するに、人間の個体差によって感じ方が変わるんですね。

「世の中が悪い」はあるのか?

「いや、でも世の中が悪い状態ってあるでしょう?」
「ほら、みんな今の政治に憤っているでしょう?」

と、そう感じた人もいるかと思います。

ですが、ちょっと考えてみてください。

100%の人間がそう感じているのだとしたら、選挙でいかようにも政権が変わっているのではないでしょうか?

選挙という制度が一部の権利者に悪用されていると100%の人が感じているのであれば、とっくに革命が起きているはずです。

なので、もしあなたが「世の中が悪い」と感じているのなら、それは世の中が悪いのではなく、あなたがそう感じているだけなんですよね。

世の中は個人の意思では変えられない

歴史の教科書などを見ていると、一人の英雄の活躍によって世の中が変わったかのように書かれているでしょう。

ですが、決して一人の英雄の「個人の意思」によって成し遂げられたものではありません。

その英雄がたまたまその時代に生まれたこと、偶然仲間が集まったこと、運良く革命行動に成功したこと……。

そういった条件の積み重ねが、たまたま「世の中が変わった」という結果を生み出したに過ぎません。

今の日本社会が「失われた30年」などと言われているのも、一人の黒幕がそれをもたらしたわけではないのです。

たまたま戦後の経済復興の機運があって、運良く安定した社会になって、自然と安定にあぐらをかくようになり、経済成長が止まってしまった。

要するに、結果論に過ぎません。

世の中は空気のようなものです。
それ自体良いものでも悪いものでもなく、ただそこにあるだけです。

だから、自分の不安の赴くままに世の中を変えようとするのは、空気に向かって「酸素増えろ!」と怒っているのと同じなのです。

では、どうすればいいのか?

世の中は変えられませんし、あなたがこの世の中に生きている事実も変えることは出来ません。

そんな中、唯一変えることが出来るものは自分自身だけです。

「政治も経済も不透明で不安しかない」
と感じている人が、
「好きなことやって好きな人に囲まれて楽しくやってるよ」
と感じられる人になること。

それこそが
「どんな世の中でも生きていける人間になること」
なのです。

「そんなことが本当に出来るの?」
「出来るならとっくにやってるよ」

そう感じた方もいるでしょうが、はっきりと言います。

本当に出来ます。

その際、重要なポイントとなるのが「メタ認知」です。

メタ認知の重要性

メタ認知とは、アメリカの心理学者であるジョン・H・フラベルが提唱した概念で、

自分の認知活動を認知する

という意味です。

そう言われてもイメージが付きづらいので、例を出してみましょうか。

例えば、あなたは「世の中が悪い!」と感じているとしましょう。

その「感じている」という部分がまさしく認知活動に当たります。

なので、これをメタ認知すると、

「『世の中が悪い!』と感じている自分がいるなぁ」

という感じになります。

メタ認知を習得すれば、主観で受け取ったり考えたりする自分を冷静になって引き止めることができます。

「『あの上司マジで苦手だな……」って思ってる自分がいるなぁ」
「『はぁ?!税金高すぎ!」って感じてる自分がいるなぁ」

このようにメタ認知をしていれば、どんな世の中であったとしても右往左往、一喜一憂しなくなります。

そしてそれによって、過度に希望を持つことも絶望することもなく、ただ自分の胸に手を当てながら幸せを感じつつ生きていく準備が出来るのです。

メタ認知 ≒ 悟り

では、
「じゃあメタ認知について勉強して習得すればいいんでしょ?」
という簡単な話かというと、そうではありません。

「メタ認知が出来る」というのは、仏教の世界で言う「悟り」の状態に近しいです。

そう言うと、
「じゃあ相当の修行を積んだり、さまざまな経験を積んだりしないと不可能なのでは?」
と不安になるかと思います。

ですが、そんなことはありません。

普通の人間が普通に人生を送っているだけでも、ある程度は、少なくとも、生きづらさを感じにくくなるくらいにはなれます。

メタ認知は一人では難しい

ただ、普通の人であるあなたがメタ認知をおこなうのには、一つ条件があります。

それは、他人の存在です。

人間は他者の存在によってアイデンティティーを獲得します。
そして、継続して他者と関係を保っていくことによってメタ認知を習得していきます。

メタ認知自体は、たしかに高次な認知機能です。

ですが、他者と関わる経験をどれだけ、どのように持てるかによって習得度合いが変わってくるのです。

たとえ生まれ持った認知機能の差があったとしても簡単にひっくり返るくらい、メタ認知を習得するためには、他人、ひいては、社会の存在が大きいのです。

現代人の一番の問題は「孤独」

ところが、現代人は圧倒的に社会の中で生きる経験が少ないのです。

渦中にいるとなかなか実感が湧かないかもしれませんが、明確に
「我々は年々孤独になっていっている」
と言えます。

その一番の根拠は、2000年代から2010年代にかけて起こった情報革命です。

情報革命によって私たちは、誰とでも繋がれるようになりました。

全世界の人と繋がれるので、一見するとコミュニケーションの輪が広がったように感じるかもしれません。

ですが、あくまで一対一のコミュニケーションがほとんどです。

そして、ビデオ通話ならまだしも、SNSについてはテキストでのみのコミュニケーションになっています。

嫌になったらスマホをオフにしたりアカウントを消したりすれば、すべてリセットできてしまいます。

もちろん情報革命以外にも、核家族化や配送サービスの充実、娯楽の充実など、現代の私たちを孤独たらしめる状況についていくらでも言えますが、とにかく、我々は想像以上に社会を感じにくくなっているのです。

そしてそんな中で、メタ認知を習得するのは大変難しいのです。

メタモリアがあなたにもたらすもの

そんな現代に生きているあなたに対して、メタモリアは何をもたらすのか。

主に三つです。

  • 思考力を向上させるセミナーやワークショップの開催

  • AIを利用した脳機能の補佐ツールの開発

  • 疑似社会としてのコミュニティーの運営

思考力を向上させるセミナーやワークショップの開催

メタ認知はかなり高次の認知機能なんですよね。
適切に発達段階を経た大人がやっと獲得できるものです。

先程は説明を省きましたが、メタ認知習得の手前には論理的思考力の習得など様々な段階があります。

人によっては、幼少期や青年期の経験によって認知が大きく歪んでおり、まずその認知の歪みを解きほぐすことが重要になる人もいます。

そういったメタ認知の手前部分の課題を、その人の段階に合わせて高められるようなセミナー、ワークショップを開催しています。

AIを利用した脳機能の補佐ツールの開発

第四次産業革命が起こり、AI時代に突入しようとしている現代。

メタモリアは、AIをビジネスの道具としてではなく、脳の機能を補佐する”ペースメーカー”や”義肢”のようなものとして捉えています。

そのような脳機能の補佐ツールを開発することも、メタモリア事業でおこなうことの一つです。

疑似社会としてのコミュニティーの運営

メタ認知を習得するためには他者や社会の存在が重要になるという話をしました。

メタモリアでは、メタ認知習得を促すために擬似社会としての役割を持たせたコミュニティーを運営しています。

よくあるオンラインサロンや地域コミュニティーとは違い、オンラインとオフラインを横断しつつ、メタ認知の習得を促すような仕組みを取り入れた疑似社会を形成しています。

メタモリアが目指しているもの

最後に、メタモリアという一風変わった教育事業が目指しているものについてお話ししましょう。

資本主義社会の下、会社の一事業として起こしたメタモリア。
そのメタモリアが目指しているものは以下の三つになります。

認知の歪みを是正し、孤独な人を一人でも減らすこと

まず第一に来るのが、孤独な人を一人でも減らすことです。

人類、そして、日本人を取り巻く環境によって大量に生まれてしまった孤独な人たちを一人でも減らしたいと考えています。

現代は、他人とコミュニケーションを取らずとも生きられます。
孤独を埋める娯楽やサービスも無限にあります。

ですが、それが当たり前になっていては、無感情で家計をやりくりするだけのゾンビになってしまいます。

その「生ぬるい地獄」に浸かっている人と一人でも多く出会い、彼らのその後の人生を1°でも変えていきたいと考えています。

社会の制度ではなく個人の進化から少子化を止めること

今、日本が直面している大きな問題の一つとして「少子化」があります。

ニュースでは不安定な経済が問題になっていると連日報じていますが、私はそれだけではないと考えています。

いえ、経済の問題以上に大きいと感じているのが、先に挙げた孤独な人々による回避行動だと考えています。

「一人で生きるのも大変なのに子供を作るなんて無理」
「子供をどう育てたらいいか分からないのに産めない」

そういった認識が、独身者や産み控えする既婚者を増やしていく礎になっています。

そこでメタモリアは、個人を進化させることで少子化解消へ向けての有効打を放とうと考えています。

人類の未来を変える1ピースになれる個人を増やすこと

私は「世の中は個人の意思では変えられない」と言いましたが、だからといって「世の中は変えられないから諦めろ」と言いたかったわけではありません。

右往左往、一喜一憂しながら社会に窮状を訴えるだけの人間にならず、世界や自分を批判的に見つめ、地に足がついた方法で社会を変えていける人を一人でも多く育めれば、停滞した社会情勢に何かしらの変化をもたらすことが出来ると思っています。

もちろんその変化がまた新たな問題を生むでしょうし、決して「社会が良くなった」とは言い難い状態に陥るかもしれません。

ですが、確変を起こすには変化が絶対に必要です。

メタモリアは、幕末の松下村塾のように、その変化をもたらすきっかけになる個人を一人でも増やしたいと考えています。

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