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瞬き 

彼女は不安を抱えている。
本当に私が好きなのか、いつまでも愛してくれるのか。
僕はいつも答える。
世界で一番愛している、絶対に死ぬまで愛し続けると。

彼女の不安はきっと消えない。
どれだけ伝えても、絶対的な安心感なんて与えられない。

「人って変わっちゃうから、誰も信じられない。」
「僕の気持ちは絶対に変わらないよ。」
それでも何回も伝えた。

back numberの瞬きの歌詞を思い出す。
いつか、遠い先で彼女は幸せだったと命を終えられるだろうか。

死ぬ間際に流したいBGMの話をした。
もし流れ始めるなら、どんな曲を選ぶか朝ごはんを食べながら考えた。

「死んでから恥ずかくなる尖った曲は避けたい。」
「back numberがちょうどいいかも。」
「いろんな人とかぶりそうで嫌。」
「確かに。あとなんか、良い人ぶってるみたいで気持ち悪いかも。」

そんな話をしていた。
結局、彼女はSMAPの世界にひとつだけの花。
僕はヨルシカの何かにするところまで選んだ。

周りの目を気にする僕たちにback numberは気取りすぎで恥ずかしくなってしまう。

それでも、彼女の傘になりたい。恥ずかしがらずに気持ちは沢山伝えていきたい。

彼女は無邪気でとてもわかりやすい。
安心すると、声に緊張感が消えて楽しそうな声を取り戻してくれる。彼女の不安を紛らわせてあげられることが、僕にはとても幸せだ。

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