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メモリアAPPENDの譜面について

 こんにちは、メモリアのお気持ちノートを書こうと決めてから1ヶ月以上放置していた怠惰人間です。やっとやる気が出たのでお気持ちを書き散らして行こうと思います。

※ただ譜面を細かく見るだけなので、こんな考え方もあるんだな程度に流してください。

本編

 開幕からいきなり飛ばしていますね、普通に最難所。壮大な曲の始まりに合っている難易度ですが、対称トリルの同時押しが裏拍からになっているのが気になりました。見た目は綺麗ですが、曲通り表拍からにした方が良かったと思います。その後のトレース→4点押しホールドの演出はめちゃくちゃ良かったです、"消えない"という歌詞と若干掛かってそうなのも良い。

 この辺はピアノの音階を意識しつつ配置全体の見た目を整えていてシンプルに良いです。微縦連がいい味出してる。(個人的には後半でフリックやノーツサイズを変えるよりはそのまま繰り返しの方が好き)

ここ自然に親指でロングを取れてそのまま敷配置を捌けるの良い、4本指でも楽に取れるのも良い。

 ここですが、23小節〜の薬指を使わせる配置だけ少し引っかかりました。というのも、かなり落ち着いてるAメロでここだけ必要な技術量が抜き出ていて浮いているんですよね。この譜面は後半の展開で新たに薬指を使わせて難易度を上げてくるので、それもあって余計浮いている印象です。
 27小節〜のソフランは結構好きです。というより、この譜面は全体的に演出が曲の雰囲気に寄り添っていて、多いけども主張が強くなくやかましく感じないので本当に良いです。

 サビ前の交差、これは完全に自分の考えすぎなのですが、雰囲気が激唱APDに似ていてエモくないですか。トレースの誘導とかまんまそう。この曲って神々しく美しい雰囲気のボス曲って感じで、激唱も同じ部類だと思ってるので、ここに繋がりを感じて1人で勝手に感動してました(ほぼ100%考えすぎなだけですが._.)。ただ最後のスライド終点についてる金タップは、他の譜面にスライド終点のみサイズを変えているだけのスライドが存在している以上タップなのか終点なのかの判別がややこしくなるので、ゲーム全体で見た時に本当に辞めた方がいいと思いました。

 サビです。譜面画像を見て初めて気付いたんですが、ドラム合わせの裏拍の金ノーツが徐々に大きくなっていくの発想が面白くて好きです。今まで気付かなかったくらいには自然に置かれているのも良い。ただめちゃくちゃ細かいんですが、丸で囲った部分だけ音取りの意図が不明です。全体的に歌詞とドラムを取ってて表拍を同時押しにして強調してる中、音の流れは変わらないのに譜面の流れだけズレてるのがプレイしてて結構違和感でした(俺だけかもしれない)。

 間奏のピアノ地帯です、ここも音階を意識しつつ68小節〜でスライド音ゲーらしい動きを上手く入れていてとても良いです。またこの辺から本格的に薬指を使わせにきて、ここからが本番だというボス譜面らしい展開で盛り上がります。ピアノ譜面は本当に楽しい。

 はい、神演出です。曲に合っているのもそうですが、なによりこの曲がプロセカULTIMATEの最終楽曲という特別な立ち位置にいるからこそこの演出が輝いて見えるんだと思います。あとメモリア以外にこのギミックが存在しないというのも特別感があってとてもいいですね。MASTERとAPPENDで2度楽しめるのも最高(個人的には演出だけはMASTERの方が好き)。かなり攻めた演出ではありますが、曲のポテンシャルや立ち位置を利用してより感動的なものへと仕上げていて本当にプロセカありがとうって感じです。

これプロセカの仕様だと死ぬほどムズイからあんま好きじゃないけど通ると気持ちいい。あと全人類共通アレンジ。

 ラスサビです。全体的に1サビの強化版ですが、裏拍の金ノーツやスライドの配置などで繋がりを見せつつ違和感のないようにノーツを増やしていて、強化の仕方がかなり綺麗だなと思います。特に96小節からは同時押しを増やして4k→5kに強化していて、間奏のピアノ地帯から徐々に5k配置を増やしていく展開にも繋がっていて本当に綺麗です(めっちゃムズイけど)。105小節も70小節の配置と対になっていて良いですね。

 本当にありがとう。"この歌声はセカイに響く"で音符からどんどんプロセカのロゴになっていくというあまりにもエモの塊の演出です。これが難所を抜けた直後にくるので、ここまで通った時の爽快感とか、ここから先のラストへの緊張感とかがより一層感じられて、ボス譜面としての風格をより高めています。譜面がカッケェすぎる。これがプロセカULTIMATEのラスト、まさにこのゲームの1つのエンディングを飾る譜面というのもより感動を際立たせています。初見マジで声出ましたね。ULTIMATE第三弾にあまり乗り気じゃないのもこの演出がラストとして完璧すぎるせい

 ラストです。これは曲が良いのですが、ここから3連符主体になるので譜面に新たな展開が生まれて飽きないんですよね、採用された理由がわかる。
 前半は軽めの鍵盤ですが、直前の演出、そしてこの後待ち構えている難所も相まって緊張感がすごいです、むしろここが簡単な事により譜面に緩急が付いていてとても良いですね。後半は前半の配置に外フリックを足すことで5kのような配置に強化していて、めちゃくちゃ面白い発想だなと思います。そこから怒涛の畳みかけもまさにボス譜面で良い。

 ラス殺しです。かなりイカつい配置ですが、ラスサビの入りの二重トリルと繋がっていて納得できる配置にはなっています。ただプロセカの仕様と合わなすぎて8割がた運ゲーになってるのが辛い、配置は良いけど最大の難所が運ゲーなのは辛い。これに関しては譜面は何も悪くないのでなんとも言えないですがね…ただそれを差し引いても素晴らしい譜面である事は間違い無いと思います。

ここ最後トレースにしてくれてありがとう、余韻を全身で感じられる。

まとめ

 という訳でメモリア(APPEND)の譜面を細かく見ていきました。このシリーズ(?)で初めて褒める割合が圧倒的に多かったですね。人間は悪い所を言う方が饒舌になるとかなんとか言いますが、MarbleBlue.の時と同じくらい書き殴れたのでそれだけこの譜面が良いということで。
 ここまでこんな長ったらしいオタク語りを読んでいただきありがとうございました。ただのいちプレイヤーの感想でしかないので、まだまだこんな部分があるぞとか色々意見共有お待ちしております。では。

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