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結晶粒度とは?~金属熱処理屋が語る~
皆さん、初めまして!
愛知県で金属熱処理業を営む、株式会社メタルヒートです。Facebook、Twitterと続き、この度、noteも進出しました!金属熱処理のアレコレ、皆さまにお伝えしていきます。
第一弾は、【 結晶粒度とは? 】
・結晶粒度を細粒化させたい
・耐摩耗性を向上させたい
・経時寸法変化を抑えたい
とお悩みの方へ届け~!
金属材料試験の内、結晶粒度について説明します。
機械的性質である引張強さ、疲労強度などと密接な関わりがあり、結晶粒の大きさによって性能は大きく左右されます。つまり、正しく粒度をコントロール出来れば被処理物(製品)の性能を向上させることが出来ます。
鋼に対してはオーステナイト結晶粒度番号にて善し悪しを判断いたしますが、番号の大きいほうが細粒で、小さい数字ほど粗粒となります。粗粒ほど機械的性質は脆弱であり、細粒であるほど性質は向上します。結晶粒度は加熱する温度や時間によって結晶粒度が変化します。
例えば焼入であると温度が高ければ高いほど、時間が長ければ長いほど粗粒になります。熱処理は加熱、均熱が至らなければ(時間が満たなければ)製品をして使い物になりませんが、必要以上の温度設定、加熱・均熱時間(特にフラットトップ)は品質を脆化させる要因となります。
いかがでしょうか?
弊社では、品質改善のためのご相談を承っています。“次はこのテーマで書いてほしい!”等のご要望もお待ちしております。
それでは、また次回!
株式会社メタルヒート
TEL:0566-98-2501(代)
本社:愛知県安城市東栄町五丁目3番地6
第2工場:愛知県安城市東栄町六丁目1番地1
三重営業所:三重県桑名市大字東汰上字八反田1075番地9
#金属熱処理 #結晶粒度 #耐摩耗性 #経時寸法変化