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ウルトラな男。

私がメンバーとして参加しているプロジェクトで、「W.I.T」という異業種連携があります。「W.I.T」とは「With Imaginative Technology」の略で、「中小企業の想像力溢れる職人技術で、ウィットに富んだ未来を創造する」というミッションを掲げています。

その「W.I.T」から10月にリリースした第一弾アイテムが、円谷プロダクションが展開するブランド「A MAN OF ULTRA」とのコラボモデルである「BATTOU」という印章。ウルトラセブンをモチーフにしています。

「判子を押す瞬間は、男が覚悟を決める時である」というコンセプトから、男の覚悟を武士が鞘から刀を抜く瞬間になぞらえ「BATTOU(抜刀)」というネーミングを与え、単に印章のデザインをするのではなく、ケースから判子を抜き出して押印するまでの一連の所作と、その緊張感や重量感そして所有する愉しみをプロダクトのデザインに落とし込みました。
他にも、
〇国家資格「一級彫刻技能士」による完全手彫りの印章
〇専用ケースは1/100単位の超精密加工技術による削り出し
〇オリジナルのロゴデザインは一生消えないレーザーマーキング
という技術的特徴をもっています。

<mono shop 「BATTOU」ページ>

実はこの度、
12/12(水)~25(火)まで西武池袋本店で開催される
「mono shop セレクション ウルトラPOP UP」
私たちの「BATTOU」も出展販売されることが決まりました!
西武池袋本店 本館5階の「GOODMAN'S LIFE 特設会場」にて皆様のご来場をお待ちしております。

ちなみにこの「BATTOU」を手彫りを担当してくれているのが、「W.I.T」のメンバーである印章作家の滑川裕さん。茨城県日立市にお店を構えています。

手彫りでハンコをつくる時には、その方のお名前の文字の成り立ちから調べて、一文字一文字に魂を込めながら彫るんだとか。これぞ職人、そして彼こそまさに「ウルトラな男」だと感じました。
ちなみに、「BATTOU」は滑川さんのWEB SHOPでも購入可能な他、「BATTOU」以外にも日常用途としての様々なハンコが購入できます。

<スタンプナメカワ はんこ1番.com>

先日仕事で沖縄に行きましたが、沖縄民謡や琉球舞踊に触れる中で、沖縄の人たちの中に彼らの歴史や伝統が今も脈々と受け継がれていることを肌で感じると共に、私たちが「ものづくり」をとおして次世代に伝えていくべき「想い」は何だろうか?と、自分自身を振り返るきっかけにもなりました。


テクノロジーの進化と共に「人の仕事」の本質が問われる時代ですが、人であれロボットであれ、「技術」とは人の想いをカタチにするための手段であり、それは例えば新幹線と夜行列車のどちらで旅をするか、に似ているような気がします。
つまり「こんな旅がしたい」という「旅」そのものの本質こそが豊かさであり、私たちは常にその「旅」の本質に目を向けながら、旅の間に過ごす時間や体験がその方にとって素晴らしいものになるような選択肢を提案し続けていきたいと思っていますし、そうやって取り組むこと自体が私たちにとっても一つの「旅」なんだと思います。

人が彫る印章と機械が彫る印章。
「効率」や「コスト」という物差しでは測れないものがあるのだとすれば、僕は椎名林檎さんの歌詞の中にそれを見出します。

何故なら価値は 生命に従って付いている(quoted from ありあまる富)

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