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「参加型社会宣言」読書会からはじまること。


 以下の田原真人くんの呼びかけで、「参加型社会宣言」読書会がはじまりました。7月26日現在で、参加者162人。活発な対話の渦が起きています。

「参加型社会宣言」のいきあたりばっちり読書会をやります


Facebookをやっていない人は、こちらで登録してくれれば、案内をします。

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読書会メンバーの皆様へ


 橘川の「参加型社会宣言」を読んでくれてありがとうございます。読まれた方は、これは普通の本ではないな、と思われたでしょう。この本は、単なる知識や発想を披瀝したものではなくて、一緒に未来を考え、行動しようという呼びかけの書です。

 早速、多くの人が呼びかけにこたえてくれてありがとうございます。こういう流れになると燃えます(笑)。

 私は1978年に全面投稿雑誌「ポンプ」というのを立ち上げて、その後のネットワーク・フォーラムの原型を作りました。その後のデジタルなフォーラムには直接関与していませんが、80年代半ばに、通信によるフォーラム・コミュニテイには、ポンプの参加者(投稿者)が多数、流れていきました。84年にポンプが廃刊になった時期とも重なります。「投稿」というスキルと感性を一番持っていた人たちだから当然だと思います。

 私自身は、80年代後半に、草の根BBSに参加し、自分自身でも1990年に「CB-net」という草の根BBSを立ち上げました。わずか3回線のビッグモデルをホストにしたものです。ここでの体験は、貴重なものでした。93年くらいかな、当時、ニフティサーブのフォーラムが盛り上がってきました。たまたま、80年代に僕の本を読んだことがきっかけで、新卒で創業したばかりのニフティに入社した二人の男がいまして、フォーラム運営の中心にいたので、彼らに頼んで、シスオペをやらせてもらいました。その立ち上げの時に、古い友人で、まだネット初心者だった田口ランディを、本人の許可もなく、勝手にサブシスにしてしまいました(笑)同じく、ニフティで面白いことを書いてるエンジニアの深水英一郎という男を見つけ、大阪の事務所まで会いにいって、サブシスにしました。彼が「まぐまぐ」というメルマガを開発する時には相談にのり「死ぬ気でやれ」とあおりました(笑)。深水くんが開発したメルマガに、田口ランディが配信をはじめて、彼女の物書きとしての才能が花開きました。

 というような、新しい時代のメディア状況になると、燃える橘川です。現在は、Zoom環境という、新しい時代の夜明けが突然、現れて、1978年に「ポンプ」を創刊した頃の気分が押し寄せてきました。

「ポンプ」の創刊の方法論は、先日、Zoomで話しましたが、投稿の仕組みやスタートアップの方法を語りましたが、もうひとつ、創刊時に企画したものがあります。それは、読者にテーマ別にグループを作ってもらい、日常的に勉強会を開いて、その成果をポンプに掲載するというものです。「ライフワークグループ」と名付けました。全面投稿雑誌で感性や体験情報の幅を広げて、ライフワークグループで情報の深度を深めていこう、としたわけです。「食のライフワークグループ」「都市と交通のライフワークグループ」「教育と学校のライフワークグループ」など、20ぐらいを立ち上げましたが、メンバーは高校生や大学生が中心だったので、進学や就職で、なかなか持続的なライフワークにはならずに、企画倒れしてしまいました。

 これは、草の根BBSや、ニフティやmixiなどのフォーラム文化につながるのではないか。匿名オープンな2ちゃんとは違い、相互の信頼関係によるテーマ別のZoomフォーラムが出来るのではないか、と思っています。田原くんと相談して、仮に「フィールドZoomフォーラム」と名付けました。

 やってみませんか。

 最初は、橘川がセルモーターを回します。(テスト的にやってみましょう、ということです)

以下のテーマで、フォーラムを作りたい。まずは時代の流れを認識したい。

1.60年代研究会
2.70年代研究会
3.80年代研究会
4.90年代研究会

5.00年代研究会

それ以後はまた。

 進め方案は、以下です。
1.フォーラムのシスオペ、幹事役を募集します。このテーマでやりたいというものを選んでください。


2.メンバーを募集します。メンバーは複数のフォーラムに参加出来ますが、幹事役はひとつだけにしましょう。ひとつの研究会に幹事が複数いても大丈夫です。


3.定期的にZoom会議を開催して、毎回、報告者を決めて、その時代についての調査報告などをして、全員で議論する。


4.内容は、当時の書籍を読んで、時代との関係を語ったり、音楽や流行、商品などを分析して報告する。


5.80年以降ですと、橘川の書籍がありますので、それは参加者にPDFで提供します。それぞの時代背景の中で書いた本などで、いろいろ分かると思います。最初は、ここから入るとよいと思います。


6.それで、例えば期間を半年と決めて、各研究会の成果を出版しましょう。クラウドファンディングでやれますし、オンデマンドでやれば、実質、費用負担なしで発行できます。
そのへんのスキームは橘川がありますので、相談のります。なぜ、出版するかというと、既存の勉強会は、参加者が自分自身の能力を高めるために参加すると思うのですが、一歩進めて、自分が学ぶことが社会共通の知的資産になるということを体現するためです。


7.各研究会同士の合同Zoom会議なども行って、時代のバトンタッチがどうなっているかも議論のテーマになるでしょう。


8.時代研究からはじまって、橘川が書いた、企画書のようなジャンルで、「教育」「国際」「地域」など、さまざまなテーマで、「フィールドZoomフォーラム」が増殖していくことをイメージしています。

9.出版の段階から更に進んで、新しい事業が生まれることを夢想しています。社会を具体的に変える、という作業です。


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橘川幸夫
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