ラプソードの活用2 (資格編)
2023年度より、MetaGateのオンラインサロンでは帝京大学スポーツ医科学センターの大川靖晃氏に定期的に記事を配信していただきます。
今回は大川靖晃氏の投稿記事・第33回目となります。
MetaGateのオンラインサロンはこちらから。
https://metagate2020.com/onlinesalon-entry/
オンラインサロンでは大川さんの記事を含め、月に12記事、またサロン会員様には無料で月いちでオンラインセミナーも参加できます。
ここからは大川靖晃さんの記事になります。
前回の記事では、ラプソードのホームページから無料でダウンロードできる貴重な資料の話をさせていただきました。
今回はラプソードが出している資格について解説したいと思います。
こちらも残念ながら本社のサイトからのみ(2023年12月現在)になっており、資格取得のためのコースも全編英語となっています。
基本的には野球の話なので、ある程度理解しやすいところも多いと思いますが、一方で専門用語なども多く、一般的な辞書に載っていない単語などは苦労するかもしれません。
例えば「arm side run」という言葉。Runだと走るという意味に捉えがちですが、ここでは「投げ手側への横の変化」というような意味になります。
他にもピッチデザインの時によく出てくる言葉として「Arsenal」という言葉があります。
これは直訳すると「武器庫」ということになるのですが、野球用語では「投手の持ち球」という意味になり、Arsenal Developmentというとある投手にとってどんな持ち球を揃えていけば良いかという取り組みになります。
資格は4種類あり、野球とソフトボールのそれぞれピッチングとバッティングになります。
私は3年ほど前に野球のピッチングとバッティングの資格を取得していますが、それぞれとても勉強になりました。
費用は両コースとも395米ドルになります。
サイトはこちらになります。
内容は、ラプソードの基礎、それぞれの測定項目の説明、ストレート及び変化球のそれぞれのデータや特徴、実践編という形で構成されています。
それぞれの章毎に小テストがあり、それらを合格すると資格がもらえます。
バッティングの方も、基本的にはピッチングと同じような構成になっていて、基本的な用語の説明やデータの見方を学ぶことができます。
ラプソードという機器を作っている会社が提供しているコースなので、特に基礎に関わる内容は学べることが多いです。
ただ、このコースだけでラプソードを最大限に活用できるかというとそういうわけではなく、得たデータをどのように活用していくかということに関しては、更なる学びや、実践を通した自分なりの方法ということも考えていかなくてはならないと思います。