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unity1week「ふる」を振り返る記事

恒例のunity1week振り返り記事です。
今回は「ふる」です。振るを振り返る。案外誰もいってなかったので。

皆様ご存知の通りTeamUp企画の運営もしていましたが、この記事は自分(のチーム)の作品の振り返りです。TUそのものの振り返りは後日、別途記事で書く予定です。

今回の作品はこちら↓

詳細は後述しますが、きたがわ水月さんとの共同制作です!
もちろんTU企画として参加しています。

■ひとまず反省会(結果)

生々しい部分は先にさっさとかいてしまいたいので。

具体的な結果(7/12時点):

楽しさ:4.04(35位)
絵作り:4.53(17位)
サウンド:4.01(41位)
操作性:3.44
雰囲気:4.16
斬新さ:3.88

総合:4.01(41位)

あいかわらず操作性がひどいな君は。(でも前回よりはマシ

絵作りは文句なし! きたがわ先生やったぜ!
サウンドはそこまで拘ったものでもないので、まあこれくらい。
雰囲気もカジュアルなスコアタゲーなのでこれくらい(最近の雰囲気部門はナラティブがかなり重視されていると思います)。
斬新さも、そこまで強く狙ってないのでこれまた妥当。

楽しさはもうちょっと……というかこれは操作性に引っ張られてますね。
つまりやっぱり操作性が悪い。まだカジュアルさが足りてない!
おそらくマウスの繊細な操作を要求するゲームu1wでやっちゃ駄目です。
たぶん。


生々しい結果と反省の話おわり! あとは楽しい話をします!

■今回の目標

今回のu1wで目指したこと。

◆きたがわさんの描く世界を表現する

今回の9割はこれです。上で評価の話こそしましたが、そんなものはどうでもいいのだ、きたがわさんの描く世界をそのままゲームで表現したい。これが今回のディレクションの大半でした。もう少し実践的に言い換えれば、「きたがわさんの絵が好きな人(=きたがわさんのファン)が楽しめるゲームを作る」これが最大の目標でした。これは達成できたかなと思います。

◆自家製アニメーションエンジンの可能性を見る

もちろん「きたがわさんの世界を表現する」が一番大事な事ですが、一応個人的な目的として、自分が前々から作っているアニメーションエンジンがどこまでいけるか試したいというのはありました(結局紹介記事を書けていないな……)。一応、前回の和鸞ちゃんのゲームもこのアニメーションエンジンを使ったものではありますけど。

■制作振り返り・開催前まで

さてでは具体的な振り返りを……

◆結成

冒頭で書いた通り、いみじくもTU主催なんてものをやってる自分ですが、そのTU内できたがわさんをお誘いした……わけではなくTU外から企画ごとお誘いしたというのが実情です。つまり私の方からの熱烈アプローチです。うん書いてて恥ずかしくなりそうだから飛ばそう。とばします!

◆事前打ち合わせ

開催の一週間前のあたりで一度打ち合わせをしました。この段階で、先述の自家製アニメーションエンジンを使いたいことをお伝えし、きたがわさんの創作っ子でアクションチックな動きが似合う子は誰か…………という話をした結果、満場一致(2名)で無表情パリピきのこむすめことシエちゃん(シエニット)に決定。

かわいい。
ところで何の因果か、2連続で表情筋が薄い子を担当してますね。
別に狙ったわけではないんですが……。
違いは中身。和鸞ちゃんは中身も無表情。シエちゃんは中身パリピ。

事前準備として、シエちゃんの胴体部分を作ることに。その際に、きたがわさんから三面図を頂いたおかげで(一定条件を満たすことでギャラリーモードから見れるぞ!)本当にスムーズに出来上がってしまった。2.5日くらい。首より上は(制作期間開始後に)きたがわさんにお願いしたのですが、これも1.5日くらいで描いていただけたので、つまりゲーム中に出てくるシエちゃんモデルはのべ4日くらいで出来上がっています。

あと、この時にスケジュールを改めて照らし合わせた所、きたがわさんが私用により土日作業できないことが発覚。金曜日までにきたがわさん側のタスクは全て完了……というのは現実的ではなさそうなので、たぶん遅刻しますね、という話にはなりました。まあ自分が9日くらい費やしているのは言い訳できない期間超過ですが…… 

■制作期間開始後

◆ゲームシステム構想

というわけでお題が発表されまして。

お題「ふる」とシエちゃんの背景に合うゲームは何か、チームで構想する事に。お題部分はシエちゃんが持ってる「斧を振る」で(強引に)回収することになり。そしてシエちゃんが料理屋を営んでいる子なので、食材を集める感じのゲームでいいのでは? と割とスムーズに方向性は決定しました。

きたがわさん「昔こんなの描きましたね」
めた「これでよくないですか?」


斧ブーメラン、確定。

◆制作期間

……といっても、既にゲームの完成図は見えていたので、自分側はそれを目指すだけではありました。もう10回参加してるのでね。手慣れたものです。

さて大事なグラフィック周りですが、きたがわさんが自分より1000倍イラストを描ける方とはいえ、最初から何もかもをきたがわさんをアテにするのも違うよな……ということで、グラフィック系のタスクを中心に、きたがわさんにお願いしたいタスク優先度は脳内で敷いていました。

・間違いなくきたがわさんにお願いするライン
 :シエちゃんモデルの顔、タイトル絵、リザルト絵、シエちゃんセリフ
・きたがわさん側で担当していただけると助かるライン
 :ゲーム内の背景や作物のイラスト
・自分でも受け持てるライン
 :UI系、エフェクト系など

最終的には上2つまで、きたがわさんにお願いすることになりました。
特に最終日の背景用イラストラッシュは、そのクオリティと速度に感動するばかりでした。絵描きパワーすげえ!

割と公開直前までこの状態だった。やべえ。
味わい深い木(by k____さん)
自分の手癖でもうちょっと書き込んでた更に味わいの深くなった木。
この状態でリリースしなくて良かった。本当に良かった。

シエちゃんモデルですが、今回初めて「胴体部は自分が作り、顔の部分を絵描きさんにお願いする」という工程で作りました。果たして違和感なくうまくいくのか……と若干不安でしたが、実際にきたがわさんから上がった顔部分の画像を合わせて、「ヨシ、いける!!!!」となりました!

イントロで放置すると見れる待機モーション。(初回プレイに説明を読んでればなるかと)
さすがにガン見観察されると細部の粗がバレてきますが(特にケープが粗い)、
ゲーム中それっぽく動くには十分、たぶん!

なんならこれ3Dモデル? と複数人に勘違いされたぜ!
先述しましたが、このエンジンは後日解説(兼PR)する予定です。
よろしくお願いします。

そのほか、作物のイラストを早めに頂いていたので、そのなかでもシエちゃんのシンボル(?)であるシイタケのイラストをリザルト画面の背景模様に使ったり、トランジション(画面遷移)に使ったり、UIのあちこちに置いたり、それはそれはとにかく大活用しました。

結果的に3.5日くらい遅刻する結果になったものの(先述の通り、きたがわさんは土日が使えなかったのでトータル作業時間はほぼ7日分だと思う、自分は言い逃れできません超過です)6/29日に無事公開!!

■公開後

(↑↑の味わい深い(お気に入りの表現)背景から一気にこうなったので
やっぱりきたがわさんパワー is sugoi.)

反響、ヨシ!

きたがわさんの告知の方が2.5倍近くインプレッションがあり、やはりきたがわさんの創作のファンの多さを実感させますね。リプライでも遊んでくれてる方いっぱいでヨシ!!

(そしてあまりに普段の自分が作るゲームとテイストが違うせいで「これ本当におまえが作ったの?」て冗談交じりに突っ込まれまくったという裏話)

後日、アップデートでギャラリーモードを追加しました。
せっかくのイラストは全体を見れるようにしたかったので。
(あとちょっとした描画系のバグ修正も同時に)
ただギャラリーモードはもうちょっと早い目に入れたかったかも。

おまけ:7/13日時点でもTOP10にはいってるきたがわさん
ふつうにうまくて笑いますよ
(初回で40超え、数回のプレイで50品目到達してました)


■結果発表

……にあたる部分は最初に書いてしまったので割愛!
先述した通り、総合評価どうこうより、このゲームを楽しんでくれた方がいっぱいいたならば、それでいいのです!

■まとめ

TU主催している身としては、TUの在り方に特定の正解はなく、各参加者思い思いの方向で制作してほしい&楽しんでほしいとは思っていますが、自分個人としては、世界を創ってる人のその世界をゲームの形で顕現したい、という思いが強かったので、今回それを存分に行えてとても良かったです。

……が!

今回のこのゲームでは、きたがわさんが創っている世界の、ほんの1%くらいしか表現できていない気もしています。これだけでは、満足しない、かもしれない、ですね? 

そんな感じでした! かしこ。

TU自体の振り返りに続く?

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