正義の味方参上!
「マスク警察」なる者が現れたそうですね。
マスクを外している人に向かって怒鳴りつけて注意したりするそうです。
ニュース記事でも熱中症との兼ね合いが書かれていましたが、正直私もマスク辛いです。
通勤電車、仕事、もう外したいと思ってしまします。
でも、このニュースで一番興味深いのは怒ってしまう人の心理。
やっぱりこれも各人の解釈によってぶつかる正義といったところでしょうか?
この「正義の制裁」、当人は全く悪気はないのでしょうね!
「この状況でマスクをしないなどけしからん!」
「お前の飛沫が飛んで、他人の粘膜に張り付いたらどうするんだ!」
「国が新しい生活様式だって言ってんだろ!」
この愚か者め~!集団の和を乱す奴らには制裁をくだしてやる~!
ってな感じで「言ってやったぜ~」の時には恐らくドーパミンが放出されているのでしょう。
ドーパミンは依存性があると言われていますから、癖になっちゃっている方もいるかもしれませんね…。
日本は個人主義よりも集団主義の考えが強い国とも言われています。
地震をはじめとした災害の多さだったり、海に囲まれている島国という背景があるとか、鎖国していたことなんかも関係ありそうです。
集団主義的な社会においてその集団の考えに背くことは、社会全体がピンチになりかねない訳で…
異質な者は冷遇し、排除し、攻撃する。理屈はわかります。
まさにそんな感じがマスク警察の行動なのでしょうかね?
議論するのではなく、攻撃(喧嘩)してしまうのも、正義はひとつしかないという前提のものの考え方に思えます。
例えば電車に乗っていて
あれ?彼はマスクしていないな!なんでだろう?ちょっと考えを聞いてみるか。
「あの、すみませんが少しお話ししても良いですか?」
喧嘩ではなく、穏やかにこんな議論をしているところ。あまり想像できませんね(笑)
外国だったらありそうな気がしますけど。(全くの想像ですけど)
少し脱線しましたが
権力のある人の示した方針に従う従順な駒になることが正義
と考えてしまうからこその行動のような気がします。
そしてこれは一貫性の法則が働いているのかもしれないなぁと感じます。
一貫性の法則
ビジネスシーンでもよく聞きますよね?
私も営業だったころは意識していました。
【人は無意識のうちに自らの行動や発言、態度を貫き通したいという心理に基づいて行動している】
という法則なのですが、何事も悪く(賢く?)使おうと思えば使える訳です。
だから詐欺にもこの考えの応用が数多く取り入れられているとも言われています。詐欺をしない。は当然ですが、その詐欺に引っかからないためにはどうすれば良いのか?
それは、自分を客観的に見つめる事なのだそうですよ…。
要するにメタ認知です。
メタ認知 やっぱり重要です!
この能力をもっともっと磨いていきたいです。
ある説では30歳を超えるとメタ認知能力は育たないなどとも言われています…
でもちゃんと意識していればまだ成長するはず! たぶん…。
私もメタ認知能力の長けた人との良い出会いを求め、まだまだ成長したいです。
何故今、自分は目の前のこの人がマスクをしていないことに怒りを感じているんだろう?
こうやって自分を俯瞰して捉えることが出来たら、何か変わる気がします。
【今回のマスク警察の件のまとめ】
偉い人が言ってるから…ではない自分の解釈をしっかり持つ!
そしてメタ認知を意識する!
他者にレッテルを貼らない!(自分は自分、人は人)
そうしたらもう少し生きやすいんじゃないかな?
以上これが本日の私の解釈と致します。
最後までお付き合い頂きまして有難う御座いました。