第4回進捗レポート
こんにちは!Metachrosysです。
10月も「みらいのファッション人材育成プログラム」の一環として、デジタルマネキン「Auin」を進化させる取り組みを行いました。
今月の活動状況と、メンタリングから得た新しい視点についてご報告いたします。
1. 今月の制作/取組過程
3Dプリントマネキンの等身大サンプル作成
今月は、3Dプリント技術を用いて等身大サイズのマネキンサンプルを制作しました。ミニチュアのサンプルで拾いきれなかった出力エラーを洗い出すとともに、強度や耐久性のチェックを行いました。
Vision Proアプリプロトタイプの作成
また、Vision Proアプリのプロトタイプも作成しました。現段階ではプロトタイプとして、Auinのいくつかのコーディネート例、ポーズ例を3DモデルをAR上で見られる機能を搭載しています。
2. 制作/取組における課題
3Dマネキンの課題
等身大マネキンの制作では、出力効率の問題が課題となりました。現状のプロトタイプでは、インフィル構造の影響で出力の時間がかかっています。今後はインフィル構造を最小限に抑える検証を行っていきます。
Vision Proアプリの課題
Vision Proアプリに関しては、3Dモデルのサイズが大きく、アプリのビルドとダウンロードに時間がかかる問題があります。今後は3Dモデルのサイズのリダクションやテクスチャの最適化を行っていきます。
3. 来月へのアクション
3Dマネキン: ボディの出力方法を再検証し、より適した素材の選定を進めます。効率的な出力方法を取り入れることで、制作コストを抑えつつ、品質を維持することを目指します。
Vision Proアプリ: 3Dモデルのサイズをリダクションし、UXの再検討を行うことで、よりスムーズで魅力的なユーザー体験を実現します。
4. メンタリング内容
今回は、向 千鶴様(「WWDJAPAN」サステナビリティ・ディレクター)より、デジタルと物理両方での3Dプリントマネキンの価値についてコメントをいただきました。物理的なマネキンを持つことで、デジタル上での価値がより高まるとの視点を共有いただき、今後の開発のモチベーションになりました。
また、SNS投稿については、ユーモアや面白さを取り入れても良いというアドバイスもいただきました。プロジェクトの専門的な要素を残しながら、読者に親しみやすい投稿を目指します。
アドバイスを踏まえたアクション
メンタリングを受け、SNS投稿の方向性を再検討し、より柔らかなアプローチで情報発信を行う準備をしています。また、ファッションブランド、アンリアレイジ様の 2025年春夏コレクション 「 WIND 」 の展示会にご招待いただき、最新のファッショントレンドや技術に触れる貴重な機会をいただきました。
10月もプロジェクトの成長に向けた一歩を踏み出しました。
引き続き、プロジェクトの成功に向けて尽力してまいります。
今後ともご支援のほどよろしくお願いいたします!