Σリーグの自戦記、観戦記を書きます!!&今後の記事執筆予定 Σリーグ自戦記5/19①
Σリーグの自戦記、観戦記を書くことにしました
いきなり本題から。
髙倉 拓馬(天鳳ID:メタビート)は、このたび遊楽天GOTHさんのチーム「遊楽亭」にドラフト指名され、Σリーグの一員になることができました。
折角の機会ですので、今までnoteで文章を書いてきた経験を生かして、
・自分が出場した試合の自戦記を書く
・そのほかの試合では、選手の魅力的な1打をピックアップした観戦記を書く
この2つに取り組みます。
これまでのように戦術を発信し、Σリーグの知名度を上げていくべく活動していきますので、ぜひご覧ください!
記事が良いと思って下さった方はXでの拡散、スキをお願いします!
皆さまへのお願い
自戦記、観戦記をご覧いただくにあたって、皆さまにお願いしたいことが2つございます。
①自戦記は自分の反省、戦術提供に役立つかもしれない局面、議論になりそうな場面を取り上げています。
こちらはどのような打牌をするのが良かったのかを検討する意図が十二分に含まれていますので、ぜひXで引用やリプライをして色々ご意見を頂けると嬉しいです。
②観戦記でピックアップする局面にはもちろん私個人の解釈が含まれますが、選手の魅力的な1打を紹介することでΣリーグ全体の知名度をアップしていく目的があります。
打牌を批判する意図は一切ありませんし、プロでない方もたくさんいらっしゃいますので、こちらへの否定的なご意見はご遠慮ください。
(観戦記は代表者様の許可を得て制作しております。)
今回は、自分が出場した5/19 第一試合の自戦記です。
ルールはMリーグルール(50-10-△10-△30)です。
公式配信、チーム控室配信はこちら。
5/19 第1試合 自戦記
①ダブ東暗カンへのケア
ダブ東が暗カンされた直後。
ドラの發を打ち、2枚見えとはいえカン8mも払っていて、手牌はかなり充分形に見えます。1シャンテンは濃厚で、たまーにテンパイもあるでしょうか。
ダブ東が暗カンされたときはダマテンケアをする場合が多いです。3ハンでも満貫になりますので、ドラがどこかに1つあるかを考えます。
自分が赤を2枚持っているので、もろみ~さんにドラがあるとすると4s周りか赤5p。6sは4sをまたぐ牌でかなりケア対象に入る牌です。
さらに、3mはマンズの79払いがあるので、かなりケアしたい牌の部類に入ります。
この2枚を両方打つことが厳しいので打7mも考えたのですが、トップが偉いルールだったので6sを素直に打つことにしました。
ラス回避ルールだったら打7mは充分に考えられる選択肢だと思っています。
②かなりホンイツの河に対して、ケアを入れるか?
てんぽいんとさんの仕掛けはポン出しが6m。
かなりホンイツに渡ったように見えます。
この瞬間、上家のテンパイ率はかなり低そうに感じていました。
赤5mは安全牌と即座に入れ替えたくなるような牌で、赤5mより安全な牌はこの世に無数に存在するといっても過言ではありません。
適当な計算ですが、このポン出し6mの瞬間リャンメン+シャボ2種の1シャンテンとして、リャンメンが埋まって白のシャンポンになる確率は大体
(テンパイの牌種)/(全体の牌種)で、それは大体2/34です。
自分の手は高めドラ2でそこそこ価値があり、白は先に処理していい牌のように感じます。
③仕掛けの待ちがかなり読める鳴き読みとレンジ読み
てんぽいんとさんの仕掛けはポン出しが2m、チー出しが8s。
1mが打たれているのに2mが離れて打たれているのが不思議な河。
そして、安全牌の白を打った後にチー出しが8s。
4mの頭が濃厚で、本命は6sと4mのシャンポン、次点がカン5s。8sが1見えなので、カン7sもたまにありそうです。
2sが打たれていなければ、このようなシャンポンもありそうです。
上の2つのような形も考えたのですが、のちの検討であまりなさそうだということになりました。
特に7sと4mのシャンポンは、現状ラス目から2900になる仕掛けをされることがそこまで多くなさそうに感じました。
47sは赤5sが使われていれば5mポンになるかもしれません。
仕掛けて2900になる手はリーチすると満貫が容易に狙える手のため、形上あり得てもそもそも仕掛けが入らない可能性がそこそこあることに注意する必要があります。
➃清一色確定の河に対する押し引き
もろみ~さんの仕掛けは8pをポンして打4s、9pをポンして打7s。
ピンズの清一色が確定で、8pが余っていてテンパイ率も相当高めです。
さらに、8pをカンせずに打っています。このことから、
・愚形のテンパイ
・赤5p持ちですでに跳満確定のテンパイ
このどちらかの可能性が高いと判断しました。
もろみ~さんはトップ目とはいえ、満貫の加点で安心できるかというと微妙で、良形5ハンテンパイならばカンをする人はそれなりに多いと思います。
自分は親でピンフドラ1。放銃率もそこそこあってかなり微妙ではあったのですが、このルールにつき押す判断をしました。段位戦ではまず間違いなく打っていません。
⑤牌効率ミス
牌効率の問題。
形が複雑で4pを打ったのですが、タンヤオ率が上がって、赤5mを使いきれる打6mがよかったとのちの検討で意見をもらいました。その通りだと思います。
⑥役牌バック、どこまで絞る?
下3人が競りの局面。親の鴨神にゅうさんが仕掛けていて、あまりあがられたくありません。
ここで打6mでまだ絞ることを選択しましたが、ここではもう白を打ったほうが良かったように思いました。
⑦オーラスの手組みとアシスト判断
オーラスで自分は少しリードのある2着目。
あまりあがれる手ではないのですが、チャンタを意識して打46pから。
トップ目のもろみ~さんが7pを打ってきているのでかなりスピードがありそうと判断し、ここから自分があがることよりももろみ~さんにあがってもらうことを意識し、アシストに方針転換することを決意しました。
⑧ラス目の手牌読みと邪魔ポンの思考
ラス目の鴨神にゅうさんが役牌2つの仕掛けを入れています。
自分のドラ所持数的に満貫になるパターンはホンイツとトイトイくらいしかなく、河的にはホンイツの可能性が高そう。
打8pにはするのですが、この後3sと5sはポンするつもりでした。
トップ目のもろみ~さんがホンイツへのアシストを狙ってソウズを放る可能性が結構ある場面です。(しかも事前情報を握っていました)
鴨神さんがソウズのチーをするのを防ぐ為に是が非でも邪魔ポンをしたいです。
最終結果
トップはもろみ~さん。
ここからペン7sを払い、8pをポンして清一色発進。跳満のアガリを完成させました。
2着にてんぽいんとさん。
ここからペンチャンを払うと…
このような手になり、打56mでソウズのホンイツに。まさかあの手がソウズのホンイツになると誰が想像したでしょうか。
4着となった鴨神にゅうさんですが、このミスを誘い相手を止めるブラフ仕掛けで、私の手はかなりブレーキを掛けさせられました。
私は3着でした。久しぶりのチーム戦、清一色に対して2pを打った場面は痺れました。
次回の登板予定もすぐそこにありますので、また応援をよろしくお願いします。
今回の記事は以上になります。また是非ご覧ください!
記事が良いと思って下さった方はXでの拡散、スキをお願いします!
もし何かためになることがありましたら、サポートして頂けると非常に有難いです!