【雑記3】リャンメンチースタートの手牌想定
上家は7pをリャンメンでチーして打3p。
自分は上家から出たカン3sをチーするか悩んでいるところです。ニシキ、カガシも結構悩んでいますね。
この手牌、巡目での仕掛け判断は、個人的には
①他家の仕掛け、リーチが入っておらず、3s一枚目ならワンスルー
②他家に危険な動向があるならチー
くらいの判断でした。
ツモ1~7m、ツモソウズで手牌が動くので、実に16種の牌が手牌に関連することになります。巡目はもう中終盤の9巡目に差し掛かっており、47mの3900テンパイも全然悪くはありません。ですが、満貫から跳満のチャンスを得られる手牌であることを考えると若干物足りなさを感じもします。
しかし、上家の仕掛けがかなり危険な匂いを漂わせています。直ちにテンパイをとるべきだと思い、3sチー打9sという判断を下しました。
リャンメンチーの打点と形は？
一段目リャンメンチーが発生したら、まず高打点のパターンを列挙していきます。
例えば東発、一段目でこの手牌から7pチーになることはほとんどないですよね。リーチをかけたときに良形高打点が狙えて、手牌の急所ではないからスルーしても47pを埋められる可能性が充分に残っているためです。
このように、低打点の両面チースタートは、形上あり得てもリーチ手順と矛盾しやすいので考慮しないほうがいいことが多いです。
仮に当たっても事故にならないですし、だったら高打点のパターンを考えたほうがいいよねって感じです。
高打点パターンの列挙
ということで高打点のパターンを考えてみましょう。
今回は自分が赤を2枚持っていて、赤5pは仕掛けに含まれていないので、タンヤオの時高打点になるパターンは無さそうです。
ホンイツも無さそうです。字牌からの切り出しで、残っている字牌も全然ありません。チンイツはありえますが、マンズソウズのターツ払いが無いのでピンズが当たったら事故でいいと思います。
とすると、残っている高打点はほとんどがドラの白に依存していることになります。しかもバックよりも暗刻のことの方が多いと思います。
理由は
①白とのダブルバックになる字牌が物理的に存在しない
②ドラ白の単独バックで仕掛け出す打ち手がそこまで多くない（なんなら鳳凰卓はどちらかというと多いフィールドだと思うが、それでもあまり見ない）
③役牌からの切り出しで、重なりを求めていない
こんな感じです。
役牌暗刻、バック、いずれにしても、5sが切れていることと13pのターツ払い、7pのリャンメンチーから、テンパイ率は結構高めに見積もって良いでしょう。チーして打てる牌は現物の9sなので安全にリャンメンテンパイを取ることができ、これはチーした方が良いと思いました。
実際は2度受けの7pをチーして打3p。その後打1pの手出しで白バックのテンパイでした。
2度受けなので若干形が悪く良形テンパイ率もそこまで高くありません。このような仕掛けも考えられますね。正しいかは分かりませんが僕も鳴いていそうです。
補足：その他の高打点パターン、一応考えられる低打点パターン、リャンメンチーの例外
高打点の補足
・567の三色。ただしそれでも赤が2枚見え、5pに赤が含まれていないので高打点の場合は白所持確定。 白バックと天秤になっていることがあっても良さそう。567でない三色のパターンも一応ある？
低打点のパターン
・下のような、良ポン材がある1ハンだと、手牌がリーチしづらいわりにリーチの恩恵が大して大きくなく、チー判断に寄る場合がある。
・1ハン役バックとマンガン役バックは似たような動きになりがち。リーチの恩恵がそこまでないわりに受け入れが大して多くないからである。
ただ、今回題材として挙げた局面では、その1000点の役牌が全く残っていないので1000点のパターンを消去しています。
これがもし黒5m＆ドラ2p以外で1000点の時も鳴いている人は結構多いと思います。2000点、3900点だと、上の点数状況なら鳴いて、東発だと鳴かない人が多くなるのではないでしょうか。
逆に言うと、晒しメンツに赤が含まれると途端に満貫率が上がります。
1000点のパターンが消去されるからです。
例外
・三色、イッツー、純チャンなど、手役が絡む時の両面チーは、普通のリャンメンチーより若干弱めに見積もって良いと思います。
・タンヤオのチー(234の4チー、678の6チー)は、中張牌が多いリーチに向かいやすい手から鳴いていることになる場合が多いので、あまり弱めには見積もらない方が良いと感じています。
例えば25pの両面チーをされたとして、それが
・2pの3枚目以降
・全体の4枚目以降
の時は弱めに見積もって良いと思います。また、
・上家から出た2枚目の2p
の時は、打点を弱め、速度を早めに見積もると良いと思います。
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