【最後の総点検】永久保存版「後継種牡馬大辞典」
2024年4月23日(火)は【超リアル馬主×稼げるPOG】と題しお贈りする世界初のサービスがいよいよ正式リリース。
実在する競走馬の中から活躍する馬を自身で選び、現実世界の中央・地方・海外と完全連動させスコアを貯め、そのスコアに応じて懸賞金を受け取れる、世界に一例もない新世界の馬主体験の完全版。
それは即ち、一口あたり
イクイノックス「3000万円超」
ディープインパクト「2769万6840円」
キングカメハメハ「874万3780円」
ハーツクライ「740万7780円」
※1頭につき3口まで指名可能
という懸賞金を実際に手にする世界の幕開け。
どの馬を指名しようかと悩みは尽きないとは思いますが、今回は、その悩みの解消に大いに役立つ永久保存版【後継種牡馬大辞典】の公開へと踏み切ります。
国内サラブレッドで2023年12月、種牡馬登録されるのは全部で289頭存在しますが、その中から、馬指名に役立てて頂こうと、主に指名候補になってくるであろう種牡馬(新種牡馬含む)を中心に「系統別」にまとめてご紹介して参ります。
ディープインパクトの後継種牡馬は?キングカメハメハの後継種牡馬は?
キタサンブラックの種付け料が2024年度から2000万円に倍増。そのキタサンブラック産駒からイクイノックスが登場し2024年春種牡馬入り。日本競馬界の血統図を塗り替える状況が起きつつありますが、この春、指名馬をLQに格納する上で、どの系統の、どの種牡馬産駒が狙いとなるのか。
こうした部分も含めた上で取り上げて参ります。
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永久保存版【後継種牡馬大辞典】
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■サンデーサイレンス系後継種牡馬
【1】ディープインパクト(Alzao)
※2024年度産駒デビュー種牡馬
・サングレーザー(Deputy Minister)
・フィエールマン(Green Tune)
・レッドベルジュール(Unbridled's Song)
※2025年度産駒デビュー種牡馬
・コントレイル(Unbridled's Song)
・サトノジェネシス(Orpen)
・ダノンキングリー(Storm Cat)
・ダノンプレミアム(Intikhab)
・ワールドプレミア(Acatenango)
※産駒デビュー済み種牡馬
・アドミラブル(シンボリクリスエス)
・アルアイン(Essence of Dubai)
・ヴァンセンヌ(ニホンピロウイナー)
・エイシンヒカリ(Storm Cat)
・キズナ(Storm Cat)
・グレーターロンドン(ドクターデヴィアス)
・サトノアラジン(Storm Cat)
・サトノダイヤモンド(Orpen)
・シルバーステート(Silver Hawk)
・ダノンバラード(Unbridled)
・ディープブリランテ(Loup Sauvage)
・ディーマジェスティ(ブライアンズタイム)
・トーセンラー(Lycius)
・ヘンリーバローズ(Silver Hawk)
・ミッキーアイル(ロックオブジブラルタル)
・ミッキーグローリー(ホワイトマズル)
・リアルインパクト(Meadow Lake)
・リアルスティール(Storm Cat)
・ロジャーバローズ(Librettist)
・ワールドエース(Acatenango)
主なディープインパクト系種牡馬は上記の「28頭」と圧倒的な数を誇ります。その中でもキズナやシルバーステートらが期待されてはいますが、現段階での懸念点はこの2頭共に「絶対的な後継種牡馬不在」であること。2025年度に産駒がデビューを果たすコントレイルに大きな期待がかかる状況となっています。
一方で2024年に産駒がデビューするフィエールマンにも期待したいところ。セレクトセール2022でダノックスが2億1000万円で落札した「シャンブルドットの22」を筆頭に、各育成牧場からの報告ではフィエールマンのスタミナ面だけではなくスピード能力に期待される馬が多数存在しているようです。
またディープインパクト系種牡馬だけで毎年2000頭以上は種付けされる状況。しかしディープインパクトの「孫世代」の台頭がなく、生産関係者をヤキモキさせていますが、本命視されていた種牡馬以外から突然「怪物級」の馬が出てくる可能性を秘めているだけに、ディープインパクト系は馬指名の上で最重要系統となります。
【2】ブラックタイド(Alzao)
・キタサンブラック(サクラバクシンオー)
└キタサンブラック後継種牡馬
※2027年度産駒デビュー種牡馬
・イクイノックス(キングヘイロー)
ディープインパクトの全兄ブラックタイドの後継種牡馬と言えるのはキタサンブラックのみ。初年度産駒からイクイノックス、2年目産駒となるソールオリエンスも皐月賞を制し種牡馬入りは濃厚。2024年からは種付け料も2000万円にアップし今まで以上に優良な繁殖牝馬が相手となるだけに、今後も内国産種牡馬のエース級として活躍馬を複数送り出すはずです。
そして2024年度より種牡馬入りとなるイクイノックス。父キタサンブラックよりサンデーサイレンスが血統図で1つ後退することにより、相手を選ばず種付けが可能となる魅力があります。父同様、初年度から種付け料2000万円ながら既に満口状態。最高峰の繁殖が集結する事が予想され、産駒のデビューが楽しみな存在となります。
【3】ハーツクライ(トニービン)
※2026年度産駒デビュー種牡馬
・サリオス(Lomitas)
※産駒デビュー済み種牡馬
・スワーヴリチャード(Unbridled's Song)
・シュヴァルグラン(Machiavellian)
・Yoshida(Canadian Frontier)
・ジャスタウェイ(Wild Again)
└ジャスタウェイ後継種牡馬
※2027年度産駒デビュー種牡馬
・ダノンザキッド(Dansili)
ハーツクライの後継種牡馬として長らく屋台骨を支えてきたのはジャスタウェイですが、ここに来てスワーヴリチャード、シュヴァルグラン、2023年から種付け開始となったサリオス、そして2024年からダーレー・ジャパンFで繋養されるYoshida。
中でも注目は初年度産駒から活躍馬を大量に送り込むスワーヴリチャード。種付け料は200万円から一気に1500万円へとアップ、繁殖牝馬も高いレベルの馬が集まるでしょう。2024年デビュー馬は、まだ種付け料が安い時代の産駒ですが、それでも「種牡馬入り2年目産駒は狙い目」は馬を選択する上で鉄則。
上記以外にもドウデュースらが種牡馬入り確定的な状況。またジャスタウェイ産駒のダノンザキッドが2024年からビッグレッドファームで種牡馬入り、今後はハーツクライ系の台頭にも意識しておいて下さい。
【4】ステイゴールド(ディクタス)
※産駒デビュー済み種牡馬
・ドリームジャーニー(メジロマックイーン)
・ナカヤマフェスタ(タイトスポット)
・ゴールドシップ(メジロマックイーン)
・フェノーメノ(Danehill)
・グランシルク(Dynaformer)
・ウインブライト(アドマイヤコジーン)
・インディチャンプ(キングカメハメハ)
・オジュウチョウサン(シンボリクリスエス)
・オルフェーヴル(メジロマックイーン)
└オルフェーヴル後継種牡馬
※2024年産駒デビュー
・エポカドーロ(フォーティナイナー)
ドリームジャーニー、オルフェーヴル、ゴールドシップと次々と種牡馬を送り込んできたステイゴールド。その中でも特に注目されてきたのはオルフェーヴル。当初は失敗種牡馬とも言われていましたが、ラッキーライラック、エポカドーロ、マルシュロレーヌ、ショウナンナデシコ、ウシュバテソーロらがGI勝利。その後継としてエポカドーロ、そしてドバイワールドカップを勝ったウシュバテソーロには大きな期待も寄せられています。時に思いもよらぬ大物を出すのもステイゴールド系の特徴だけに、産駒動向は常に追い続けてください。
【5】ダイワメジャー(ノーザンテースト)
※2024年度産駒デビュー種牡馬
・アドマイヤマーズ(Medicean)
・ブルドックボス(Danehill)
※産駒デビュー済み種牡馬
・カレンブラックヒル(Grindstone)
自身は種牡馬を引退。そのダイワメジャーは長らく明確な後継種牡馬不在でしたが、筆頭後継種牡馬として期待されるのは2024年度に産駒がデビューを果たすアドマイヤマーズ。「体が丈夫で素軽い馬が多い」という評判。父譲りのスピードを武器にしたマイル前後での活躍が期待されています。マイルGI勝ち馬というのは将来の種牡馬入りにも期待度は大きくなりますので、初年度こそが狙い目になるはず。
【6】フジキセキ(Le Fabuleux)
※産駒デビュー済み種牡馬
・キンシャサノキセキ(Pleasant Colony)
・イスラボニータ(Cozzene)
フジキセキの後継種牡馬として最初に出てきたのがカネヒキリ。種牡馬としてミツバやロンドンタウン、ディオスコリダーなどを出したものの14歳で死亡。一方でキンシャサノキセキ、イスラボニータと2頭の後継種牡馬が出てきましたが、父系存続の期待がかかるのはイスラボニータです。初年度産駒のプルパレイ、2年目産駒のヤマニンサルバムが重賞勝ち。まだまだこれから実績を積み上げる必要はありますが、インリアリティのクロスを持つように「ダート戦線」で大物を出す可能性を秘めています。
【7】ゴールドアリュール(Nureyev)
※2024年度産駒デビュー種牡馬
・ゴールドドリーム(フレンチデピュティ)
※2025年度産駒デビュー種牡馬
・ゴルトマイスター(フレンチデピュティ)
・クリソベリル(エルコンドルパサー)
※2026年度産駒デビュー種牡馬
・サンライズノヴァ(サンダーガルチ)
※産駒デビュー済み種牡馬
・スマートファルコン(ミシシッピアン)
・エスポワールシチー(ブライアンズタイム)
・コパノリッキー(ティンバーカントリー)
・エピカリス(カーネギー)
馬産地で高い人気を誇るのはゴールドアリュール系種牡馬。エスポワールシチーからはイグナイター(JBCスプリント)、スマートファルコンからはオーヴェルニュ(東海S)らダート戦線で重賞級を次々と輩出。ただし、現時点では続く後継は出てきてないのが現状。2024年産駒がデビューするゴールドドリーム、そしてゴールドアリュール系の大本命種牡馬と言われるクリソベリルの産駒たちは馬産地での評判も高く、先輩種牡馬のエスポワールシチー、スマートファルコンらを超える可能性を秘めています。ダート戦線での活躍馬を指名するのであれば、ゴールドアリュール系種牡馬産駒は見逃し厳禁となります。
■キングカメハメハ系後継種牡馬
【1】ロードカナロア(Storm Cat)
※2024年度産駒デビュー種牡馬
・サートゥルナーリア(スペシャルウィーク)
※2025年度産駒デビュー種牡馬
・ダノンスマッシュ(ハードスパン)
※2026年度産駒デビュー種牡馬
・ステルヴィオ(ファルブラヴ)
・キングオブコージ(Galileo)
・アールスター(サッカーボーイ)
※2027年産駒デビュー種牡馬
・パンサラッサ(Montjeu)
・ファストフォース(サクラバクシンオー)
初年度産駒からアーモンドアイ、ステルヴィオ、ダノンスマッシュと3頭のGIホースを輩出したロードカナロア。キングカメハメハの血を繋ぐ筆頭候補としての地位は健在。そのロードカナロアの後継として2024年春産駒がデビューするのはサートゥルナーリア。初年度600万円だった種付け料が産駒がデビューしていないにも関わらず800万円に引き上げられるように、社台SS側の評価も高く、初年度産駒から注目。
他にも楽しみな存在は多く、パンサラッサの初年度種付け料は300万円。非社台系牧場としては高額の部類に入るだけに、その期待の高さがうかがえます。
【2】ドゥラメンテ(サンデーサイレンス)
※2027年産駒デビュー種牡馬
・タイトルホルダー(Motivator)
2017年から供用開始となったドゥラメンテですが2021年8月に急性大腸炎で早逝。2024年2歳になった世代が最後に。初年度からタイトルホルダー、アイコンテーラー、2年目世代にスターズオンアース、3年目世代にリバティアイランド、ドゥラエレーデ、シャンパンカラー、ドゥレッツァと数多くのGI馬を輩出。言うまでもなく最後の世代となるドゥラメンテ産駒は大きく注目を集めることになります。
後継種牡馬としても有馬記念で引退したタイトルホルダーが控えるものの、産駒の絶対数が少ないだけにドゥラメンテ産駒の牡馬でGIタイトルを取るような馬は種牡馬入り濃厚な存在となりますので、ドゥラメンテ産駒を意識的に多く指名するのも「あり」です。
【3】ルーラーシップ(トニービン)
※2025年産駒デビュー種牡馬
・キセキ(ディープインパクト)
・リオンリオン(クロフネ)
ロードカナロア、ドゥラメンテの陰に隠れ、存在感はすっかり薄くなってしまいましたが、ドゥラメンテの早逝により同じファミリー出身のルーラーシップに再び注目が集まりつつあります。後継としてはキセキ、リオンリオンが出てきましたが、種付け頭数は少なく現段階では途絶えてしまう可能性も否めないだけに、ドゥラメンテが死亡した2022年以降に種付けされた馬の中に、今後化ける可能性を秘める馬も。
その他キングカメハメハ系後継種牡馬一覧
※2026年産駒デビュー種牡馬
・チュウワウィザード(デュランダル)
※2027年産駒デビュー種牡馬
・ジュンライトボルト(スペシャルウィーク)
※産駒デビュー済み種牡馬
・レイデオロ(シンボリクリスエス)
・リオンディーズ(スペシャルウィーク)
・ホッコータルマエ(Cherokee Run)
・ラブリーデイ(ダンスインザダーク)
・ミッキーロケット(Pivotal)
・タイセイレジェンド(メジロマックイーン)
・ヤマカツエース(グラスワンダー)
・トゥザワールド(サンデーサイレンス)
・ミュゼスルタン(フレンチデピュティ)
1つ下のディープインパクトとは違い後継種牡馬に恵まれたキングカメハメハ。先に紹介したロードカナロア、ドゥラメンテ、ルーラーシップが次に繋がる馬を出していますが楽しみな存在は他にも。
その中でも筆頭はレイデオロ。2023年産駒がデビューし、当初は「走らない」と言われましたが、時間の経過と共に楽しみな存在が複数出てきています。クラシック候補として名前が上がるトロヴァトーレなどは今後も注目の一頭。産駒全体的に晩成傾向が見られるだけに、指名後はヤキモキさせられるかもしれませんが、長い目で結果に注視すべき存在です。
また産駒がコンスタントに走るリオンディーズにホッコータルマエ。特にホッコータルマエに関しては、今後ダート路線で大物を出す可能性も秘めています。そしてダート路線で言えば、馬産地で評価が高いチュウワウィザードにも注目したいところです。
■シンボリクリスエス系後継種牡馬
※2024年産駒デビュー種牡馬
・ルヴァンスレーヴ(ネオユニヴァース)
※2025年産駒デビュー種牡馬
・サンライズソア(スペシャルウィーク)
※産駒デビュー済み種牡馬
・ストロングリターン(Smart Strike)
・エピファネイア(スペシャルウィーク)
└エピファネイア後継種牡馬
※2026年産駒デビュー種牡馬
・エフフォーリア(ハーツクライ)
シンボリクリスエスの後継馬の数は少ないですが、エピファネイア、ルヴァンスレーヴと芝、ダート路線における主力後継馬をしっかりと残しました。その中でも筆頭候補となるのはエピファネイア。初年度からデアリングタクトを輩出し、2年目世代ではエフフォーリアを輩出し種付け料は一気にアップ。その後、大幅アップした種付け料に見合わない成績も、2023年は2歳種牡馬ランキングでトップに輝くなど復活傾向。まだまだ現役で稼働するだけに今後も注目の存在。またエピファネイアには後継種牡馬としてさっそくエフフォーリアが登場しています。
■スクリーンヒーロー系後継種牡馬
※産駒デビュー済み種牡馬
・モーリス(カーネギー)
・ゴールドアクター(キョウワアリシバ)
・グァンチャーレ(ディアブロ)
スクリーンヒーローは23年で種牡馬引退。グラスワンダーから続く血は次に引き継がれますが、その筆頭はモーリスです。産駒成績は良好。ピクシーナイト、ジェラルディーナ、ジャックドールと国内GI馬を3頭輩出。またシャトル種牡馬として渡ったオーストラリアでもヒトツ、マズという2頭のGI馬を輩出しています。これに続く明け3歳勢にも楽しみな馬が多く、今後も活躍馬の排出が期待できる存在となります。
■ヘニーヒューズ系後継種牡馬
※2024年産駒デビュー種牡馬
・オーヴァルエース(グラスワンダー)
※2026年産駒デビュー種牡馬
・ワイドファラオ(アグネスタキオン)
※産駒デビュー済み種牡馬
・アジアエクスプレス(Running Stag)
・モーニン(Distorted Humor)
・ヘニーハウンド(Crusader Sword)
へニューヒューズ自身もいまだ健在、ダートを主戦場としながら2023年も種牡馬リーディング11位とコンスタントに走る産駒を輩出しています。また後継種牡馬からアジアエクスプレス、モーニンの産駒が活躍。特にモーニンは産駒が絶好調で種付け料も年々アップ。2021年には80万円だった種付け料が2024年から150万円へアップとなりましたが種付け希望殺到。既に満口状態となっています。また2026年度産駒デビューとなりますが、アジアエクスプレスと同様に芝でも重賞勝ちがあるワイドファラオの産駒も今から楽しみ。ダートで堅実に稼ぐ馬をお探しならば、このヘニーヒューズ系は見逃し厳禁となります。
■サクラバクシンオー系後継種牡馬
※産駒デビュー済み種牡馬
・ビッグアーサー(Kingmambo)
産駒に恵まれず明確な後継候補不在となっていたサクラバクシンオー。しかし最後に残るビッグアーサーが大活躍。重賞勝ち馬こそトウシンマカオ、ブトンドールの2頭のみですが、産駒の評判は高く、2024年から種付け料も300万円に倍増。今後は繁殖相手にも恵まれることになるはずです。今後も短距離路線で活躍馬を輩出するのは間違いなく、産駒がスプリントGIでも取れば、後継馬不足のサクラバクシンオーだけに将来の種牡馬入りの可能性も高まります。
■アドマイヤムーン系後継種牡馬
※2024年産駒デビュー種牡馬
・ストーミーシー(ゼンノエルシド)
※2025年産駒デビュー種牡馬
・セイウンコウセイ(Capote)
※産駒デビュー済み種牡馬
・ファインニードル(Mark of Esteem)
・ハクサンムーン(サクラバクシンオー)
エンドスウィープから繋がる貴重な存在となるアドマイヤムーン。自身はジャパンCや宝塚記念など中距離を中心に活躍しましたが、その産駒は極端で短距離やマイルに偏っている状況です。そんな中から最有力後継馬として出てきたのがファインニードル。22年デビュー世代が初年度産駒となり、いまだ重賞勝ち馬は輩出していませんが、短距離路線での勝ち上がり率も高く、今後に期待したい存在となります。
■フランケル系後継種牡馬
※2024年産駒デビュー種牡馬
・モズアスコット(ヘネシー)
※2025年産駒デビュー種牡馬
・アスクピーターパン(フジキセキ)
・タニノフランケル(タニノギムレット)
※2027年産駒デビュー種牡馬
・グレナディアガーズ(Harlington)
フランケルはGalileoの最高傑作にして最良後継馬です。イギリスやアイルランドではリーディングサイアーに輝き、その影響を受け、日本にも数多くの産駒が輸入されています。そんな中で日本国内におけるフランケルの後継種牡馬筆頭候補となるのはモズアスコットです。芝とダートでGI勝ちの実績、そしてスピード能力も高い。産駒の評判も上々で2024年度デビューする新種牡馬の中でも注目の産駒となります。また、デビューは先になりますが、社台SS入りとなるグレナディアガーズ。モズアスコット以上にレベルの高い繁殖相手に恵まれる可能性は高く、こちらも産駒デビューが楽しみな存在となります。
以上が父内国産馬を中心とした後継種牡馬の「系統別」。
かなりの種牡馬を紹介しましたが、それでも2023年12月時点で種牡馬登録していた馬の3分の1強に過ぎません。その中でも血の継承という観点で考えれば、明確な後継馬不在のディープインパクト系は、その血を繋ぐためにも、「孫世代」の台頭が喫緊の課題。
キズナ産駒からはソングラインが結果を残しましたが、牡馬で結果を残しているのはディープボンドがその筆頭。キズナの後継不在ということで種牡馬入りする可能性は高いでしょう。
一方、明るい材料はリアルスティール。その産駒であるフォーエバーヤングが無敗で全日本2歳優駿を制しました。早くも種牡馬入りが期待される存在となりますが、このリアルスティール産駒は芝・ダートでコンスタントに走る馬を出してきています。
そしてディープインパクトの後継筆頭候補となるのは2025年度に産駒がデビューするコントレイルとなりますが、このコントレイル産駒のデビューに先んじて他のディープインパクト系種牡馬を狙うのも有力な一手。なぜなら後継不在でGIを勝てば即種牡馬入りが見えてくるからです。
また、今回紹介出来なかった輸入種牡馬や父外国産種牡馬の中にも見逃し厳禁の存在は多数。例えば社台スタリオンステーション。ここで紹介出来なかっただけで11頭存在します。
・サトノクラウン(Marju産駒)
・シスキン(First Defence産駒)
・シュネルマイスター(Kingman産駒)
・ドレフォン(Gio Ponti産駒)
・ナダル(Blame産駒)
・ニューイヤーズデイ(Street Cry産駒)
・ハービンジャー(Dansili産駒)
・ブリックスアンドモルタル(Giant's Causeway産駒)
・ポエティックフレア(Dawn Approach産駒)
・ホットロッドチャーリー(Oxbow産駒)
・マインドユアビスケッツ(Posse産駒)
他にも海外から導入された種牡馬が多数存在し、まさに「種牡馬戦国時代」と呼ぶに相応しい状況が作られる現在。産駒が走らなければ、すぐに淘汰されてしまうように入れ替わり激しい状況ですが、それはある意味で「種牡馬入りする馬を指名しやすい状況」とも言えます。
超リアル馬主体験が可能となるMETA POGは実際の馬主同様に種牡馬入りする馬を指名することで現役時代以上のスコア獲得が可能です。その種牡馬入りするような馬を指名して頂く為にも、この永久保存版【後継種牡馬大辞典】を配信させて頂いた次第です。
間もなく指名馬のライセンスキューブ(LQ)への格納が始まり、超リアル馬主体験がスタートとなります。
「即戦力」を求め現役馬中心の指名にするのか、「将来のイクイノックス」のような馬を求め可能性を秘めた新馬中心の指名にするのか。それぞれ戦略はあるかと存じますが、間もなく始まる指名馬のLQへの格納を前に、ご自身の指名の方向性だけはしっかりと固めた上で挑んで頂きたいと思います。