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ひとりぼっちの葉っぱ

からだを震わせると
微かな音が鳴った

地面に敷きつめられた
落葉のどこかに
家族や友だちがいるのかもしれないが
齧られた跡のある彼女も
変色した彼も
皆一緒くたになっていた

かつての知り合いは
もう
土に溶けだす準備を始めている

からだをよじらせたり
枝にこすりつけたりしてみたけれど
寂しさが
より一層はりついてくるだけで
はがそうと思っても
簡単には はがれない

しずかな晩に
今日と明日の間を
風が通って

大丈夫
いつかきみも連れていくからと
風がそっと囁いて
からだが
ほんの少し 浮いた気がした

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