恋路短し度し難し

世間はバレンタイン
恋に塗れたチョコレートが悔しくも甘い
そんな季節ですね。

しかし恋愛ってのは、いつの時代も難しいもんで
駆け引きってのも、僕には少し早かったかなあなんて毎度思うわけです。
そんなことを思うのも 年の瀬に振られたおかげ

まず、僕なんてのはそもそも恋人なんか作ってはダメな人間であると今までの経験で分かっていることでございます。
相手から交際を申し込まれ、こんな僕で宜しければお願いします なんて言ったって、いつも最後は振られる側
しかも殆どが交際一年未満。
一度だってこちらから振ったことなんかございません。

そうなる理由はきっとこう

出会った頃の第一印象と比べたら180度は違うほど
アホで間抜けでわがままで飽き性
休みの日には少しの電話が欲しい
メッセージもちゃんと既読ぐらいはつけて頂かないと いや 既読をつけたなら何かしらは返して頂かないと!

とまあ、そんな性格なのでございます。
ああ面倒くさい こんな人間、絶対に恋人を作ってはいけないに決まっています。

普段の僕の振る舞いはといえば
言葉遣いや話す内容を出来るだけ平均的なものにし、魅力的な人間になろうと見た目を気遣い、笑顔の練習に励み大好きなあの人に少しでもよく見られようと 気に入られようと日々努力の塊のように過ごしているわけです。

しかし、その日々の努力は二人きりになった途端崩れ落ちます
隣にいるその人がそこに居る事実を受け止められず、その時の記憶はすっぽり抜け落ち
笑顔もろくに作れず 会話は弾まず。
あんなに気を付けた見た目だって情けなく思えてしまう。
こんな自分を見たら引かれてしまうだろうなと悲観する毎日  もっと自分が器用なら…
ああ、なんと不甲斐ない

しかし分かっちゃいるのに恋なんてのはそう簡単には諦められないものでございます。
気になる人を見つけては、少しづつ距離を詰め 話を引き出してみると恋人持ちやら恋愛対象外やらで惨敗。悲しい

ああ、恋路は短し度し難し。
こんな僕でも、いつか幸せになってみたいもんでございます。

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